2016/02/17
現在、世界で最も生産量が多い車の色は圧倒的に白となっており、全体の25%を占めています。次いで多い色が同率で黒とシルバーです。この白色人気、実は最近のことなのです。これまで10年以上もの間、シルバーが定番人気だったそうです。2013年に入り、ヨーロッパや北米、アジアで白の人気が爆発。その人気の背景には、白を貴重とした内装・外装の店舗と製品を誇るApple社の影響があるのではないかとも言われています。全体の25%のシェアを誇っている白ですが、黒とシルバーを合わせると、上位人気3色で全体の60%ものシェアを占めることになります。生産量が多いということは、それだけ売れているということを意味します。そういった理由もあり、中古車として売ろうとした際には、やはり人気色の白や黒が比較的高値で買い取ってもらえる可能性が高いそうです。ですが、車種によって人気色が異なることも事実です。購入時に人気色だったとしても、売却時には違う色が人気となっていることもあるでしょう。
「カラー・マーケティング論」という文献で、「自動車の色 事故率ランキング」で青い車が1位と紹介されています。「青い車は事故が多い」と都市伝説のように言われていますが、果たして青い車は本当に事故が多いのでしょうか。この文献のランキングで参考にされたのは47年前のデータで、場所や期間などどのように集計したものかは不明となっています。そんなに前の、しかも不明確な集計などあてになるのかと疑いたくなりますが、理に適った理由もあるそうです。それは、青が「近くにあっても遠くにあるような性質」を持っているからだと言われています。青は「後退色」といって、目の錯覚を起こしやすい色なのです。逆に事故率が低い車の色はシルバー。メタリック塗装のシルバーは夜の暗い時間帯でも目立ちやすいという特性を持っているため、事故を起こしにくいと言われています。
一般的に、「黒は太陽光を吸収しやすい」と言われているのは有名で、夏は黒い服を避けている人も多いかもしれません。車がダイレクトに太陽光を吸収してしまうのであれば、黒い車は熱くなって危険なのではと思ってしまうかもしれませんが、黒い車の車内は白い車の車内と比べても1度ほどしか変わりません。このように色による太陽光の影響の受け方はあまり変わらないように思いますが、紫外線の影響を受けやすい色があります。それは赤い車です。赤い車は紫外線の波長を吸収しやすく、色の褐色や退化が早くなります。頻繁に車に乗る人は、色褪せるのが気になるようであれば赤い車を選ぶのはおすすめできないかもしれません。
一般的な人気色のひとつともいえる黄色。車ではあまり見かけません。それは、「黄色い車には虫が集まってくる」と言われているからだといえます。明るいところへ集まるのは虫の習性。虫のほうから寄ってくるので、衝突した車に虫が付着し、黄色ベースに黒い虫はとても目立つということもあり黄色い車は虫を誘う色だと言われています。
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