2015/05/18
市販されている一般向け自動車の価格は、排気量やモデルによって100万~500万円と非常に幅広いものとなっております。最近では、軽自動車においても200万円を優に超えるグレードも発売されていて、今や低排気量=低価格の時代ではなくなってきました。 そこで、今回は生活や仕事、流通に欠かせない自動車の原価について考えていきたいと思います。
自動車の原価は、メーカーの極秘情報となっているため詳細を知っている人はごくわずかですが、部品それぞれの単価を見ていけば自動車の原価は把握できるようです。 その計算方法は様々ですが、基本的には製造原価のほとんどを占める外部からの材料調達費用。自動車メーカーで部品を作っているわけではありませんので。 そこで具体的に計算した結果、100万円の自動車の場合「およそ60万円程度が仕入原価」となっていて、残り40万のうち20万円が工場での組み立て人件費や開発費に充てられているです。つまり、残り20万円がメーカーの利益ということになります。
この数字を見て「なんて良心的なんだ」とお思いの方は多いでしょう。筆者もその一人だったのですが、自動車を新車で購入する際に皆さんはサイドメニューやオプションを追加した経験はございませんか? カーナビであったり、シートやステアリングを革にしたり、ホイールをアルミに、タイヤや塗装のグレードを上げたりとしたことがあるかと思います。例えば、カーナビ20万円の原価はおよそ2万円程度、ドアミラーのLEDにおいてはなんと100円、さらに革シートにおいては価格30万円の原価は3万円だと言われています。
つまり、自動車メーカーは新車で販売する際のオプションやサイドメニューで利益を出していることが分かります。筆者も実は2年前に車を購入したのですが、オプションの高さに驚きました。結果的に2点ほどしかしませんでしたが。 このように、自動車の販売価格に対するメーカーの利益はたった2割ではありますが、メーカーもあらゆる工夫を凝らして快適なカーライフを送ってもらえるように様々なオプションを用意することで、お互いにメリットを得ようとしているのです。 もちろん、値段重視の方は何もオプションを付けないという選択肢もあるのですから、自動車メーカーはユーザー目線で考えてくれていることが分かります。
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