2017/07/21
「快晴」であれば、洗車日和のように思われがちですが、炎天下では車体が高温になってしまい、洗うためにかけた水がすぐに乾いてしまうため、洗剤成分やカルキ、ミネラルなどの成分の固まりが出来やすくなります。 また、日光が当たって塗装面の温度が高くなると、人間の毛穴のようなミクロ単位の穴が開くそうです。 その状態で洗車をすると、穴の中に洗剤や水が入り、ムラやくすみの原因になってしまいます。 ということは、曇りや雨の日のほうが、塗装に優しい洗車ができるというわけです。
雨の日に洗車をする一番のメリットは、汚れが落としやすいというところ。 雨で車体表面の汚れが浮き上がっているので、強くこすらなくても簡単に汚れが落ちるのです。 お皿を水につけて汚れを浮かせてから洗うのと同じことですね。 跡になるとなかなか取れにくい、頑固な虫汚れにも有効です。 ただし、車体表面に砂粒等が付いたままこすると、細かい傷の原因になりますので、洗車前にホースの水でしっかり洗い流しておきましょう。
通常の場合、洗車後は車体表面に付いた水を綺麗に拭き取る必要があります。 これは、残った水に付着した埃や水道水に含まれるカルキが、後々シミになってしまうからです。 しかし、雨の日の洗車後は雨自体が水道水を洗い流し、空気中に舞う埃の数も少ないので、わざわざ水を拭き取る手間が省けます。 ただし、屋根のある駐車場に停めている場合は、屋根の下に車を入れて水をしっかり拭き取る必要があります。 また、洗車場からの帰りに砂利や泥などを被る可能性もありますので、その点は注意しましょう。
洗車を行ってくれるガソリンスタンドやカーショップの中には、雨の日に限り洗車料金が割引になるという店も存在しています。 料金が半額になるという店もあるので、最寄りの洗車サービスがある店をチェックしておくと良いでしょう。
雨の日にワックスをかけても、ふき取るときに湿度が高いとべたべたしてきれいになりません。 また、単純に雨の中で作業をする事が大変な場合もありますので、無理をせずに、その時々にする作業を見極めて、洗車をする環境を選ぶようにしましょう。
雨の日の洗車、そのメリットとデメリットはいかがでしたでしょうか? せっかくの休日や車での帰り道に雨が降ってしまったときは、雨の日洗車をしてみてもいいかもしれません。 そうすることで、次の晴れた日には、洗いたての愛車が陽光を受けて輝いているはずです。
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