タイヤの空気圧は適正でないとダメ?調整方法は?

トラブル・修理

タイヤには適正な空気圧があり、それを守っていないと運転に支障が出るだけでなく、タイヤにとっても良くありません。

適正な空気圧はどれくらいなのか、測定や調整の方法について紹介します。

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タイヤの空気圧を適正にする理由


まずは空気圧の正体と、適正にしなければいけない理由を知っておきましょう。

タイヤの空気圧って何?

タイヤにおける空気圧とは、タイヤの内部に充填された空気が外側に向けて働きかける圧力を指します。車の重量を支えられるのが適正な空気圧です。同時に車の性能を最大限に発揮できます。かつてはkgf/㎠(キログラムフォース)という単位でしたが、近年では国際単位であるkpa(キロパスカル)で表すのが一般的です。

タイヤの空気は、運転しなくても自然に抜けます。空気中に含まれる酸素の分子がゴムの分子よりも小さいからです。また、気温が高ければ空気が膨張して空気圧は高くなりますし、高地では外気圧が低くなることで、やはり空気圧は高くなります。このように空気圧は調整しても常に変化し続けるものです。

空気圧が適正でないデメリットは?

タイヤの空気圧が適正よりも低いと、タイヤはたわんだ状態で地面と接するようになり、中央よりもショルダーと呼ばれる端のほうが摩耗するようになります。抵抗も多くなるため、思うように加速できません。その結果、燃費も悪くなってしまいます。操縦の安定性もいま一つです。

このまま乗り続けるとタイヤの寿命が縮まるだけでなく、摩擦熱によって切れたり裂けたり、はがれたりします。高速道路走行時にはバーストするかもしれず、大変危険です。

逆に空気圧が適正よりも高すぎると、中心部ばかりが摩耗するようになります。路面状況に反応しやすくなるため、乗り心地が良くありません。障害物による傷もできやすくなります。

こうした不具合を防いだり、タイヤを長持ちさせたりするためにも、タイヤの空気圧は適正に保つべきなのです。

タイヤの空気圧の測定方法


日本自動車タイヤ協会(JATMA)が2018年11月にパーキングエリアで調査したところによると、4割以上の車が空気圧不足でした。自分で気づいていればすぐに調整できますが、どこで測定できるのでしょうか。

どこで測定する?自分でもできる?

タイヤの空気圧は「エアゲージ」という機械で測定できます。ディーラーやガソリンスタンドなどに置いてありますし、1,000円前後から購入も可能です。ほとんどのエアゲージが空気圧を測定できるだけでなく、価格によって空気を注入できるタイプもあります。

測定方法はそれほど難しくはありません。タイヤのバルブについているキャップを外し、エアゲージの先端を押し当てるだけで空気圧が表示されます。このとき少し空気が抜けますが、気にするほどではありません。

空気圧が高いようであればエアゲージで空気を抜き、低いようであれば空気を注入しましょう。自転車用の空気入れも使えます。その繰り返しで適正な空気圧にするという流れです。測定が終わったら、再びバルブのキャップを取り付けます。

先述のとおり、タイヤの空気は運転していなくても自然に抜けるものなので、最低でも月に1回は測定しましょう。また、タイヤの空気圧は温度によって変わるため、運転前などタイヤが冷えているときに測定するのが原則です。

適正な空気圧とは?不足していたらどうするの?

適正な空気圧は車によって異なります。同じタイヤでも取り付ける車が違えば、適正な空気圧も変わるものです。説明書や運転席のドア周り、給油口あたりに表示されているので確認しましょう。車によってはkpaだけでなくkgf/㎠でも表示されています。

この数値が最低限の空気圧となるため、自然に抜ける分も考慮して若干高めに調整するのが一般的です。あまりに高すぎるのも先述のような不具合が発生するので、1割増しが上限となります。空気の代わりに窒素ガスを注入すれば、窒素はゴムの分子よりも大きいため、空気圧を維持しやすくなるでしょう。

スペアタイヤを積んでいるなら一緒に調整します。普通のタイヤと比べて細くて小さいため、車の重さに耐えられるよう空気圧の適正値は高めです。

もしタイヤを履き替えた場合は、同じサイズや指定のオプションサイズであれば車に表示されているとおりです。インチアップのように偏平化するなら、高めの空気圧に設定しなければいけないため、タイヤの販売店に問い合わせましょう。そのタイヤが耐えられる重さから適正な空気圧を割り出してくれます。

タイヤの空気圧を点検するときのポイント


タイヤの空気圧を点検するときは、他にもいくつかのポイントがあります。これらを気にかけておけば、より適正な空気圧に保ちやすくなりそうです。

タイヤの空気圧を点検する時期

タイヤの空気圧は気温による影響を受けやすいため、少し高めに調整するときも季節によって度合いが異なります。例えば夏から冬にかけて気温が下がる時期は、空気圧も低くなりやすいので、上限の1割増し近くで調整したほうが良いでしょう。

逆に冬から夏にかけて気温が上がる時期は、空気圧も高くなりやすいので、上限まで増やすのを控えます。寒暖の差が大きい寒冷地ほど、デリケートな調整が必要です。

また、季節によってタイヤを交換するときは、必ず空気圧を点検しましょう。地域によっては夏タイヤ、冬タイヤとも半年ほど使わない時期があるため、交換するときはかなり空気が抜けているはずです。

かつては、高速道路を走るなら空気圧を高くしたほうが良いといわれていました。けれども近年はタイヤの耐久性が上がっており、高速道路を走るためにわざわざ空気圧を高める必要はありません。ただし、空気圧が低いと運転中にバーストする恐れがあるため、直前に点検はしておきたいところです。

タイヤの種類や状態によって空気圧は変化する

スペアタイヤの空気圧が普通のタイヤよりも高かったように、同じ車でもタイヤの種類や状態によって適正な空気圧は変化します。一方でスタッドレスタイヤは特別な指定がない限り、普通のタイヤと同じにするのが基本です。

なお、スタッドレスタイヤのグリップ力を高めるには、空気圧が高すぎても低すぎても良くありません。雪道や凍った路面など、冬のあらゆる状況に対応するには適正にするのが最も優れています。

他にも空気圧の点検は、タイヤの状態をチェックする格好の機会です。タイヤが摩耗していないか、傷やひび割れができていないか確認しましょう。タイヤが摩耗してくると溝が浅くなります。深さが1.6mm未満になれば交換のサインですし、そのままでは車検に通りません。ブレーキを踏んでから止まるまでの距離も10mほど伸びてしまいます。

そんなタイヤの摩耗状況を簡単に気づけるのが「スリップサイン」です。タイヤの両サイドに数ヶ所あり、溝が1.6mmになると露出して交換のタイミングが分かるようになっています。

どんなに空気圧が適正でも、タイヤの位置によってはどうしても減り方に偏りが生じるものです。例えば前後と左右、駆動輪か否かによっても減り方は異なります。そのため、ずっと同じ位置に履かせるのではなく、季節によるタイヤ交換のタイミングでローテーションすると良いでしょう。タイヤの減り方が均一になり、寿命を延ばせます。

まとめ

タイヤの空気圧が適正であれば、車を支えられるだけでなく、性能も発揮できます。自然な空気の漏れや温度、気圧などによって変化するため、月に1回は点検したいところです。エアゲージを購入すれば、自分でも測定や調整ができます。

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