2017/02/17
バレーパーキング(またはバレットパーキング)とは、従業員に駐車を任せることができるサービス(を提供している駐車場)のことです。
日本ではあまりないサービスですが、欧米など海外のホテル・レストランなどでは珍しくなく、海外の映画ではホテルの正面で車を降りてそのままキーをボーイに渡す場面がありますが、それがバレーパーキングです。
運転代行ならともかく、駐車だけの代行と言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、バレーパーキングを実施している場所は、レストランやホテルなどで、色々な事情があって駐車が不便な場所であることが多いです。
例えば繁華街のレストランは駐車場が近くになかったり、ホテルは観光客が利用することが多いですが観光客は荷物が多いため、フロントと駐車場が少し離れているだけでもかなり骨が折れるものです。
そういった不便な駐車場でも従業員に車の出し入れを頼むことができるのがバレーパーキングです。
バレーパーキングはバレットパーキングと記載されている場合もありますが、実はどちらでも良いのです。 アルファベットで表記すると「Valet Parking」となりますが、「Valet」の発音は英語の辞書などを見ても「バレー(ヴァレイ)」とするものもあれば「バレット」とするものもあります。 ただし、実際には多くの場合は「バレー」と発音されるため、「バレーパーキング」としてコラムを書いています。 「Valet」は「お手伝いさん」「召し使い」「従者(男)」といった意味で、ホテルや客船などで客の世話をするボーイを「Valet」と呼ぶようです。
●チェックイン・駐車時
ホテルやレストランの入り口まで車を乗り付け、必要な荷物を持ち出して、「バレーパーキング プリーズ」と言って、エンジンはかけたまま・キーは残したままで係の人に車を渡します。
車を渡す際に引換券を貰えますが、これは車を受け取る時に必要になるので、大切に持っておきましょう。
●チェックアウト・出発時
引換券を係員に渡して、必要であればその場で精算しましょう。
ホテルなどではチェックアウト時にバレーパーキングの料金も精算済みの場合があるので、チェックアウト時にレシートを確認しておくと良いでしょう。
支払いの際はチップが必要になる場合が多いです。駐車代金に加え、1~2ドル程度のチップを渡せばOKです。
車を受け取った後は、車内に残していた荷物が残っているか、車に傷はついていないかなどを確認しましょう。
一度離れてしまってからでは、何かあった際にその場で起きた問題であるという証明がしにくくなります。
●車内に忘れ物をしない
一度車を預けてしまうと駐車場が離れている場合は係員に車を取ってきてもらう必要があります。
忘れ物をしたからといって荷物を取り出すために出庫をお願いするには、時間も手間も燃料もかかるので、車を預ける際に忘れ物はないよう気をつけましょう。
●引換券を大切にする
車を預けた際に受け取る引換券は、車の出庫をお願いする際に必要になります。
引換券を紛失した場合は、車の持ち主であることを証明するために身分証明書の提示や、車の詳細情報(メーカー・車種・カラー・ナンバー・車内の荷物など)を記入するなどが必要になります。
係員が車を探す際も、引換券がない場合は詳細情報を元に駐車場から手探りで探すハメになるため、通常よりも出庫に時間がかかってしまいます。
ホテルの場合は部屋番号とバレーパーキングの引換券が紐付いているため、引換券がなくなっても部屋番号がわかれば大丈夫です。
●出庫の際に待ち時間が発生することがある
車の引き渡し場所と駐車場は離れていることがあり、車の出庫を頼んでからすぐに車が出て来るとは限りません。
また、コンサートなど人が大勢集まるイベントなどがあれば出庫待ちで30分以上かかる場合もありますので、時間に余裕をもっておきましょう。
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