2016/09/05
エコノミークラス症候群は、飛行機のエコノミークラスで起きやすかったのが由来ですが、飛行機以外の環境でも「長時間同じ体勢でいる」「水分を取らない」などの条件が重なって血流が滞ると、エコノミークラス症候群を発症します。 実際に、東日本大震災や熊本地震の影響で車中泊が増えましたが、車中泊をした人の中でエコノミークラス症候群の重傷者が多数でてしまいました。 エコノミークラス症候群は、ずっと同じ体勢でいることで血流が滞り血管の中で血栓ができてしまい、それが何らかの拍子で剥がれて血管を流れていき、脳などの重要な器官の血管を詰まらせてしまうというもので、最悪死に至ります。 早期発見して一命を取り留めたとしても、何らかの後遺症が残る可能性が高いです。 エコノミークラス症候群を防止するための対策としては、血流が滞りやすい体勢にならないよう注意しないといけませんので、座席に座って寝るのではなく、座席を倒してフラットな状態にして横になって寝ましょう。 また、水分が不足すると血流が滞り血栓が出来やすくなるので、定期的な水分補給も重要です。起きているときに身体(特に下半身)を動かして、血液の循環を良くするのも効果的でしょう。
エンジンをつけた状態では二酸化炭素と共に、一酸化炭素が排出されます。これは走行中でなくとも、エンジンをつけている状態(アイドリング中)であれば必ず発生します。 風通しの良い環境などでは排出された一酸化炭素が車内にこもることはないのですが、ガレージなどの狭い屋内・草むらの中などの換気が悪い場所・雪が高く積もった場所などに駐車している場合は、一酸化炭素が逃げ場を失って車内にこもってしまい、一酸化炭素中毒を引き起こしてしまいます。 排気ガスには少し臭いがついていますが、一酸化炭素そのものは無色無臭の気体ですので、どの程度一酸化炭素が充満しているのか判断できず、一酸化炭素中毒の初期症状は「頭痛」「疲労感」「吐き気」「めまい」「眠気」などのため、単に疲れていると勘違いしてそのまま放置して重症化してしまうケースが多いのです。 そのまま症状が進行すると意識を失って心肺停止状態になり、最悪の場合は死亡します。 また、酸素を全身に運ぶ役割を持つ血液中のヘモグロビンとの結合力が一酸化炭素は酸素の200~300倍程度あるので、一酸化炭素を大量に吸い込んでしまうと、その後いくら新鮮な空気がある場所に移動してから呼吸しても酸素をほとんど取り込めなくなるため、非常に危険です。 一酸化炭素により脳に酸素が行き渡らない時間が長くなれば、仮に生き残ることができたとしても後遺症が残る可能性があります。 一酸化炭素中毒を防ぐためには、出来るだけ車中泊の際はエンジンを停止させるか、風通しの良い場所に駐車して少しだけ窓を明けて換気できるようにする必要があります。 ガソリンの消費も考えれば、エンジンを止めておくことをオススメします(ただし暑い場合は熱中症になる可能性があるので注意してください)。 そうなるとエアコンが使えないので、夏場はサンシェードやカーテンで断熱をしたり、高所などの出来るだけ涼しい場所に車を停めたり、冬場は暖房なしでも暖かく寝られるように服装・寝袋・毛布などで調整しましょう。 雪が積もるような場所でエンジンをかけたまま長時間換気しないのは、一酸化炭素中毒を引き起こしやすい環境ですので注意してください。 エアコンが必要になるような気温になる夏場や冬場は車中泊を避けるというのもひとつの手です。
サービスエリアやパーキングエリア、道の駅などは車中泊のスポットに選ばれやすいですが、人や車の出入りが激しいため、車上荒しにあう危険性があります。 対処法については、まず絶対にドアロックをかけておく必要があります。 その他には、「駐車場の隅などの人目の届かない所に車を停めないこと」「貴重品などを丸見えの状態にしないこと」「カーテンやサンシェードなどを使用して出来るだけ車内を観察されないようにすること」などが重要です。
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