2015/03/31
皆さんはご存知でしょうか?実は、タイヤにはパンクしても走行可能な車輪システムがあるということを。 その名も「ランフラットシステム」と呼ばれており、欧米では予てからその絶大な効果が認められ、警察車両や消防車、救急車などの緊急車両及び国家や民間VIP専用車等に広く採用されているのです。 このランフラットシステムの実力というと、なんと全てのタイヤがパンクしても、時速80kmのスピードで最長約50kmを走る能力があります。災害や交通事故などにおいて、路上に散乱した瓦礫により、タイヤがパンク、損傷し多くの車両が走行不能に陥ってしまっては助かる命も助けられません。 またVIPの移動を妨害するために、テロや右翼団体によってタイヤをパンクさせられる事態も予想されます。このような事態でも強制走行できるランフラットシステムは、VIP車の装備として欠かせません。
ランフラットが内側からパンクしたタイヤのふくらみを保持することで強制走行が可能となります。また、通常の状態ではランフラットシステムは、タイヤに接触しないので乗りごごち等に変化はありません。 その中でも、国内トップのタイヤメーカー・ブリヂストンのランフラットテクノロジー採用タイヤは、1980年代前半にその開発が進められており、当初は身障者用車両向けに作られたのが始まりです。それはつまり、空気圧が失われた状態でも安全な場所まで走行可能なタイヤとして製造したのがきっかけだとか。 実際に車両用として量産したのは、1987年のポルシェ959への標準装着タイヤとしての納入に始まりましたが、通常のタイヤにくらべてどうしても乗り心地が硬くなる傾向にあったのも否めません。ブリヂストンは課題の克服に取り組み続け、2005年以降はサイド補強ゴムに改良を加え、乗り心地を改善しています。 そしてついに2009年に、さらに乗り心地を改善する技術として「熱をコントロールする技術」の開発・実用化に成功しました。
1.パンクしても所定のスピードで一定の距離を走行でき、急なパンクでもハンドルをとられずに安全に走行でき、停車することが出来ます。
2.パンクしても高速道路など危険を伴う場所を避け、安心してタイヤ交換ができる場所まで走行することが出来ます。
3.スペアタイヤが不要なため、乗る人にゆとりの空間が生まれます。
4.新品のまま廃棄されることの多いスペアタイヤやホイールが不要になり、省資源化に貢献することが出来ます。
などいいところがたくさんあります。自分でタイヤ交換出来ない女性にとっても強い味方ですね。
このように「パンクしても走行できるタイヤ」は実在しています。車というのはいざという時こそ真価を発揮されるもの。ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか?
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