「ジャパンキャンピングカーショー2016」
2月11日に開幕した「ジャパンキャンピングカーショー2016」では、幕張メッセ(千葉県)にて国内外から146社が集結し、およそ300台のキャンピングカーが出展されています。来場者の中には家族連れも多く、7万人の来場者を見込んでいます。親だけでなく、幼い子供がキャンピングカーを欲しがる様子も見られます。「ジャパンキャンピングカーショー2016」では、その場でキャンピングカーの購入ができ、人気のものは2月11日の初日だけで10台以上も成約されています。
今年は中型サイズが人気

ここ数年、軽自動車をベースとした「軽キャンパー」が人気を博していました。ですが、今年2016年は中型サイズのキャンピングカーが人気となっているそうで、「ジャパンキャンピングカー2016」でも中型サイズのキャンピングカーの出展が目立っています。車内のスペースを広げて3~4人が快適に寝ることができるのが、中型サイズ。ファミリー層に人気であることが伺えます。シンクと電子レンジを完備しても、中型サイズであれば車内はゆったりするのに充分です。
「車中泊」用にキャンピングカー
今年の「ジャパンキャンピングカーショー2016」の会場でよく見かけるのが、「車中泊」という文字です。元々キャンピングカーの大きな特徴は、普通乗用車と異なり「車中泊ができる」ということ。キャンピングカーという名前だけあってキャンプをするための車というイメージが浮かぶかもしれませんが、近年ではキャンピングカーを使って普通に旅行へ行くという傾向も高まっています。「ジャパンキャンピングカーショー2016」では車中泊装備を充実させた車以外にも、自動車メーカーとアウトドアメーカーのような他業界との連携の多いことも特徴です。
普段使いできるものも

一家で普通乗用車とキャンピングカーの二台を購入するのは経済的に厳しいといった声も多数あります。そのような方には、普段でも使えるような形のキャンピングカーが人気です。「ジャパンキャンピングカーショー2016」で注目を集めたのは、日産系列の会社が展示した中型の「セレナ」をベースにしたキャンピングカー。専用のシートを敷くと大人2人が寝られるスペースを確保することができます。改造部分を減らすことで価格を抑え、日常生活でも充分使える仕様になっています。大きなキャンピングカーであれば風の抵抗を受けやすいといった運転時のデメリットもありますが、普段使いできるものであれば通常の運転に慣れていれば運転もそこまで難しく感じることもありません。普段使いできるキャンピングカーも、今後人気が高まっていきそうです。