2016/04/28
人の目は明るい色のものにさらに明るい色を重ねると、そのものの形が認識できなくなります。運転中でなくてもこのような現象が起こったことがある人は多々いるのではないでしょうか。この現象を「ホワイトホール現象」といいます。運転中、この「ホワイトホール現象」に気をつけなければいけないのは、トンネルなどの暗い場所から抜けた際に、前方を走っている白やシルバーといった明るい色の車が太陽の光にさらされ車の形が見えなくなってしまうからです。さらに、この「ホワイトホール現象」は、目に疲労がある際に起こりやすくなります。自分が気をつけるだけでなく、後続車にも同じ現象が起こりうることを考慮し、テールランプを長めに点灯させるなど追突される危険を減らすことも大切です。
「ホワイトホール現象」の逆といえる「ブラックホール現象」。暗い色のものにさらに暗い色を重ねることで、そのものの形が認識できなくなる現象で、「ブラックフレーム現象」ともいいます。この「ブラックホール現象」は、明るい場所からトンネルなどの暗い場所に入る際に、前方を走っている黒系の車が周りの暗さと同化し車の形が見えなくなってしまうというものです。「ブラックホール現象」が起こる原因としては、 ①目が明暗の順応に遅れる ②排気ガスや砂塵による光の屈折 ③目の疲れ といったことがあげられます。これらは「順応の遅れ現象」とも呼ばれ、明るい視野に順応している人の目が急に暗い視野へ順応するには、ある程度時間を必要とするため、瞬時に対処することが難しいといえます。ということは、「ブラックホール現象」への対処法はないのかと思いがちですが、そんなことはありません。目が疲れないようにこまめに休憩をとったり、早めのライト点灯などで対処することができます。
「視覚吸引作用」とは、興味を惹かれたものや関心のあるものに視線が集中してしまい、「危ない」「ぶつかる」と認識していても対象物にどんどん近づいていくことをいいます。運転中は一点に釘付けになると、どうしてもそこに近づいてしまいます。そうならないためにも、運転中は常に意識して周りに目を配るようにしましょう。信じがたいことですが、障害物が何もないところにポツンと立っている看板に、ガンガン車がぶつかるということが頻繁に起こっているのです。周りに何もない時こそ、周囲に目を配り視線を一点に集中させすぎないことが大切です。
SSL暗号化通信
当サイトではプライバシー保護のため、「SSL暗号化通信」を実現しています。お客様の情報が一般に公開されることは一切ございませんので、ご安心ください。
✕
メーカーを選択してください必須
国産車
輸入車
車種を選択してください必須
年式を選択してください
走行距離を選択してください