2016/05/20
ナンバープレートには必ず地名が入っています。このナンバープレートの地名、自動車の所有者が住んでいる地名を表していると思っている人も多いのではないでしょうか。確かに、自動車の所有者が住んでいる地名と一致していることが多いですが、必ずしもそうではありません。ナンバープレートの地名は、その自動車の所有者 (登録名義人) の「使用本拠地」で決定します。「使用本拠地」を管轄する運輸支局や車検場がある地名がナンバープレートの地名となるのです。ほとんどの場合、自動車の所有者の住所が「使用本拠地」となるため、所有者が住んでいる場所がナンバープレートの地名になっているのです。自動車の所有者の「使用本拠地」がナンバープレートの地名にならないのは、どういった場合があるのでしょうか。それは、会社で自動車を使用する場合です。例えば、会社の本社が東京であっても、その自動車を支店の大阪で使用する場合、「使用本拠地」が大阪となります。これが、所有者の住所とナンバープレートの地名が異なる場合です。
ナンバープレートの地名は所有者の「使用本拠地」を表し、その自動車が登録された運輸支局や車検場の場所を示していることが分かりました。ということは、ナンバープレートの地名は自由に選ぶことはできないのでしょうか。ナンバープレートの地名を自分の好きな地名にしたい場合は、「所有者」と「使用者」を分けるという方法があります。具体的にいうと、「所有者」を自分にし、「使用者」を好きな地名にいる家族や友人・知人にするということです。「使用者」にしたい人物が好きな地名に居ない場合は、好きな地名で家を買う・借りるという方法になります。その地名で住所を手に入れるということです。このようにナンバープレートの地名を自由に選べる方法はありますが、少々ハードルが高いものとなっています。
日本にナンバープレートが導入されたのは、昭和26年のことでした。当時のナンバープレートは白地の背景に黒字で登録県の頭文字と分類番号だけという簡素なものであり、地名全部の表示がありませんでした。地名表示が頭文字からフルネーム表示となったのは平仮名一文字とハイフンが使用されるようになった後の昭和39年のことでした。この頃から現代のナンバープレートの形に近づいたものの、形状と表示内容が現在のものに落ち着いたのは昭和50年のことです。現代ではご当地ナンバーというものも導入され、表示されている地名の地域振興や観光復興に一役買っています。
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