2015/05/29
みなさんは、自動車のハンドルが世界的にどのような比率で「右ハンドル」か「左ハンドル」か分かりますか。 実際のところ、正確なデータは取れてないのが現状ですが今回は色々な情報から、ハンドルにおいてどのような背景があるのかお話しようと思います。
世界的にみると、道路の通行は「右側通行」が主流、多数となっています。人口比からみると人口比では左側通行と右側通行の比率が34:66で、道路の総延長距離では27.5:72.5となっています。 左側通行はアジアやユーラシア圏内に非常に多く、一方でアメリカヨーロッパは右側通行となっています。 これはそれぞれの国文化の違いから、「右側通行」か「左側通行」かに分かれるようですが日本においては少し興味深い説があります。それは「刀」です。通常、刀の鞘は左側にさすため、右側通行だとその鞘が行き交った時にぶつかるので、日本は「左側通行が昔から当たり前」になりました。
右側通行が主流多数であることは分かりましたが、ハンドルの比率は一体どのようになっているのでしょうか。前述のとおり、その正確なデータはありません。しかし、車の販売実績からそれは割り出すことが可能です。 その割合は「左ハンドル3:右ハンドル7」と言われています。これはほぼ、前述の通行割合と一緒ですが、最近では海外メーカーでも「右ハンドル」を制作することが多いようで、あの有名なポルシェは力を入れているようです。 また、日本でも海外用としてもちろん「左ハンドル」を制作しています。ですが、国内でも高級車はやはり左ハンドルが人気で、よく左側通行に対して左ハンドルの車を多く見るようになりましたね。
それでは左側通行である日本などで「左ハンドル」の車を運転する場合、ドライバーはセンターラインから遠ざかってしまいますが、これは危険ではないのでしょうか。 実際問題として、センターラインから遠ざかるのは否めません。これが大きな要因となってオーストラリアでは「左ハンドル」の車を禁止しているようです。 ですが、左ハンドルになったからと行って前方の視野が大きく変わるわけではないので、結局のところドライバーの注意さえしっかりしていれば、安全上問題ないというのが日本の現在の法律です。
最近の例では、スウェーデンで1990年に通行帯を変更しました。日本でも実は最近、沖縄返還後の通行帯変更があったのです。変更で3割程度事故が減ったという統計もあり、事故率という点では右側通行の国の方が有利だと思われます。 このように世界で見る車事情は、色々と背景を知ることでもっと面白く理解することが出来ますよ。あなたは右ハンドル、左ハンドルどっち派でしょうか?
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