2016/10/07
「セダン」は最も古くからある車の形状で、「椅子籠」の意味を持つ「セダンチェア(sedan chair)」が由来とされています。 形状は、エンジンルーム、乗車空間、トランクルームが3部で構成されているのが特徴です。 2ドアの「セダン」もありますが、ドアは4枚あることが一般的です。 3つの箱形部位で成り立っていることから「3BOX」といった分類をされることもあるそうですが、この名称は少しマイナーなようです。 車内は天井があまり高くないものの、縦・横には適度なゆとりがあり、足を伸ばしても大人4人が乗っても窮屈さを感じないのが特徴です。 「セダン」は乗り心地や安全性を優先して作られているデザインなので、長距離のドライブにも最適とされています。
最近では「ミニバン」などのタクシーが増えていますが、タクシーの定番といえば「セダン」というイメージがまだまだ根強いです。 タクシーによく「セダン」が使用されているのは、各スペースが独立しているため静粛性や安全性がとても高いことが理由となっています。 とはいえ、車内の天井が高くないので、ご年配の方の乗り降りが大変ということが問題となっています。 国内のタクシーの大半は日産自動車とトヨタ自動車が生産していますが、高齢化社会を迎え日産自動車は2014年の秋にセダン型タクシー専用車の生産を終了しました。 2020年には東京オリンピックを控えており、体の大きな外国人の乗り降りのしやすさも考慮して新しい形のタクシーを製造する予定があるようです。
一般的な国産パトカーはトヨタのクラウンや日産のスカイライン、スバルのレガシィB4などで、中型から大型の「セダン」が主流となっています。 覆面パトカーにも「セダン」タイプが多いとか。 ベーシックな車ということで、教習車にも「セダン」が多いです。 初めて運転した車は「セダン」という人が多いのではないでしょうか。 それくらい「セダン」は車の基本の形となっているのです。
「セダン」の代表的な車種といえば、レクサス(トヨタ)、クラウン(トヨタ)、フーガ(日産)、レジェンド(ホンダ)などで、各社の高級車に多いです。 「セダン」は完全に独立したトランクルームを持っており、他人に見せたくないものや汚れたものを隔離することができるのと、フォーマルな場所へも何の気兼ねなく乗りつけることができるという特徴も持っているので、高級車に多いのかもしれません。 ロールスロイスのファントムやリンカーンのリムジン、メルセデスベンツのSクラスなどの高級車も「セダン」です。
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