2016/08/12
ほとんどの自動車が車体の前後の同じ位置にナンバープレートが付けられているので、疑問を持ったことのない人が多いかもしれないですが、ナンバープレートを取り付ける位置は法律で決められています。決められている位置は、「自動車の前面及び後面の見やすい位置」となっています。「見やすい位置」であればどこでもいいと思う人も多いかもしれませんが、この「見やすい位置」は警察や陸運局がOKを出した位置となります。まれにフロントガラスの内側にナンバープレートを置いている人を見かけますが、大前提として外側でなければいけないので、これは違反です。前方のナンバープレートは自分で取り外しができるので自由に取り付け位置を変えたくなるかもしれませんが、違反にならない「見やすい位置」に取り付けることが重要です。後方のナンバープレートは「封印」が取り付けられているので、自分では取り外しができません。そのため、位置を変えることもできません。また、取り付けに関してはボルトとナットでしっかりと固定する必要があります。テープや紐などによる簡易的な取り付けは認めらていません。
ナンバープレートは、「見やすい位置」に取り付けただけで満足してはいけません。いくら「見やすい位置」に取り付けていても、ナンバープレートに記載のある文字や数字がしっかり見えていなくては違反となります。道路運送車両法でも、「見やすいように表示しなければ、これを運行の用に供してはならない」と決められています。ナンバープレート用のカバーやシールで装飾を施し見づらくしてしまうのはもってのほかです。また、運転することで泥や汚れが付いてしまい見づらくなった場合でも、違反となってしまいます。泥や汚れは知らない間に付いてしまうので、自動車を運転する際にはナンバープレートが汚れていないか確認することをオススメします。
意識していなくても、見やすくなっていないと違反になってしまうナンバープレートの取り付けですが、万が一違反してしまった場合はどうなるのでしょうか。ナンバープレートを装着せずに運転すると50万円以下の罰金となりますが、これと同様に見やすくなっていないことで違反になった場合も50万円以下の罰金となります。ナンバープレートを偽装した場合には、3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金と違反よりもさらに厳しい処罰となります。ナンバープレートは個別の自動車を識別するために、非常に重要なものです。正しい位置に取り付け、日頃から見やすく表示し違反することのないようにしましょう。
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