ハイブリッドカーは電気自動車に至るまでの繋ぎの技術に過ぎません。HVを量産、販売 することに意味があり、これにより電池やモーターの性能向上や量産化による価格の下落が劇的におこります。また、市場に出なければ判らない不具合や整備状 況などのメンテナンスや耐久性もテストしています。つまりは、メーカーがユーザーを巻き込んだ市場実験をやっているのです。未来の技術に対して多少の費用 を各ユーザーが負担するかどうかという話。ナビも最初の頃は役に立たないカセットテープで50万も60万もしたのです。ところが今は5万円程度で付けられ てほとんどの車に普及しています。HVの選択肢が増えることによって、自動車メーカー間で価格競争がおきて値段が下がる、Pana、NEC、ユアサなどの 電池メーカーが研究開発でしのぎを削っています。HV市場を征したメーカーが、EV市場を制覇すると言われていますので、EUメーカーや米デトロイト3が 慌てて手を組んでHVの量産化に着手しています。ここで敗退したメーカーは消えます。