2017/08/08
もうすぐお盆のシーズンが到来しますね。 お盆の長期休暇を利用して帰郷したり、旅行に出かけたりする人が増えることでしょう。 そういった目的に使われる経路として、高速道路が真っ先に挙げられますが、高速道路で目的地となるインターチェンジを通り過ぎてしまった経験はないでしょうか? 高速バスの運転手や長距離トラックの運転手などの高速道路に慣れているドライバーはともかく、一般のドライバーは普段から頻繁には高速道路を利用しません。 そのためジャンクションの分岐間違いや、降りる予定のインターチェンジを通り過ぎてしまうなどは、あまり珍しくないトラブルです。 中には元々予定していた道に戻るため、高速道路を逆走してしまう人もいるようですが、これは非常に危険な行為であり、交通違反です。
では、進路を間違えてしまった場合、どうすれば良いでしょうか。 実は高速道路では、こういった進路を間違えてしまったドライバーのために、緊急措置として「特別転回」を認めています。 「特別転回」とは、インターチェンジを通り過ぎてしまった際に、更に先の料金所においてその旨を伝えることで、一度ゲートから出て逆方面へのゲートに再入場することです。 「特別転回」を利用した場合、支払う料金は「転回する前の進入インターチェンジから、元々降りる予定だったインターチェンジまでの料金」となります。 通り過ぎてしまった分は料金に加算されませんので、走行した分の燃料や時間こそ無駄にはなりますが、料金については元々支払う予定の金額だけで済むため、いざというときのために、「特別転回」は覚えておいた方が良いでしょう。
「特別転回」の手順について、説明します。 1.通り過ぎてしまったインターチェンジの先にあるインターチェンジに行く 通り過ぎたことに気付いたら、一番近くのインターチェンジまで走ってください。 2.「一般ゲート」へ移動 「特別転回」を利用するには、係員のいる「一般ゲート」にいく必要があります。 ETCを利用している場合、ETCカードを抜いて、係員に渡す準備をしておきましょう。 もし「ETC専用ゲート」に行ってしまった場合、特別転回を利用できなくなりますので、通り過ぎた分の料金の差額や、降りたインターチェンジから元々降りる予定だったインターチェンジまで戻るための料金は返ってこないことになりますので、注意してください。 3.特別転回承認を得る 一般ゲートの係員に降りる予定だったインターチェンジを通り過ぎてしまった旨を伝え、通行券(ETC利用の場合はETCカード)を係員に渡し、「特別転回承認」の印を押してもらいます。 特別転回承認を得た通行券は後に反対車線の入り口で必要になるため、しっかりと保管しておきましょう。 4.反対車線へ向かう 反対車線へ向かうための道のりはインターチェンジによって構造が異なるため、係員の指示に従いましょう。 ゲートを出てすぐに反対車線の入り口にUターンできる所もあれば、一旦一般道に出てUターンをして反対車線の入り口まで戻ってくる所などもあります。 5.反対車線の入り口にある「一般ゲート」で受け取った通行券を提示 特別転回承認を得た通行券を、反対車線入り口の一般ゲートにいる係員に提示して入場してください。 6.元々降りる予定だったインターチェンジに行く 係員の指示に従い、高速道路に再入場したら、元々降りる予定だったインターチェンジに向かいます。 また、ETC利用の場合は、忘れないようETCカードを予め車載器に挿入しておきましょう。 ▼注意点▼ ※一般ゲートが存在しないインターチェンジなどでは特別転回を利用できません ※転回後、元々降りる予定だったインターチェンジ以外で降りた場合、通常の料金(通り過ぎた分なども含む全ての料金)を請求されます
SSL暗号化通信
当サイトではプライバシー保護のため、「SSL暗号化通信」を実現しています。お客様の情報が一般に公開されることは一切ございませんので、ご安心ください。
✕
メーカーを選択してください必須
国産車
輸入車
車種を選択してください必須
年式を選択してください
走行距離を選択してください