2015/02/13
前年から引き続き、盗難車のワースト1位はハイエース。依然として後を絶たない盗難。主に盗難された自動車は部品などにばらされ海外等へ輸出されるケースや、部品として販売されるケースがあり自動車メーカーは今後の警戒を強めています。
日本損害保険協会は、「自動車盗難事故実態調査」を毎年実施して、結果をまとめています。自動車の盗難は619件、車上狙いや部品盗難が1092件を対象に調査を実施したものです。
それによると、損害保険会社が保険金を支払った盗難車の車種別では、ハイエースが全体の23.9%ともっとも多く、2007年調査から7年連続でワースト一位となっています。
2位はプリウス。被害件数は全体の11.3%を占め、前年調査から4.9%増となっています。
3位がランドクルーザー、4位がセルシオ、5位がクラウン、6位がマークXと1位~6位までがトヨタ車が占めています。盗難が多い車両の一覧は下記の通り。(2013年11月調査分)
1位 トヨタ ハイエース
2位 トヨタ プリウス
3位 トヨタ ランドクルーザー
4位 トヨタ セルシオ
5位 トヨタ クラウン
6位 トヨタ マークX
7位 スバル インプレッサ
8位 いすゞ エルフ
9位 ホンダ インテグラ
10位 トヨタ ハリアー
11位 レンジャー/ファイター/フォワード
12位 カローラ
13位 BMW/スバル レガシィ
14位 ランサー
15位 三菱 キャンター
16位 ホンダ シビック
18位 トヨタ アクア/スズキ ワゴンR
年式別では、初年度登録から盗難までの期間が5年以上の車両が全体の7割以上を占めていることから、年式が古く、最新車種と比較して相対的に防盗性能が低い車が狙われる傾向にあります。尚、ハイエースには、2012年5月発売モデルからイモビライザ(盗難防止装置)が標準装備されています。
気になるのが、プリウスとアクア。皆様もご存じの通り、乗用車部門にて新車販売台数のトップを走る車種。市場流通量が多い人気車種は盗難されやすいリスクが高いと考えれます。
ハイエースは耐久性に優れており、且つ部品の汎用性もあり近隣諸国での人気が高いことなどが大きな理由として挙げられます。 また、2012年以前のハイエースはイモビライザ(盗難防止装置)などセキュリティの標準装備が進んでおらず、狙いやすい車両の中に入っていることから窃盗団の標的となっているようです。 盗難にあったハイエースなどはバラバラに解体されて上で、コンテナ船などにより海外へ輸出されるケースが多いと考えられています。
日本車のセキュリティ技術も大幅に進歩しているとはいえ、あとを絶たない盗難。盗難防止の対策をして盗難被害にあわないようにしなければなりません。 まず、セキュリティシステムは必須です。お金はかかりますができればオプションで付けてもらってください。そしてそれをリアガラス等やフロントガラス等で知らるようにシールを貼るなどしてください。 駐車場の場所などは、みなさんそれぞれの立地の問題があるので対策は難しいでしょう。しかし、上述の対策をすることによって、盗難にあう可能性が少なくなることが報告されています。自ら万全の対策をすることが必要です。
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