2016/03/11
自動車に馴染みのない人でも、高級車といえば「ロールス・ロイス」と思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。「ロールス・ロイス」の自動車の価格は、1台でおよそ3,000万~5,000万円くらいします。昨年11月には、「ロールス・ロイス」史上最高価格の限定モデル「ファントム・ライムライト」が発表され、その価格は8,000万円を超えています。「ロールス・ロイス」の自動車は、各パーツが高級であることはもちろん、乗り心地も通常の自動車とは格が違うようです。
一台でこれほど値段が高い自動車ですから、各パーツが高級なのは当たり前。乗ったことがないと分からないこだわり抜かれたパーツが存在することもご存知でしょうか。まず、ボンネットの先に飾られている女神のシンボルマスコット。このマスコットは、盗難防止のためドアロックとともに自動でボンネット内に収納される機能となっています。そして、パーツの高級さが伝わるのは、なんといっても上質な車内。「ロールス・ロイス」の自動車は、1台作るために9~11頭分の牛革を贅沢に使っています。外装はもちろん、究極の乗り心地を感じることができるよう内装にも高級素材がふんだんに使用されているのです。また、オプションにはなりますが「スターライトヘッドライナー」があります。LEDを散りばめて天空をイメージさせた天井は、車内にいながら星空の下にいるかのような雰囲気を演出してくれます。そして、「ロールス・ロイス」には普通乗用車には絶対にない機能があります。それは、ドア内部に埋め込まれた傘。急な雨でも濡れないように、という気遣いにも、高級感が漂います。
「ファントム(幻影)」、「ゴースト(幽霊)」、「レイス(幽霊)」・・・「ロールス・ロイス」の自動車には、変わった車種名が付けられています。車種名の特徴として「幽霊や精霊の名前を付ける」という伝統があり、これらは「幽霊のように存在を感じさせない静かさと、永遠の耐久性を持つ車」という意味が込められています。そのコンセプト通り、ガソリンエンジン車とは思えないほど車外でもエンジン音はほとんど聞こえず、もちろん車内もとても静かです。また、車内では世界一とも言われる揺れの少なさで、エンジンをかけた際にボンネットの上に立てたコインが倒れなかったという逸話まであるほどです。騒がしい公道を走行していても、「ロールス・ロイス」の自動車の中にいれば都会の喧騒を感じることなく、移動しながらも静かな森の中にいるような気分になることができます。
通常、自動車はロボットによって製造されており、生産ラインがスムーズです。ですが、「ロールス・ロイス」の自動車の製造過程は、ペイントの一部を除いてすべて手作業で行われています。中でも、「ロールス・ロイス」の自動車のサイドのドアミラーの高さあたりある「コーチライン」と呼ばれるラインを手書きで入れるのは、それだけを行う職人がいるほどなのです。このラインを入れるのに、一台でおよそ3~4時間かかるそうです。3,000万円以上もする、しかも最終工程に入るほぼ完成に近い車体に手描きで真っ直ぐなラインを入れるのは並大抵のことではありません。こうした製造過程のこだわりも知っていれば、「ロールス・ロイス」の自動車が、値段が高く高級であることが納得できます。
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