2017/02/10
コインパーキングは不特定多数のドライバーが一時的に利用可能な有料駐車場です。
駐車場に精算機などを設置して24時間無人で営業している所が多く、大きく分けて「ロック方式」と「ゲート方式」の2種類があります。
●ロック方式
ロック方式のコインパーキングでは各駐車スペースにセンサー付きのロックプレート(ロック板・フラップ板とも呼ばれます)が設置されており、ロックプレートを乗り越えて駐車すると、自動的にロックプレートが上がり、車を動かせなくなります。
ロックプレートが上がった後は、精算機で駐車した場所の番号を入力し、料金を支払うことでロックプレートが下がり、車を動かせるようになります。
ロック方式は比較的導入費用が安いため、狭いスペース(1~8台程度)でのコインパーキングで利用される事が多いようです。
ロックプレートにも種類があり、駐車スペースの中央辺りに設置され、前輪・後輪の間でロックプレートがせり上がる「タイヤロック式」や、駐車スペース前方に設置される「車体ロック式」などがあります。
ロック方式のコインパーキングでは、「ロックプレートを踏み超えないようにしてロックプレートを作動させないまま駐車(駐車スペースの白線から大きくはみ出て他の利用者にも迷惑がかかる)」「ロックプレートを踏み倒して破壊してそのまま退場」などで利用料を払わずに逃げるドライバーも居て、問題になっています。
●ゲート方式
ゲート方式のコインパーキングでは、出入り口に車の出入りを制限するゲート装置が設置されており、各駐車スペースにはセンサーなどは設置されていません。
入場時にゲートで駐車券を受け取るとゲートバーがせり上がって入場できるようになり、退場時にはゲートで駐車券を入れて精算するとゲートバーがせり上がって退場できるようになります。
ゲート方式は導入費用が高いですが駐車スペースが多くても対応できるため、大規模な駐車場で導入されることが多いようです。
ロック方式のコインパーキングでは、ロックプレートが「タイヤロック式」であること事も多いですが、「タイヤロック式」は車体の下部でロックプレートがせり上がるため、車高が低い場合はロックプレートが車体にぶつかってしまい、最悪傷をつけてしまう事もあります。
基本的にロックプレートは一般的な車高の車体には当たらないように作られており、コインパーキングの看板に記載されている利用規約・注意事項などには「改造車(エアロパーツ装備・マフラー交換など)及び、最低地上高15cm以下の車両はご遠慮ください。」といった文面が記載されています。
エアロパーツの装着や車高調整をして車検に通るギリギリの高さ(最低地上高が9cm以上必要)にしている場合、タイヤロック式のコインパーキングは利用できないことがほとんどです。
コインパーキングが利用できないというだけでなく、坂道・ちょっとした段差などでも車体を擦って動けなくなる可能性がある為、極端な車高短はやめておくべきでしょう。
車高が低い車がタイヤロック方式のコインパーキングを使えないというのは感覚的にわかりますが、では逆に一般的なセダンなどよりも車高が高いSUVなどの車はコインパーキングの利用に全く問題はないのでしょうか?
実は車高が高い場合にもコインパーキングが使えないケースというものがあります。
タイヤロック方式のロック装置には、車が駐車された事を検知してロックプレートをせり上がるための「センサー」が仕組まれています。
SUVなどのタイプのような車高が高い場合は、その「センサー」が反応せず、駐車してもロックプレートが正常に動作しないことがあるのです。
その為、ロックプレートが動作しないような車高が高い車も駐車場に停めてはいけないという決まりがあります。
ただし、そういった車でも絶対に利用できないというわけではありません。
コインパーキングの装置によって自動的に料金が計算されないため、アナログな対応が必要にはなりますが、コインパーキングの管理会社に電話をかけ、対応指示に従って精算すれば問題なく利用することが可能です。
管理会社の営業時間外の場合はどうしようもなくなってしまいますので、駐車場を利用する時間については注意が必要です。
ロックプレートが上がらないからといってそのまま精算せずに出ていってしまった場合、当然違反行為ですのでちゃんと支払いましょう。
監視カメラが設置されていることも多いため、逃げてもバレてしまう可能性が高いです。
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