タイミングベルトが切れたら即廃車と聞いたんですが、本当ですか?だとしたらどうしてですか?

おそらくそれは、ピストンとバルブが当たってしまう場合(バルブクラッシュ)のことで す。以下長文です。エンジン内部には「ピストン」と「バルブ」という重要な可動部品があります。この二つが交互に動くことによってエンジン内部でガソリン が燃やされ、排気ガスを排出し回転運動が生まれているわけです。この二つはタイミングベルトを介し同じ動力で動いており、これらの部品が然るべきタイミン グで動き、また同時に動かないよう設計されています。基本的にカムが開く(作動)時にはピストンが下がり、カムが閉じるときにピストンが上昇します。ちな みに、「タイミングベルト」という名前もここから来ています。しかしそのタイミングベルトが切れてしまうと、それらのタイミングが崩れメチャクチャな動き をすることがあります。当然エンジンは止まりますが、止まるまでの余力で切れたベルトが隙間に絡みバルブを開けたまま固定してしまったり、ピストン上昇時 にカムを動かしてしまいこの二つが衝突、そうなると他の部分にまで損傷を与え、結果エンジンにとって深刻なダメージとなります。そうなると一般的に修理代 が高額になるので、廃車にするケースが多いということでしょう。なお、運がよければ二つが当たらずにベルト交換だけで済むケースもありますし、エンジンの 機種によってはピストンに「逃げ」と呼ばれるV字の切り込みがあって、万が一同時に動いてもぶつからないような設計がとられている場合もありますので、 「ベルト切れ=バルブクラッシュ」とは一概に言えません。

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出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1230576317

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