2014/12/09
最近、トヨタやホンダなど国内メーカーが発表する電気自動車。 「本当にお得なの?」と疑問に思った事はありませんか?疑問を持って当然だと思います。なぜならば同じ重量や大きさ、排気量の自動車と比較すると車台価格が割高ですよね。 それでは、実際のところ電気自動車はガソリン車よりお得なのでしょうか? 今回は日産リーフを例にして比較したいと思います。
日産リーフの車台価格は350万円程度で、費用がほぼ同水準の日産セレナだと280万円程度です。車台価格でいくと日産リーフは70万円ほど高くなっています。日産リーフは0ccですが、重量税や自動車取得税は日産セレナと同額ですので、車検の時にかかるコスト(税金)など費用面においてはほぼ同額となります。 ●日産リーフ 税金や保険料など 概算260,000円 ●日産セレナ 税金や保険料など 概算260,000円 しかし、大きな差が生まれるのが補助金制度です。
国の補助金は78万円で、都道府県や市町村によっては、プラスで補助金を出すエリアもあります。 もともと日産リーフと日産セレナの車台価格の差は70万円ほどなので国の補助金を支給されると、どちらも同じ価格で購入できます。 且つ、日産リーフはエコカー減税として下記の費用が減額されます。 [自動車税・自動車重量税・自動車取得税] 小計約210,000円ほどの減税となります!
電気自動車は燃料代がほとんどかからない! 日産リーフは月間数千円ほどの電気(燃料)代がかかると言われていますので、月間5,000円としましょう。日産セレナは月間20,000円位のガソリン代がかかるとしましょう。 年間で換算すると日産リーフが60,000円、日産セレナが240,000円の燃料費がかかる事になります。 日産リーフ:5,000円×12ヶ月=(年間)60,000円 日産セレナ:20,000円×12ヶ月=(年間)240,000円 燃料代だけを見ても年間でこれだけの差が出ます。
その他の費用も当然ありますが、今回はこの辺にして、仮に5年間乗り続けるとどのくらいの差が生まれるのでしょうか? 日産リーフの場合、 車台代金 350万円 補助金 -78万円 減税額 -21万円 燃料費 30万円(5,000円×60ヵ月) 合計 281万円 日産セレナの場合 車台代金 280万円 補助金 なし 減税額 なし 燃料費 120万円(20,000円×60ヵ月) 合計 400万円 その差なんと119万円!(5年間) そのほかにも車検代やオイル交換など、修理や整備にかかる費用は大きい為、 今回計算した結果より差が大きくなる可能性が高い様に感じます。 これからはエコの時代。 国内メーカーが電気自動車を次々と発表されている中、将来的には日本中は走る自動車が電気自動車になる日もそう遠くないのかもしれません。
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