もしかしたら「焼きつく」という表現が正しくないのでしょうね。焼き付いて完全にロッ クすれば、セルでエンジンは絶対に動きませんしね。私ならその場合、エンジンの基本点検をします。レベルゲージを引き抜いてみて、エンジンオイルが極端に 汚れていたり減っていれば、「もしかしたら焼きつく寸前かもしれない」と判断しますし、そうでなければ「ほかの原因だから、別の修理やさんに見てもらお う」と判断します。やはり、エンジンオイルは最低でも5000キロごとに交換するべきですね。ちなみに、クランクシャフトは焼きつくというより、アルミ合 金のメタル(軸受け)が磨り減って、カンカン音が鳴ります。焼きつくのは、ピストンの方です。メタルのカンカン音や焼きつきの修理は、どの修理やさんも嫌 がりますし、完全に治すには費用も思いのほかかかります。その場合はやはり、中古のエンジンに乗せ換えるのが、一般的です。