2017/09/11
自動車事故による怪我は大きく分けると、事故をした相手(及び同乗者)の怪我と、自分(及び同乗者)の怪我に分かれますが、そのうち「自分(及び同乗者)の怪我」を補償する保険は「人身傷害補償保険」と「搭乗者傷害保険」の2種類があります。 まず初めは「人身傷害補償保険」について説明していきます。 「人身傷害補償保険」は保険金額を限度に、治療費(怪我の治療費・怪我が原因による休業補償)等の実費が保険金として受け取れる仕組みです。 その為、保険金額を超えない限りは、「人身傷害補償保険」のみで治療費全てを賄うことが可能です。 その代わり、かかる費用が確定するまでは保険金が支払われないため、保険金の受取は時間がかかることが多いでしょう。 「人身傷害補償保険」の他の特徴は、マイカーに搭乗中以外の自動車事故でも補償されるという所もあります。 例えば、家族が歩行中に交通事故に巻き込まれたとしても、「人身傷害補償保険」の保険金は受け取れます。 ※ただし保険料を安く出来る特約の「搭乗中のみ補償特約」を付帯している場合は、マイカー搭乗中以外では保険が利用できません
もう一方の「搭乗者傷害保険」は、保険金額を限度に怪我の種類等に応じて、固定額の保険金が受け取れる仕組みです。 支払われる金額が決まっているため、保険金の支払いが非常にスピーディな所が大きなメリットです。 受け取れる金額は、治療費に足りないケースも多いため、「人身傷害補償保険」を基本の補償として、その上乗せの為の保険として利用するのが良いでしょう。 保険金額以外にも「人身傷害補償保険」との違いとして、マイカーに搭乗中の事故だけしか補償できない、という所もあります。 「人身傷害補償保険」と「搭乗者傷害保険」は、どちらとも付けていても両方の保険金を受け取れるため、両方共契約しても無駄ではありません。 しかし、「搭乗者傷害保険」は医療保険や生命保険でカバー出来る場合が多いため、保険料を節約したいのであれば、「人身傷害補償保険」を優先すべきでしょう。
「人身傷害補償保険」と「搭乗者傷害保険」は自動車の事故による怪我等の補償でしたが、それ以外のケースでも対応したい場合、「ファミリー傷害特約」があります。 「ファミリー傷害特約」には複数のタイプがあり、対象となる事故の範囲が異なります。 「ファミリー傷害アウトドアタイプ」では、保険料が抑えられていますが自宅外で起こった事故による怪我のみが補償され、 「ファミリー傷害ワイドタイプ」では、保険料が高くなりますが、どの場所で起こった事故でも補償されます。 他にも、補償の対象者を「家族型」「夫婦型」の2種類から選択できるものもあります。 なお、「ファミリー傷害特約」は、人身傷害保険の補償の対象となる事故や就業中の事故、入浴中の溺水や誤嚥(ごえん)によって生じた肺炎など、補償対象外となる条件もいくつかありますので、事前によく確認してきましょう。
犬と旅行に出かける人も多いですが、ペットが怪我をした際の保険に加入しているでしょうか。 自動車保険にも「ペット補償特約」が存在し、ペットが同乗中に事故で死傷した際に保険金が支払われるというものです。 補償内容は保険会社によって異なりますが、例えば治療費と葬儀費用が合わせて10万円まで支払われるものや、治療費は5万円・葬儀費用が10万円・墓石や墓地代に3万円・ペットホテル代が10万円まで個別に支払われるという内容のものもあります。 「ペット補償特約」には注意すべきところがいくつかあり、補償対象となるペットは犬・猫に限られており、他の動物の場合は保険に加入できません。 また、ペットを同乗させる際に安全な状態で乗せておく(ペット用シートベルトの着用をする・ケージに入れるなど)必要があり、危険な状態(ドライバーの膝の上に乗せて運転するなど)で乗せていた際の事故では保険金が支払われません。 更に、運転者・同乗者に怪我がなく、ペットだけが怪我をした場合は補償対象外となってしまいます。そんな場合でも補償を受けたい場合は、自動車保険の特約ではなく、ペット保険に加入する必要があります。
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