2015/02/09
トラックといっても660ccの軽トラック~10トン以上の大型トラックまでさまざまで、バスも10人乗り~50人乗り以上の大型バスまでさまざま。主に大型車に限定して調べてみました。果たして、大型トラックや大型バスの寿命とは?そして、何万キロまで走行できるのか!?
通常、普通車の場合は10万キロを超えると廃車扱いとなり、査定額は0円に近しくなりますが、今回は廃車になることをさておき、日本車が何万キロくらい走れるのかを調べてみました。
カーネクストでは、全国対応にて廃車を取り扱っているため、年間で多くの廃車依頼を承っています。その中で、一番走行距離が多い自動車を確認してみると、ハイエースの501,000キロでした。
余談ではありますが、一台の乗用車で走行した距離の世界記録保持者はアーヴ・ゴードン氏で1966年製ボルボP1800で、その走行距離は480万キロ(300万マイル)です。480万キロは地球120周走る事に相当します。すごいですね。(2013年9月 ギネス記録)
それでは、トラックやバスはどうでしょう。
カーネクストへの問合せを受ける中でも、10トンを超えるトラックなどは100万キロを超えているものも珍しくありません。数年前に200万キロ以上走行したトラックを保有しているとして、メーカーに表彰された方がいてましたが、10トントラックの場合は200万キロ以上走行しているトラックはたくさんあるでしょう。
さて、バスを見てみましょう。
バスもトラックと同様に長距離走行をする自動車として使われています。しかし、みなさんの記憶にも新しい高速バスの事故。それによって、バスでの行動自体を敬遠している方も多いのではないでしょうか。しかし、自動車を運転しない高齢者の方々にとっては移動手段の一つであることは間違いなく、特に海外においては移動手段の主役といっても過言ではありません。
日本の場合、一般論として20年で200万キロ程度が一つの目安となります。観光バスと高速バスなど使用用途によっても変わってきますが、観光バスは年式で、高速バスは距離でのリミットに達する場合が多いでしょう。そのため、観光バスの場合は100万キロ程度で廃車になるケースもあり、高速バスは10年程度で廃車になるものもあります。
自動車販売事業者の中には、トラックやバスを働く車と言う方々がいます。
海外のバイヤーから人気があるのはまさに「働く車」だからです。もっと分かりやすく表現すると「金を稼ぐ車」です。金を稼ぐことができる車を欲しがる人は非常に多いようです。
日本の中古バスや中古トラックは、アジアをはじめとしてアフリカなど後進国への輸出が盛んに行われています。海外旅行に行った際に、日本語の看板が塗装されているようなバスやトラックまたは重機を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
海外では、どの国をとってもトラックは働く車として、バスは移動手段として重宝されているのです。
ここでも余談として、日本の中古トラックや中古バスが海外では人気ですが、海外のトラックやバスは日本で見たことが無く、世界的にも人気がないのか?と気になりませんか?
まず、トラックメーカーの中で世界的に知名度があるのはメルセデス・ベンツ。日本ではいすゞが有名ですが、世界的な知名度はイマイチです。それでは、メルセデス・ベンツのトラックが日本で普及していない理由とは何なのでしょうか?
海外製のトラックはメルセデスベンツやボルボなど多数ありますが、価格も海外製の方がグンと高いというわけではありません。しかし、消耗部品の調達やメンテナンス体制に対する不安が根強く、故障した時の修理が困難であることが挙げられます。
上述しましたが、トラックやバスは「働く車」として扱われ、それは日本も海外も同様です。当然、元気に動くことが条件となるため、リスクをとってベンツのトラックなどを購入する人が少ないのが主な理由となっています。
日本車の中古トラックや中古バスは、日本国内でも海外でも同様に、100万キロを超えても利用されています。しかし、普通車と異なり故障してしまうと大金が必要となる事もしばしば。したがって、日本では海外メーカーのトラックやバスが普及していません。 今後、商業車部門においても日本の製造技術を生かし、「丈夫な車、壊れにくい車」として人々に愛され、日本車が世界への普及を拡大していくでしょう。
SSL暗号化通信
当サイトではプライバシー保護のため、「SSL暗号化通信」を実現しています。お客様の情報が一般に公開されることは一切ございませんので、ご安心ください。
✕
メーカーを選択してください必須
国産車
輸入車
車種を選択してください必須
年式を選択してください
走行距離を選択してください