2017/05/12
世界一多くの車を所有する車社会のアメリカでは、運転免許を取得できる年齢が州によって異なっています。多くの州が高校生である16歳から運転免許の取得が可能です。日本では多くの人が高校卒業時に免許を取得しますが、アメリカでは現役の高校生がもうすでに免許を取得し車を運転することができるのです。なんと州によっては14歳で運転免許の取得が可能な州もあります。ただし、これは、農作業が盛んな地方で農作業を手伝うために運転できる免許の場合が多いです。ですので、14歳で取得できる免許は、運転できる範囲が農地内に制限されていて、公道は走れないことがほとんどです。
アメリカでは18歳以上であれば教習所へ通う義務はありません。日本でも教習所へ通わず免許取得の試験を受けることができますが、教習所へ通わずに実技試験をクリアするのはかなり難しいと有名です。ですので、日本では教習所へ通って試験を受けて免許を取得という流れが一般的になっています。一方、アメリカでは実際に免許を持っている人に公道を使用して教えてもらうというのが一般的です。免許を持っている人であれば、家族でも友人でもいいのです。そのため、アメリカでは日本のように補助ブレーキが付いた教習車で練習することがないのです。ちなみに18歳未満は、50時間の親同伴の練習と教習所通いが必要です。
日本だと教習所に通うのに30万~40万円ほど費用がかかります。一方、アメリカだと学科と実技合わせて30~40ドルほどで免許の取得が可能です。日本円に換算しても、アメリカでは日本円の100分の1程度の費用で免許を取得することができます。18歳未満で教習所へ通わなくてはいけない場合でも、教習所の費用は日本円で5万円ほどなので、アメリカで免許を取得するのは日本よりはるかに安いといえます。
日本では若者の車離れが懸念されていますが、車社会アメリカでも同じように言われています。アメリカのミシガン州では、25歳未満の人の運転免許証保有率が過去30年間で大幅に低下していることが調査結果で明らかとなりました。このことから、アメリカでは高校生・大学生世代の車の運転への関心が薄れていることが分かります。車を持つことの社会的重要性が薄れているのは、日本だけではないことが伺えます。大きな要因としては、インターネットのソーシャルメディアの台頭だと言われています。かつては車に乗ることは友人に会いに行くことだったのが、今では車に乗らなくてもインターネット上で遠く離れた友人といつでもコミュニケーションをとることができます。「かつて我々が車でやっていたことを、今の若者はインターネットでやっている」と分析する専門家もいるほどです。
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