2017/05/22
「インパネ」とは、元々は航空機関連の用語「インストゥルメントパネル」の略で、日本語にすると「計器盤」という意味になります。 自動車における「計器類」といえば運転席正面にある「スピードメーター」や「タコメーター」を主に指しますが、計器類が付いていない部分(レジスターやグローブボックス等)のことも含めて前席正面の内装全体を「インパネ」と呼ぶこともあります。 また、「ダッシュボード」も前席正面にある内装部品全体を指す言葉で、ダッシュボード(インパネ)に組み込むタイプのカーナビを「インダッシュタイプのカーナビ」、ダッシュボード上に設置する(外付け)タイプのカーナビを「オンダッシュタイプのカーナビ」と言います。 人によって、計器類のみを指して「インパネ」と呼び、前席正面の内装全体を「ダッシュボード」として呼び分ける場合もあります。 なお、イギリスにおいては「インパネ」や「ダッシュボード」を指す言葉として、「フェイシア」という用語を使います。
エアコンのスイッチ・オーディオやカーナビなどが取り付けられたインパネの中央部分のことを「センタークラスター」と呼びます。 「クラスター」は集団・群れを意味し、様々な機能・ボタンが集まっていることから名付けられたのだと考えられます。
エアコンの吹き出し口のことを「レジスター」と言います。 一般的には、インパネの中央に2個と左右に1個ずつ、フロントガラスの曇り止めのためにインパネの奥(車両の先頭方向)に設置されており、他にも前席の足元用があったり、大きめの自動車には後席用、後席の足元用のレジスターが存在している場合があります。 フロントガラスのくもり止めの機能は「デフロスタ」と呼びます。 レジスターからの送風がフロントガラスに直接当たるようになっており、効率良く曇り止めしてくれます。 車種・オプションによってはリアガラスの方にも「デフロスタ」があり、「リアデフロスタ」と呼びますが、レジスターが設置されているフロント側のデフロスタとは違い、「リアデフロスタ」はリアガラス内部に仕込まれた熱線を加熱して曇り止めをする仕組みになっています。
「グローブボックス」とは、助手席の前方(足元)にある、蓋付きの収納のことです。 昔は運転者の手袋(グローブ)を入れておくためのものだったため、「グローブボックス」と呼ばれるようになりました。 最近では、車検証を入れておく場所として使われているのが一般的です。
運転席と助手席の間にある部分を「センターコンソール」と言い、インパネ同様に航空機関連の用語が由来です。 車種により設置されているものは代わりますが、小物入れや、ドリンクホルダー、サイドブレーキなどがあることが多いです。
「ハンドル」として一般的に知られていますが、正式には「ステアリングホイール」という呼び方があります。 車種によっては、運転者の体格に合わせて「ステアリングホイール」の上下位置を動かす「チルトステアリング」や、前後位置を動かす「テレスコピックステアリング」といった調整機構があります。
「ステアリングホイール」を取り付けてある根本の部分を「ステアリングコラム」と言い、「ステアリングポスト」と呼ぶ場合もあります。 ステアリングコラムには主にワイパー・ウインカーなどの操作レバーが設置されています。 シフトレバーがステアリングコラムに設置されている場合もありますが、その場合は「コラムシフト」と呼びます。 フロア上にシフトレバーを設置するのに比べて、省スペース化が可能なため、タクシーやミニバンで設定されることが多いようです。
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