2016/03/30
「アウトバーン」の「アウト」は「自動車」、「バーン」は「専用道路」といった意味を持ち、「アウトバーン」を日本語に訳すと「自動車の走る道」となります。「アウトバーン」は、ドイツ・スイス・オーストリアの3国にある高速道路の通称で、ドイツの「アウトバーン」は総延長がおよそ13,000kmです。日本の高速道路の総延長がおよそ9,300km弱なので、ドイツにはかなり多くの高速道路が存在していることが分かります。「アウトバーン」では大型トラック以外の車両は通行料無料となっており、料金所もありません。同じ高速道路でも、日本と大きく異なっています。
「アウトバーン」では日本の高速道路と大きく異なる点がもうひとつあります。それは制限速度。日本の高速道路では最高速度が時速100kmと定められていますが、「アウトバーン」にはなんと速度無制限区間があります。この速度無制限区間は路線全体の約50%となっており、推奨速度は時速130kmとされていますが、実際には時速200kmで走る車が多いようです。中には日本では考えられない時速300kmという速さで走る車もあります。ですが、速度無制限というのは乗用車のみで、トラックやバスは時速100kmが上限速度と定められています。また、ドイツを出るといきなり上限速度が時速100kmとなることもあるので注意が必要です。 それでも時速200kmで走る車が多いというのは、事故が多かったり危険ではないのかといった疑問が生じますが、「アウトバーン」は一般道路とは違い元々高速走行を前提に造られています。直線が多く、高速でも走りやすいように勾配は4%以内に抑えられています。建設時には飛行機の発着も想定していたため、道路の舗装は一般道路の2倍にあたる厚みがあります。このように高速で走るための構造をした道路となっているので、速度無制限でも安全な走行ができているそうです。
ドイツの「アウトバーン」には、反射テープが10mおきにあるくらいで照明の類が一切ありません。夜になり暗くなった「アウトバーン」を時速200kmという速度で走行するのは、日本の私たちにはなかなか経験できるものではありません。ですが、暗闇をハイスピードで走行するのはやはり危険なので、自ら速度を落として走る人も多いようです。
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