こちらでは、ナンバープレートについて説明いたします。
ナンバープレートとは車に取り付けられているプレートのことで、車両を識別したり、保安基準を満たした車であることを証明する役割を果たしています。
ナンバープレートは、取り付けられる車両の種類によって正式名称が異なります。
正式名称 | 対象車両 |
---|---|
自動車登録番号標 | 普通自動車や二輪を除く小型自動車、大型特殊自動車 |
車両番号標 | 軽自動車や排気量250ccを超えるバイク |
課税標識 | 原動機付自転車やトラクターなどの小型特殊自動車 |
ナンバープレートは、普通車と軽自動車の違いや自家用と事業用の違いなどによって色分けされています。
ナンバープレートの色 | 用 途 |
---|---|
自家用の普通/小型自動車 | |
事業用の普通/小型自動車 | |
自家用の軽自動車 | |
事業用の軽自動車 |
ナンバープレートのサイズは、車両の種類によって定められています。
サイズ | 対象車両 |
---|---|
大型サイズ(横44cm×縦22cm) | 車両総重量8t以上または最大積載量5t以上の普通貨物自動車、乗車定員が30人以上の普通乗合自動車 |
中型サイズ(横33cm×縦16.5cm) | 普通車や軽自動車 |
小型サイズ(横23cm×縦12.5cm) | 排気量125ccもしくは定格出力0.6kWを超えるバイク |
ナンバープレートには、以下の情報が表示されています。
ナンバープレートの左上には都道府県名や自治体名、地域名が表示されています。これらは車の使用の本拠地を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所、軽自動車検査協会を表す地名です。
ナンバープレートの右上に表示されている1~3桁の分類番号は、1桁目の数字によって貨物自動車や普通乗用車、大型特殊自動車などを分類しています。
自動車種別 | 1桁目の数字を用いた俗称 | 分類番号 |
---|---|---|
貨物自動車 | 1ナンバー | 1・1~19・100~199 |
乗合自動車 | 2ナンバー | 2・20~29・200~299 |
乗用自動車 | 3ナンバー | 3・30~39・300~399 |
小型貨物自動車 | 4ナンバー(6ナンバー) | 4・40~49・400~479 6・60~69・600~699 |
小型乗用車 | 5ナンバー(7ナンバー) | 5・50~59・500~579 7・70~79・700~779 |
特殊用途自動車 | 8ナンバー | 8・80~89・800~879 |
大型特殊自動車 | 9ナンバー | 9・90~99・900~999 |
大型特殊自動車 (建設機械) |
0ナンバー | 0・00~09・000~099 |
軽貨物自動車 | 軽4ナンバーなど | 40~49・480~499 |
軽乗用自動車 | 軽5ナンバーなど | 50~59・580~599 |
軽特殊用途自動車 | 8ナンバー | 80~89・880~899 |
ナンバープレートの左下に表示されているひらがなは判別文字と言い、ひらがなによって自家用車や事業用車、レンタカーなどを分類しています。
用途区分 | 使用されるひらがな |
---|---|
自家用 | さすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆらりるろ |
事業用(営業用) | あいうえおかきくけこを |
レンタカー | れわ |
駐留軍人軍属私有車両用 | アルファベットもしくは「よ」 |
ナンバープレートの中心に大きく表示されている4桁の番号を一連指定番号と言い、「・・‐・1」から「99-99」までの通し番号が使用されています。この数字は申請順に割り振られますが、普通車は1999年から、軽自動車は2005年から希望ナンバー制度が導入されたことにより、希望する数字を選ぶことができるようになりました。
ご当地ナンバーは正式名称を「新しい地域名表示ナンバープレート」と言い、いくつかの条件を満たした地域が希望する、独自の地名を表示したナンバープレートのことです。ご当地ナンバーは、地域や観光の振興などを目的として2006年に導入されました。
図柄入りナンバープレートとは、図柄を施したナンバープレートのことです。道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部改正により、車のナンバープレートに図柄を表示する図柄入りナンバープレート制度が2015年に創設されました。
国土交通省が走る広告塔としてのナンバープレートの機能に着目したことで開始されたこの制度では、ラグビーワールドカップや東京2020オリンピック・パラリンピックの特別仕様などを図柄とした全国版と、地域の風景や観光資源を図柄とした地方版が交付されています。
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