解体屋で廃車証明は出せませんが、解体証明書は発行できます。その解体証明書を持って 管轄の県税事務所へ提出すれば、自動車税が止められます。この時、地域により電子マニフェストの画面コピーが求められる場合がありますので、それも同時に 解体屋からもらっておきましょう。手順ですが、1.解体屋にて車両を解体してもらい、電子マニフェストにて解体日が出たら解体証明書を発行してもらう。 2.解体証明書と車検証のコピー、場合によっては電子マニフェストのコピーを県税事務所に提出。理由が聞かれる場合があるので、所有会社が倒産の旨を伝え る。受領されれば、次年度以降の税金は来ない。以上の手順になります。但し、この方法にはデメリットもあり、1.車検残がある場合、重量税の還付が受けら れない。また、自賠責保険の解約が出来ない為、返戻金も受け取れない。車検が残ってなければ関係ない。2.通常の抹消が行われていれば自動車税は月割で戻 りますが、この場合、抹消がなされていないので自動車税も返ってこない。となります。場合によっては、1万円を超える金額が返ってくることもありますの で、一度その解体屋さんに相談してみてください。正規の手続きが面倒であれば、上記の方法で問題なく手続き完了です。電子マニフェストにて解体日が出てか ら、国の定める保有期間5年が経過すると、自動的に職権抹消となります。