非常にまずいですね。今すぐ相手の住所に内容証 明を送り、名義変更手続きを督促してください。送った内容は何かあったときのために必ず保存しておいてください。あと、市役所の軽自動車税担当に連絡し て、納税証明書の第三者宛発行を止めてもらってください。こうすることで、買い主は継続車検に必要な納税証明書を発行してもらえなくなります。ただ、売買 時に証明書を引き渡しているのであれば、半年後の車検はそれを使って受けられてしまいます。そうなると、買った相手は2年間合法的に乗り続けることが出来 てしまいます。あなたが一方的に「廃車手続きします」と言っても、車両現物もナンバーも無ければ抹消登録は出来ませんので、名義変更するか、車を見つけ出 してナンバーを回収しない限り、車はあなた名義で登録されたままになり軽自動車税の納税義務も負い続けます。見ず知らずの他人名義の車って、悪いことする のにはうってつけ、その筋御用達の道具です。闇市場で更に転売されて、いろいろな悪事に使われるかも知れません。駐車違反を繰り返したり、オービス光らせ て出頭無視なんてのは可愛いもので、ひったくり、強盗、覚醒剤密売なんてこともあり得ます。今の段階で警察に相談しても、民事不介入ということで動いてく れませんが、あなたの車が犯罪に巻き込まれたときのため、売買の経緯、相手の身元に関する資料、内容証明の控は必ず保存しておいてください。最悪なのは、 車検切れ保険切れで車を乗り回される事です。車の居所がわからないまま自賠責切れで車を乗り回されて人身事故を起こされ、運転者が不明とか資力なしだと、 所有者のあなたが賠償しないといけなくなります。それを防ぐため、名義変更が完了するまであなたが自賠責を掛け続けないといけない、といった事態も考えら れます。私がこのような取引をやるならば、保証金を預り、相手の免許証コピーを取り付け厳重に身元を確認します。それがイヤだと言うのであれば抹消渡しで す。