2015/03/06
自動車は、スピードに応じてギアを変更することによりスムーズに走行することが出来ます。 これをギアチェンジと言いますが、この操作を自動的に行うものが「AT車(オートマチック車)」であり、一方でドライバーによって手動で行うものが「MT車(マニュアル車)」と呼んでいます。 それでは今回は、このAT車とMT車のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。
まず、AT車のメリットについて考えてみましょう。AT車では、ギアを変速するためのシフトアップ・ダウンの操作が必要ありません。そのため、ギア間の移動をつなぐクラッチも電磁で処理しているので、エンジンストップが発生する心配はありません。 また、アクセルを踏まなくても少し車が進むクリープ現象という機能により、坂道発進等においても後退しづらい仕様になっています。 このような操作の単純性によって周りの状況に注意を払いやすくなりますので、結果的に運転に集中することが出来ます。 一方で、AT車のデメリットはどのようなものがあるでしょうか。 まず、クリープ現象によって自然に車が動くことは、場合によっては不慮の事故を起こす場合があります。 次に、自動変速のため微細なコントロール調整が出来ないため、ドライバーにとっては不満に感じる人もいるでしょう。また燃費の調整がしにくい、2速発進が出来ない(MT車で詳細説明)こともデメリットに挙げられています。
次に、MT車のメリットについて挙げてみましょう。 MT車は、走行状況やエンジンの回転数に合わせてギアを自由調整できることから、燃費の向上性が高まりやすいと言われています。 また、アクセルとクラッチのコントロールが思い通りに出来ることから、直感的にドライブすることが出来るとして依然として人気のあるタイプとなっています。 そして、よく燃費の調整や細かいドライビングコントロールができるとしています。その理由は通常1速で発進する車ですが、これをあえて2速で発進することで回転数を抑えて燃費向上、そして雪道での急発進によるスリップ防止に利用されることがあります。 次に、MT車のデメリットについても挙げてみました。 ギアとギアをつなぐ変速が自動でないため、クラッチというものが存在します。これの操作を誤ると、低速走行時は安全防止なども考慮してエンジンが自動停止する仕組みとなっています。 初心者の方はよくこのエンジンストップを嫌う傾向にあり、MT車離れが発生して自動車教習所などでもAT車限定という免許も発行されるようになりました。
今回は、AT車とMT車のメリットとデメリットについてご紹介しました。 しかし最近の車は、車種にもよりますがほぼ全てAT車仕様となっています。筆者もおよそ10年前に初めての中古車探し憧れていたMT車を探したのですが、ほぼゼロでした。 最近では、CVT車と呼ばれるAT車をベースに変速ショック等が改善された仕様も登場しており、自動車はニーズに合わせて進化していることが感じられます。
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