家族で車に乗るなら大きめの車がいいでしょう。特にミニバンは、車内スペースが広くてゆったりとしています。3列シートもあり、家族で乗るのにおススメです。
ただ、ミニバンは車両価格も維持費も高いイメージが強く、購入をためらってしまう人も少なくありません。
しかし、ミニバンでもお買い得な車種がいくつかあります。では、どのミニバンがお買い得なのか見ていきましょう。
家族で乗るならミニバン
セダンやコンパクトカーなど、シンプルな形状の乗用車は乗車定員が5人の場合が多いです。子どもが3人までの家庭なら、家族で乗っても乗車定員内に収まりますが、やや狭く感じるでしょう。荷物などを積んでいる場合にはかなり窮屈です。
一方で、ミニバンなら前後に長い形状で3列シートを備えており、6人以上で乗れます。車種によって乗車定員が異なりますが、7人か8人の車種が多いです。実際に6人以上の人数で乗ることは稀でも、乗車定員が多い分だけ車内のスペースが広くゆったりと感じられるでしょう。両親も乗せて家族3世代でレジャーにでかけたい時などにも使えます。
7人乗りのミニバンの場合には、2列目に独立したシートが2つあり、3列目に3人用のベンチシートが設置されているのが一般的です。8人乗りだと、2列目と3列目の両方が3人用のベンチシートになります。
ミニバンに乗っている人でも、乗車定員目一杯の人数で乗る機会はあまり多くありません。4、5人くらいまでの人数で乗る機会が多いでしょう。そのため7人乗りの方が、乗り心地が快適でオススメです。
ただ、中古車を探してみると、8人乗りのミニバンが安い傾向にあります。予算的にあまり余裕がないのであれば、中古で8人乗りのミニバンを買うのもいいかもしれません。
車内がゆったりしていて、アレンジが利きやすいのもミニバンの魅力です。赤ちゃんのいる家庭なら、ベビーカーをそのまま積むこともできます。車内でおむつを替えることも可能です。後部座席のドアがスライドドアになっている車種がほとんどであるため、人の出入りや荷物の出し入れもスムーズです。
家族でレジャーに出かける際には、荷物もたくさん積めます。釣りやキャンプ、ピクニックなどに行く時に便利でしょう。ミニバンは車内がゆったりしていて乗り心地も良いため、長時間乗っていても疲れません。
また、ミニバンは他のボディタイプの車と比べて大きくて重いため、衝突安全性が高いのも大きなメリットです。家族の安全を守るために、ミニバンに乗っている人もいるでしょう。万が一衝突事故に遭ってしまった場合でも、自分や大切な家族が軽傷で済むことが多いです。
ミニバンにはどんな車種があるのか
ミニバンはトヨタや日産、ホンダなどの自動車メーカーのものが多いです。一言でミニバンと言っても車種による違いが大きく、値段もかなり差があります。ミニバンの中でも比較的小ぶりな車種なら、大きめのコンパクトカーよりも一回り大きいくらいです。また、いわゆるLクラスミニバンと呼ばれる車種なら、全長が5メートル近くあります。見た目にもかなり大きく、格好良く感じられるでしょう。
基本的に小ぶりなミニバンであれば、比較的安い価格で購入できます。5ナンバーなら維持費もあまり高くならずに済む車種が多いです。大きなミニバンほど、新車価格も維持費も高めの傾向にあります。
ミニバンの中でも特に大きいのは、トヨタのアルファードやヴェルファイア、日産のエルグランドなどでLLサイズと呼ばれることもあります。とにかく大きな車に乗りたい人や、ゆったりと寛げる車内空間を求めている人にオススメできる車種です。
いずれも高級な部類に入るため、新車で購入するのは高収入の人でないと難しいでしょう。
オプションなどをほとんど付けなくても、新車だと400万円近くします。そこから高グレードを求めたり、オプションを充実させるには500万円くらいの予算がないと厳しいです。
トヨタのエスティマやホンダのオデッセイは、ミドルサイズより大きめですが、アルファードやヴェルファイアほど大きくはありません。値段もアルファードやヴェルファイアより少し安いため、予算的に厳しいようであれば、エスティマやオデッセイを検討してみるのもいいでしょう。
トヨタのシエンタやホンダのフリードなどは、ミニバンの中では小ぶりな部類に入ります。値段も安くグレードやオプションによっては、新車でも200万円を切る価格で購入可能です。ミニバンが欲しいと思いつつも、予算の関係で諦めかけている人にオススメできます。大人数で乗る予定はなく、ゆったりとした車内空間を求めている人にもいいかもしれません。
予算的にシエンタやフリードの新車を買うのが厳しい場合には、新車ではなく中古のミニバンを検討してみるのがいいでしょう。
トヨタのノアやヴォクシー、ホンダのステップワゴンなどがミニバンの中ではオーソドックスな部類に入ります。街中でもよく見かけるでしょう。ミドルサイズと呼ばれることが多く、値段も特に高くも安くもありませんのでファミリー向けの車として人気が高いです。
新車なら、250万円前後で購入できます。高グレードやオプションを充実させたい場合には300万円程度の予算があるといいでしょう。
トヨタのエクスファイアや日産のセレナなども、ミドルサイズのミニバンですが、やや価格が高めです。
また、あまり知名度は高くありませんが、ミドルサイズよりも少し小ぶりな車種として、トヨタのアイシスやウィッシュなどがあります。シエンタよりもやや大きめで、新車価格は200万円台前半くらいです。
ミニバンのお買い得な車種
ミニバンの中でもホンダのステップワゴンやトヨタのヴォクシー、ノアなどは乗りやすく人気が高いです。価格もミニバンの中では特段高くはないため、コスパがよくオススメと言えます。「ミニバンは燃費があまり良くない」と言われることが多いですが、ステップワゴンやヴォクシー、ノアは燃費も比較的良好です。
ステップワゴンは実燃費で見ると1リットルあたり12キロから13キロくらいでしょう。ノアは15キロから17キロくらいで、燃費重視なら、ノアがオススメです。ノアは新車なら218~332万円くらいで買えます。
ステップワゴンはリアドアが特徴的で、横方向にも縦方向にも開閉できる作りになっています。そのため、小さなお子さんのいる家庭にピッタリでしょう。ベビーカーを出し入れしやすく、小さなお子さんも安全に乗り降りできます。ステップワゴンは新車なら228~342.6万円です。
また、いずれも走行距離が6万~8万キロ程度の中古なら100万円前後で購入できます。他の車種でも、5~10年落ちの中古なら100万円以内で買える車種が多いです。
予算が少なく、新車だと選択肢が限られてしまうのであれば、中古も視野に入れて検討してみるといいでしょう。7~12年落ちなら50万円以下で買える安い車種もあります。50万円以下の予算なら中古でラフェスタ、ウィッシュ、プレマシーが狙い目です。
お買い得なミニバンを見つけて、買い替えるのであれば、現在乗っている車は手放すことになるでしょう。もし中古として値がつかず、廃車にするのであればカーネクストにお売りください。弊社では廃車予定の車の買取を行っており、中古車として値がつかない車でも問題ありません。
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まとめ
ミニバンは新車だと安い車種でも200万円くらいの予算がないと厳しく、できれば300万円程度あるといいでしょう。
ステップワゴンやノア、ヴォクシーなどのコスパの高い車種が買えます。予算が200万円以下なら、中古での購入も検討してみましょう。