2017/07/07
プライベートな空間がどこでも楽しめる「移動する秘密基地」のような存在で、冒険心が刺激されるキャンピングカー。 最近では軽自動車ベースで、サイズの問題からトイレなどは無いもののフルフラットの就寝スペースを作ることに特化した「軽キャンパー」というものも登場し、200万円を切る車両もあるほどのコストパフォーマンスからキャンピングカーの人気は年々高まりつつあります。 アウトドアや旅行の際に使えるだけでなく、大規模災害の際のプライベート空間の確保や就寝スペースの確保など、緊急避難時にも頼りになる存在です。 「戸建てやマンションを持たず、キャンピングカーを自宅にして生活を続けることができるのか」について説明していきます。
結論から言うと、「戸建てやマンションを持たず、キャンピングカーを自宅にして生活を続けること」はまずできません。 日本に恒久的に住んでいる人は基本的に「戸籍」があり、いずれかの土地に「住民登録」しています。 金額の大きな買い物やローンを組む際、その他様々な手続きをする際に、戸籍謄本や住民票や印鑑証明書といった書類が必要になりますが、自動車もその例外ではありません。 キャンピングカーを購入するために「住民票」等が必要になるということは、戸建てやマンションなどの住居や土地がなくてはなりません。 また、車庫証明の取得にも駐車場と自宅の位置関係の記載が必要となりますので、住居がなくてはなりません
どこかのマンションを借りたり家族の住所などに住民登録しておけば、キャンピングカーを所有することができますので、キャンピングカー生活も可能となります。 ただし当然のことながら、登録している住所にしか郵便物は届きませんし、また住民税なども登録している市町村に対して納税する義務があります。 住民登録した土地以外で生活することは可能ですが、納税の義務から逃れることはできません。 また、キャンピングカー生活において注意しないといけないのは、それだけではありません。 公道での宿泊は禁じられているため、宿泊のためにキャンピングカーを駐車する場所は注意が必要です。 道の駅やサービスエリア・パーキングエリアなどの公共施設の駐車場については、「車中泊禁止」の表示がない場所については問題がありませが、あくまで管理者の善意によって黙認されているだけで、車中泊でマナーの悪い利用者が増えれば禁止される可能性はあります。 なお、公共施設の中には「キャンピングカー駐車禁止」という看板を掲げる所もあります。車中泊のみならず駐車すら禁止されているということです。キャンピングカーは大きく、良くも悪くも目立つため、一部のマナーの悪い利用者のせいで、他の車よりも厳しい目で見られることもあるという所は注意が必要かもしれません。 道の駅等で車中泊をする際におさえておきたいポイントをまとめておきます。 ・道の駅、SA、PA等は基本的には休憩、仮眠のための場所であって、車中泊をするための場所ではない(通常の利用者を妨げることがないよう注意する) ・駐車場を必要以上に占有(1台分以上の駐車スペースを取る、滞在時間が長過ぎる等)しない ・バーベキュー等、火気の使用は厳禁 ・周囲への騒音(大きな声で騒ぐ、外に漏れるような音量のカーステレオ、エンジンをかけっぱなしにする等)に配慮して静かにする ・タープ(日よけ)やテーブル、椅子などを出しての炊事や飲食はやめる ・道の駅等の施設の場合は、施設を出来るだけ利用する(飲食店や温泉等) ・持ち込んだ物のゴミは、施設には捨てず自宅まで持ち帰る こういったルール・マナーに反する人が増えると、いずれは禁止されてしまいますので、車中泊する際は十分に気をつけましょう。
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