こちらでは、廃車買取業者について説明いたします。
目次
廃車買取業者とは、低年式車や過走行車、不動車、事故車、水没車など、中古車として販売することが難しい車の買取を行う業者のことです。
廃車買取業者が廃車を買い取ることができるのには、以下のような理由があります。
車は数多くのパーツで構成されており、解体した車のパーツは中古品のパーツとして販売することができます。廃車買取業者は、修理業者や中古品のパーツ販売店などにパーツを販売することで、解体する車から利益を得ています。
車の約60~70%は、鉄やアルミなどの金属でできています。廃車買取業者は、解体した車から出た金属資源を製鋼原料や非鉄金属、貴金属やレアメタル原料として売却することで、利益を得ています。また、金属資源以外のプラスチックは、プラスチック原料や燃料として、ガラスは断熱材原料として売却することができます。
日本で使用されている車は、数年に一度車の状態を検査する車検制度によって品質が担保されており、海外での評価も高くなっています。また、海外では車は修理しながら長く乗るものだと考えられているため、日本では値段が付かないような低年式車や過走行車などであっても、高値で取引されることがあります。そのため、日本では中古車として販売できない車であっても、海外販路を持つ廃車買取業者であれば買い取ることができます。
廃車買取業者にも様々な種類があり、提供しているサービスなども業者によって異なります。
引取り | 対応地域 | 書類代行手続き | 買取金額 | |
---|---|---|---|---|
解体業者 | ▲ 持ち込みしか受け付けていないところもある |
× 解体業者の所在地しか対応できない |
▲ 車両の解体しか対応してくれない場合もある |
○ 査定額0円の車も鉄相場に応じた金額での買い取り |
協同組合 | ○ 加盟店に一律の引取サービスを課している |
○ 多くの加盟店があるため基本的に全国対応 |
○ 加盟店に一律の書類代行手続きサービスを課している |
○ 査定額0円の車も鉄相場に応じた金額での買い取り |
仲介業者 | ○ 引取サービスを基本的に提供している |
○ 多くの取引先があるため基本的に全国対応 |
◎ 基本的に無料で廃車手続きを代行してもらえる |
○ 地域で一番高く買ってもらえる取引先に準じた金額での買い取り |
解体業者とは、車の解体を行う業者のことで、解体した車から出るパーツや金属資源の販路を持っています。解体業者は解体業が主であるため、引取や廃車手続きの代行はサービスに含まれていないことが多く、業者によっては解体手数料を請求される場合もあります。
リサイクル協同組合とは、解体業者が形成した組合のことです。解体業者単体では対応できる地域や集客の手法が限定されますが、組合を形成することで幅広い地域での買取が可能となります。リサイクル協同組合に廃車買取を依頼した場合でも、買取価格は最終的に買取を行う解体業者が決めることになります。
仲介業者とは、廃車買取の契約を自社で行い、買取後の車の取扱いは提携している自動車関連業者に依頼している業者のことです。提携している自動車関連業者が多ければ多いほど買取できる範囲が広がり、車をより高く買い取ってくれる業者を探すことができます。また、仲介業者は買取後の車の取扱いを提携業者に依頼している分、車の引取や廃車手続きの代行を無料で行うなど、サービスが充実している傾向にあります。
買取価格の算出方法は、廃車買取業者によって異なります。
解体業者やリサイクル協同組合に廃車買取を依頼した場合、自社で解体した車のパーツや金属資源を販売するため、中間マージンが発生しません。そのため、パーツや金属資源の相場を見た上で決定した販売価格から、利益分を差し引いた金額を買取価格として提示します。
しかし、解体業者は解体以外の方法で高値が付く可能性がある場合でも、解体を前提とした一律の基準で買取価格を算出することになります。また、パーツや金属資源の相場が下がっている場合は、買取価格が付かないこともあります。
仲介業者に廃車買取を依頼した場合は、提携している自動車関連業者が多ければ多いほど車に適した販路を探すことができるため、高値が付きやすくなります。仲介業者は提携業者の中から車を一番買い取れる業者に交渉を行い、提携業者から提示された金額から仲介業者の利益分を差し引いた金額を買取価格として提示します。
また、仲介業者は提携業者ごとに様々な販路を持っているため、パーツや金属資源相場の影響を受けにくくなっています。
廃車買取業者とのトラブルを避けるためには、以下のことに注意しておく必要があります。
廃車買取業者との間によく起こるトラブルの一つに、契約時に説明されていない手数料などが買取価格から差し引かれるというものがあります。こういったトラブルを避けるためには、車の引取費用や廃車手続きの代行費用は発生するのかなど、契約を結ぶ前に契約内容を確認しておく必要があります。
さらに、見積もり時に申告漏れや虚偽の申告などがあった場合、トラブルに発展する可能性が高いため、車の情報や状態を正しく伝えることも重要です。また、見積もり時の車の状態から変化があった場合、どの程度の減額があるのかなどを契約を結ぶ前に確認しておくことで、トラブルに発展しにくくなります。
廃車手続きが完了すると、自動車税、自賠責保険料、自動車重量税などの還付を受けることができます。
しかし、還付金の取扱いは廃車買取業者によって異なるため、還付金に関するトラブルを避けるためには、契約を結ぶ前に還付金が買取価格に含まれているのかなどを確認しておく必要があります。
廃車買取業者に車を引き渡したにもかかわらず、翌年自動車税の納税通知が届いたなどのトラブルも起こり得ます。これは車の引取後、廃車買取業者が廃車手続きを行わないまま車を放置していたり、書類に不備があり、手続きが止まっているなどの原因が考えられます。車の引取から一か月程度経過しても廃車買取業者から手続き完了の連絡がない場合は、一度廃車手続きの状況を確認することで、こういったトラブルを防ぐことができます。
カーネクストの廃車買取には、以下のような特徴があります。
カーネクストでは、年式が古い車や走行距離が長い車、事故車、不動車、水没車など、どんな状態の車も0円以上で高価買取をしています。こういった車は廃車にする際に費用がかかることもありますが、カーネクストではパーツや鉄資源としてリサイクルできる販路を持っているため、0円以上で買い取ることができます。
カーネクストでは、動くお車はもちろん、事故車や不動車などのレッカー車が必要な場合であっても、お車を保管されている場所まで無料で引取に伺います。
また、運輸支局や軽自動車検査協会にて行う廃車手続きも、全て無料で代行させていただきます。手続きに必要な書類もお客様のご状況に応じて案内させていただきますので、ご安心ください。
カーネクストでは、自賠責保険の返戻金や自動車重量税の還付金を考慮し、買取価格を算出しています。また、自動車税の還付金については都道府県税事務所から直接お受け取りいただけるように手続きをさせていただきます。ご不明な点は、カーネクストまでお気軽にお問い合わせください。
カーネクストでは、お電話にて車種や年式、走行距離などのお車の情報や内装や外装などの状態をお伺いし、すぐに査定額をお伝えさせていただきます。お電話一本で査定が完了し、お車の状態がお伺いしていた内容と大きく相違がない限り、引取時に減額することもありません。実車査定の時間を取っていただく必要がありませんので、お忙しい方でもお気軽にご利用いただけます。
全国の廃車買取業者一覧
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