2017/09/04
今年も9月に入りましたが、大学生などは長い夏休みを利用して、普通免許取得のために教習所に通っている人も多いでしょう。 免許を取得した後は当然教習車ではなく自分の家のクルマに乗る事になりますが、教習車とは車両のサイズが違い、その感覚の差に戸惑う初心者ドライバーは少なくありません。 ここでは、その車両感覚を掴むための練習法を紹介していきます。
一番感覚を掴むのが簡単なのは、運転席がある右側ですよね。 車両の右端は自分の座っている位置から近いため、難しい事を考えずとも、右側の感覚は自然と掴めることでしょう。 ただし、車両右側でもタイヤの場所については感覚と実際の位置にズレがある場合も。 白線とクルマを平行に並べて右側のタイヤに白線を踏ませた時に、アクセルペダルの位置は白線の左側・真上・右側どこに来ると思いますか? 実はアクセルペダルは白線の真上のあたりにあります(=右タイヤ・アクセルペダルの左右位置はほぼおなじ)。 慣れている人にとっては当たり前の感覚かも知れませんが、慣れないうちはタイヤはアクセルペダル(自分の右足)よりも少し外側にあると思っている人も多いでしょう。 タイヤは意外と内側に入っており、ドライバーが車両右側を基準として走行している場合、適正位置を走っているつもりでも、思ったよりもセンターラインに寄ってしまっている場合があります。 感覚を掴むための練習方法としては、空いている駐車場などを利用して白線に右側のタイヤを乗せるという方法があります。 また、運転席に座った状態でフロントガラスからタイヤを乗せた白線を確認できるようにしましょう。 そうすることで白線(タイヤの位置)が、運転席に座っている時にどこを通るかを確認することができます。 他の場所の感覚を掴む際にも、白線を利用した練習方法は有効です。(白線を乗せる場所を変えるだけです)
道路を走っていて、先行車が中心からズレたまま走っているのを見たことはありませんか? 車両の中心の感覚がわかっていないままだと、左右どちらかに寄った状態で走ってしまう可能性があります。 一般的な乗用車では運転席は車両の右側に位置しており、中心に座ることはまずありません。 そのため、車両の中心の感覚がうまく掴めていない人は少なくありません。 教習車のようなセダンタイプと、小型の軽自動車や、逆に大型のSUVやミニバンとでは車幅が異なるため、中心を走っているつもりでも、乗り換えたら中心を走れていないという事はあります。 車両の中心を把握するためには、右側の時と同様に白線を利用しましょう。 今度は車両の中心に白線を通すようにクルマを停めます。 ズレてしまっているようであれば修正をして、無事車両の中心に白線を通すことができたら、運転席に座って白線がどのように伸びているかを確認します。 中心の目印とできる場所は、車種によって細かく異なりますが、ボンネット、ワイパーのアーム、デフロスターの吹き出し口、インパネのスイッチ類など、白線の延長上に何があるかを確認し、そこで感覚を掴むと良いでしょう。
運転席から最も離れている車両の左側の感覚は掴むのが難しく、慣れていないドライバーは、路肩に幅寄せする時や、狭い駐車場での駐車の時や、狭い道路での左折の時など、様々なケースで車体(ボディ側面やホイールなど)を擦ってしまう可能性があります。 左側の感覚を掴むのも、右側や中心の時と同じく、白線を利用します。 これまで同様に車両と白線を平行にし、左側のタイヤに白線を踏ませ、白線の延長上に何があるかを確認します。 この時の白線の位置は、自分で思っていたよりも車両の中心に寄っているのではないでしょうか。
これまでに紹介した方法でタイヤの位置を把握し、車両感覚を掴むことができると思います。 しかし、その感覚はあくまでその車種でのみ通用するものであるため、別の車種に乗った場合はこれまで乗っていたクルマとの差に注意しましょう。
SSL暗号化通信
当サイトではプライバシー保護のため、「SSL暗号化通信」を実現しています。お客様の情報が一般に公開されることは一切ございませんので、ご安心ください。
✕
メーカーを選択してください必須
国産車
輸入車
車種を選択してください必須
年式を選択してください
走行距離を選択してください