車に載せたい防災用品といえば「電子機器」

クルマの豆知識

シガーソケット・カーバッテリー活用グッズ

被災後はしばらくは停電になるので、家庭用の電源を利用する電子機器は全て利用できなくなります。 しかし車は搭載したバッテリーにより、シガーソケット(アクセサリーソケット)等を使って様々な電子機器を動作させることができるため、災害時にも非常に心強い存在でしょう。 ここではシガーソケット(アクセサリーソケット)・カーバッテリーを活用できる便利なグッズを紹介します。

ソケット分配器

便利なシガーソケットですが、基本的に車両1台につき1箇所しか差込口がありません。 その為、複数種類の機器を差し込むためにはシガーソケットを増設できる分配器が必要になります。 ソケット分配器の中には、後述するUSB充電ポートも併せ持つ機器もあり、非常に便利です。

カーチャージャー(USB充電ポート)

シガーソケットに差し込み、USB充電ポートにする機器があります。 平常時にも便利な機器ですが、災害時では連絡や情報収集など非常に重要な役割を持つ携帯電話が停電中でも車の中であれば充電可能になるため、車を持っているのであればUSBポートのカーチャージャーを購入しておくべきでしょう。 ポート数は1個から、多いものでは4個程度までの製品もありますが、家族が多ければ1ポートでは足りなくなることもあると考えられますので、家族構成に合わせて製品を選択しましょう。 出力A(アンペア)が製品によって異なりますが、1Aのものはスマートフォンの充電に時間がかかり、タブレットは出力不足で充電できません。 できれば急速充電&タブレットの充電も可能な2.1Aの製品を選ぶと良いでしょう。

カーインバーター

カーインバーターは車搭載のバッテリー(DC12V電源)で家庭用の電子機器(AC100V電源)を使えるように電力を変換するものです。 インバーターの出力にもよりますが、ノートPCを充電したりある程度の家電を使えるようになります。 シガーソケットからの場合は出力は120W程度が限度ですので、ドライヤー・電子レンジなどの消費電力の高い家電を利用することはできませんが、カーバッテリーに直接配線することで500Wや1000Wの家電を動かせるようなインバーターもあります。

FMトランスミッター

カーナビ・オーディオ搭載車では不要ですが、オーディオレス車であればシガーソケットに取り付けるタイプのFMトランスミッターを購入しておきましょう。非常時の情報源として重要なラジオを受信することができます。 製品によっては前述したUSB充電ポートを併せ持つFMトランスミッターもあります。 また、最近ではラジオ機能だけでなく、Bluetooth(無線)接続でスマートフォンの音楽をカーステレオから流すことができる製品もあり、非常時だけでなく普段使いもできます。 高機能なものでは、音楽アプリだけでなく、GoogleMapなどのナビゲーションアプリの音声案内にも対応しており、スマートフォンやタブレットの画面で地図を表示し、音声はカーステレオから出力できるので、カーナビの機能を全て代替可能になっています。

通信機・照明

車はバッテリーを利用して、シガーソケットで様々なことができますが、被災後は給油も安定してできない可能性があるので、ガソリン節約のために、持ち運びでき、家庭用の電源を必要としない電子機器を揃えておくと安心です。 ただし機器のバッテリーや電池は高温になると爆発する可能性もありますので、直射日光が当たらない涼しい場所で、断熱効果のあるアルミ蒸着された袋や発泡スチロールの容器の中で保管しておくのが良いでしょう。

懐中電灯・ラジオ・携帯充電器のセット

被災後は蛍光灯が使えないので、暗くなったら懐中電灯・ランプなどが必要になります。 また、テレビが使えず、新聞の配達も止まるため、情報源としてラジオが必要になります。 更に、安否確認の連絡や、情報の取得などのために、携帯電話・スマートフォンも使いますが、それらの充電も必要になります。

防災グッズには、一台で懐中電灯・ラジオ・携帯充電器の機能を全て満たしてくれる非常に便利な製品があります。 電源は手回し式であることが多く、手間がかかるとはいえ、停電していても制限なく携帯電話の充電が可能になるのは大きな利点です。 一家に一台は確保しておきたいところです。

LEDランタン

手に持っていなくても自立可能で、比較的広い範囲を明るくすることができるため、避難生活する場での光源として優秀です。 車内はバッテリーが続く限りはルーフランプを付けることができるので、LEDランタンがなかった場合で停電時に夜間に明かりが必要な際は車内で過ごすというのも手です。

ガソリンについて

車のバッテリーを活用するにはエンジンを付けてアイドリングしておく(ガソリンを消費)必要があります。 エンジンを付けないままバッテリーを利用してしまうと、いずれバッテリーがあがってしまうためです。

「給油の際にガソリンを満タンまで入れず、半分程度までにすることで、車の総重量を減らす(結果、燃料の消費が軽減される)」という有名な節約術がありますが、その方法を実践すると確かに少しは燃費節約になるものの、常にガソリンが少ない状態になってしまいます。 被災後はしばらく給油がまともにできなくなることを考えると、常にガソリンが少ない状態にすることはあまり得策ではありません。 車のバッテリーを災害時に役立てたいと考えるのであれば、ある程度ガソリンが減ったら満タン給油する方が安全です。 もちろん運が悪ければ給油直前で地震が発生し、ガソリンが少ない状態となる可能性もありますが、そうなる確率を減らすことには繋がります。

ガソリン携行缶を利用して、非常時に備えてガソリンを保存しておくという手もありますが、ガソリンは引火・爆発の可能性がある危険物ですので取扱には注意が必要です。 また、ガソリンは時間経過で劣化しますので、携行缶に保存したガソリンは購入後半年以内に使い切って再度補充するようにしましょう。

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