長期放置車両とは
全国各地から寄せられるご相談の中に放置車両の撤去依頼があります。
駐車場管理会社さんや不動産会社さんなどが該当されますが、契約していない駐車場に見知らぬ車が止まっている場合があったり、自宅の前に見知らぬ車が駐車されていたりなど、他人の自動車が放置されている場合があります。
この場合、自動車の所有者は他人になりますので、基本的には勝手に処分する事はできません。たとえ、自宅の前に大きな自動車が駐車されていて、自分自身の自動車を駐車場に入れれないという状態になったとしても対応は同じです。
公道の場合
警察に連絡してください。警察署に連絡した場合、ナンバープレートなどから所有者を特定し、警察署にて連絡をとり対応してくれます。万が一、所有者と連絡が取れない場合などでも警察署にて対応してくれますのでご安心ください。繰り返しになりますが、基本的には他人の自動車を勝手に処分することはできません。
私有地の場合
駐車場などに契約以外の見知らぬ自動車が駐車されている等の場合、まず自動車の所有者と連絡をとる努力が必要です。例えば、フロントガラスなどに張り紙を貼る(連絡先と連絡期日を記載)、住民の方に聞き込みをするなどを行い、もし所有者が特定できる場合は書面などにより一定回数の撤去を依頼することも必要です。どんな手段をとっても連絡がとれず、かつ他の方にも迷惑がかかっている場合などは、弊社などの専門業者にご相談いただければ対応させて頂けます。但し、この場合も処分・保管などを慎重に判断させて頂く事になります。
また、自分自身の自動車を車検が切れた後に放置して数年経ってしまった場合などもあり、長期放置車両になると、通常はタイヤの空気が抜ける若しくはパンク状態になるため、自動車の引き取りにおける難易度もグンとあがります。
空気が抜けている程度なら何とか引き取りが可能ですが、パンク状態になっている自動車で、かつ駐車場までの道路にはレッカー車などのトラックが通行できない狭い道幅などの場合は、引き取りが非常に困難になります。通常は、レッカー費用と引取り手数料で5万円程度かかります。
長期放置車両を処分する時の最善策は?
上記でも述べましたが、下記の条件に該当する時は非常に困難です。
- 自動車がパンク状態にあるとき
- 駐車場までの道幅が狭い場合
- 自動車を止めているのが立体駐車場の場合
自動車を動かさなくなってから2年以上経過している場合は、ホイールとブレーキが錆びなどで引っ付き、パンクしていなくてもタイヤが回らなくなることもあります。 その場合は、レッカー車で吊り上げなどにより引取作業を行いますが、屋根付き駐車場や立体駐車場に駐車している自動車の引き取りは大変困難です。
最善策は、乗らなくなった車は早めに売却または廃車にするのが良いでしょう。 万が一、長期放置車両になっている場合は早めに専門業者に相談し、引き取りにきてもらう必要があります。
まとめ
自動車の処分や引取りというと通常はお金がかかり、お客様にとっては何もメリットがないため出費はしたくないと思います。しかし、放置している期間が長ければ長いほど状況は悪化するばかりですので、早めの相談をしていただくのが良いでしょう。 長期放置車両の件でお困りのことがあれば、お気軽にカーネクストまでお問合せください。