ボ ルボもボディ剛性が高いですが、国産ではスバル車がそれに近いです。最近でこそ衝突安全基準の影響で、どのメーカーも高張力鋼を主要な部位に使用するよう になってきていますが、ボルボとズバルに於いては、かなり昔から高強度材料を使用して、衝突安全に対してすぐれた性能を持っていましたよ。高張力鋼も何段 階もの強度があり、当たり前ですが強度の高い材料ほど加工性が悪い分高コストになってしまいますが、それでも横方向の衝突や転倒時に室内の変形を抑えて乗 員を保護するためにあえて使っていました。今のスバル車には最高強度の高張力鋼が、キャビン回りのフレームの重要部位に沢山使われています。スバルは富士 重工業の一部で、昔は航空機メーカーだったので軽量で高強度設計の高い技術を持っていましたから、車重を重くすることなく高いボディ剛性の車に仕上げるこ とが出来るのです。また、昔から採用されている水平対向エンジンも、全面衝突・オフセット衝突時に衝撃吸収しながら車が変形する時に、エンジンがキャビン (運転室)の下にもぐって、衝撃力を緩和する様に大いに役立っています。私の過去の回答にもスバル車の衝突時のボディ剛性の高さを示した事例を載せている ので参考にどうぞ。