2016/09/20
「悪いドライビングポジション」としてよくあるパターンは2つあり、1つ目はシートを過剰に前方に出して、ハンドルに張り付くように運転しているパターンです。 この運転方法ではハンドルやアクセル・ブレーキの操作に支障をきたす可能性があり、また前方に意識が行き過ぎてミラーからの情報を見逃してしまいがちです。 2つ目は逆に、シートを過剰に後方に出しすぎて、シートに浅く腰掛けており、ハンドルを掴む腕が伸びきってしまっているパターンです。この場合もハンドルをスムーズに操作できず、ハンドルを回すために背中から腰がシートから離れた状態になってしまうことがありますし、ブレーキを踏む際もあまり踏ん張りが効かない可能性があり、危険です。 また、安全運転の観点以外の面でも、無理のある姿勢をとり続けることで、肩こりや腰痛などの原因となることもあります。
まず初めに、シートに深く腰掛けましょう。 腰とシートに隙間があると、急ブレーキの際に身体が後方にズレてブレーキを強く踏むことができなくなるので注意しましょう。 次に、ブレーキペダルをベタ踏みした時に、軽く膝が曲がる程度の位置まで、シートの前後位置を調整してください。 足が伸びきった状態になるようであれば、急ブレーキをする時にちゃんと踏み込めません。 フットレストがある場合は、左足はフットレストに置いた状態で姿勢を確認しましょう。 その後、肩がシートについた状態でハンドルの上部を握ってみましょう。その際に肘が少し曲がっている状態が理想ですので、その状態に自然になれるようにシートの背もたれの倒し具合を調整します。 車種によってはハンドルの位置調整(チルトステアリング)や、シートの高さの調整(ハイトアジャスター)などができます。対応車種であれば利用して、ベストなドライビングポジションを探りましょう。 最後に、ヘッドレストの高さを調整しましょう。 ヘッドレストは交通事故の際に、むち打ち症を軽減するための重要な装備です。 安全のため、ヘッドレストも適切な高さにしておく必要があります。 耳の高さにヘッドレストの中央がくるようにヘッドレストを調整してください。
適切なドライビングポジションを取れるようになったら、次はミラーの調整をしましょう。 ルームミラーは、リアウインドウ全体が映るようにしてください。 ドアミラーは左右の端に自分の車のボディーが1/4程度映り込むよう左右位置を調整して、地面が半分程度映るように上下位置を調整します。 適切なミラー位置に調整できれば、車庫入れで白線と自分の車の位置関係がわかりやすくなり、走行中も死角を減らすことができます。 また、ルームミラー・ドアミラー共に正しい位置に調整しても、ミラーからの情報だけに頼るのではなく、目視での確認やバックモニターでの確認も合わせて行うことで、より安全に運転することができます。 なお、ミラーを電動で調整する車種でも手動で無理やりミラーを動かす人もいるそうですが、故障の原因ともなりますのでやめておきましょう。
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