2015/07/03
乗車中に車ごと海に転落してしまった場合、ドアを開けようとしても、水圧が強くてなかなか開けることができませんし、短時間のうちにパワーウインドーも作動しなくなってしまいます。そのため、窓ガラスを即座に叩き割る必要があります。その際には、自動車の窓ガラスは割れにくい構造となっていることから、自動車用緊急脱出ハンマーを使う必要があります。このハンマーは、面での打撃には強いものの、ピンポイントでの強い打撃には非常にもろいという強化ガラスの特性をうまく利用したものです。尖った形状の硬質金属を取りつけたハンマーを、強化ガラスの隅にやや強めにゴツンと当てると、あっけないほど簡単にガラスが割れます。しかも、強化ガラスは家庭用の窓ガラスとは異なり、1か所が割れると全体が粉々になる性質を持っているため、車外への脱出空間をつくることができます。
事故の際に、シートベルトがなかなか外れず、車が炎上したり、水没したりといった事態に遭遇し、命を落としてしまう事例が起きています。シートベルトがバックル部分で外れない場合には、シートベルトカッターを用いてベルトを切断してしまうことが必要です。シートベルトカッターにはさまざまなタイプのものがありますが、一般的なタイプのものは樹脂製の本体の隙間に刃物が仕込んであり、シートベルトを軽く押しつけるだけで簡単に切断することができます。また、緊急脱出ハンマーと一体化した製品もあります。
出先でヘッドライトを切り忘れてしまい、エンジンが始動できなくなったという経験をしたことのある人は意外に多いものです。そういったときに、別の自動車のバッテリーから電力を拝借して、エンジンを始動することが可能です。その際に役立つのが、ブースターケーブルです。ブースターケーブルは、流せる電流の大きさによって、いろいろな太さの製品が存在します。細いケーブルの場合、たとえばディーゼルエンジンを搭載した四輪駆動車の大容量バッテリーだと、始動しづらいこともあります。搭載しているバッテリーの容量に合った太さのケーブルを購入するようにしましょう。
停止表示機材とは、自動車が路上で停止してしまった場合に、後続車に危険を知らせるために必要となる機材で、三角表示板などとも呼ばれます。思わぬ追突事故を防ぐために極めて有効な機材ですので、必ず常備しておくようにしましょう。なお、常備していないことについての罰則はありませんが、高速道路上で停止した際に停止表示機材を設置しないと、故障車両表示義務違反になります。
SSL暗号化通信
当サイトではプライバシー保護のため、「SSL暗号化通信」を実現しています。お客様の情報が一般に公開されることは一切ございませんので、ご安心ください。
✕
メーカーを選択してください必須
国産車
輸入車
車種を選択してください必須
年式を選択してください
走行距離を選択してください