車のエンジン付近から異音発生!ファンベルトの不具合を疑おう

自動車の困り事

車は長く使用していると、いろいろな箇所で不具合が出てきて修理が必要になることもあります。
不具合に気付くのが遅くなると、修理費用も高くなりがちです。

早めに不具合に気付くには、音に注視してみるといいでしょう。
異音が発生している場合には、どこかしら不具合があると考えるのが自然です。そして、エンジンから異音が発生しているのであれば、ファンベルトの不具合を疑ってみましょう。

ここではファンベルトについて解説していきます。

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ファンベルトとは何か


ファンベルトというのは、車の各部に電気を供給したりラジエーターの冷却をしたりするのに必要なパーツです。古い車だとラジエーターを冷却するのに、ベルトを使用してファンを回す車が主流でした。

ファンベルトは元々、そのファンを回すベルトのことを指していました。現在では、ベルト式ではなく電動式ファンを使用した車が主流になっています。しかし、昔からの名残で、エンジンの機構で使用されているベルトをファンベルトと呼ぶのが一般的です。

ファンベルトに異常が生じると、広範囲にわたって不具合が生じることになります。ファンベルトが切れたり故障したりすると、各種センサーもエンジンも正常に動きません。サーモスタットやエアコン、ウォーターポンプなども、ファンベルトに異常があると使えなくなってしまいます。

車に備え付けられているほとんどのパーツや機能は、ファンベルトがないと正常に動かないと考えていいでしょう。ファンベルトは車にとって命綱なのです。

ファンベルトに不具合が生じた場合、全てのパーツや機能が同時に動かなくなるわけではありません。一部の機能だけ動かなくなり、別の機能は通常通り動くということも十分ありえます。とりあえず走行はできても、調子がおかしいような場合は要注意です。無理をして走行し続けると、どんどん状態が酷くなっていきます。走行中にファンベルトが切れれば、事故に繋がる可能性も出てくるでしょう。

ファンベルトの不具合で特徴的なのは、エンジン周りから生じる異音です。古くなってくると、鳴きと呼ばれる異音が発生するようになってきます。もし、ファンベルトの鳴きに気付いたら、早めに交換しておかなければなりません。

また、古くなって切れそうな状態でなくても、たるんでいるときなどにも異音が発生します。その場合は新しいものに交換する必要はありませんが、たるみを調整しなければなりません。

ファンベルトを交換するには


車のパーツを交換するのは、結構お金がかかるイメージが強いでしょう。そのため、少し異変に気づいていても、修理に出すのを先延ばしにしてしまう人もいるかもしれません。確かに車のパーツの中には高額なものや、交換作業が難しいものもあり、修理代が高額になるケースも多いです。しかし、ファンベルトの交換費用に関しては、決して高いものではありません。ファンベルトというパーツ自体も比較的安い方です。

車の種類や大きさなどによりますが、ファンベルトそのものは4,000円から6,000円程度で買えます。交換にかかる工賃は概ね5,000円前後です。そのため、1万円程度で交換できるということになります。

もし、エンジン付近から異音が発生していて、ファンベルトの異常を疑っているのであれば、交換しておきましょう。ディーラーや修理工場、カー用品店などで交換してもらえます。ファンベルトの寿命は走行距離で見ると5万キロから10万キロ程度です。年数で見れば5年から10年ということになり、他のパーツと比べてかなり長持ちします。

タイヤやバッテリーは交換したことがあっても、ファンベルトは交換したことがないという人も多いでしょう。新車登録から廃車にするまで一度もファンベルトを交換しないで済むケースもあります。また、一度ファンベルトを交換すれば新しいファンベルトは廃車にするまで持つと考えていいでしょう。

ファンベルトが寿命かどうか判断する際には、走行距離や年数よりも音の方が参考になります。走行距離や年数で見てまだ大丈夫そうでも、異音が発生していれば、切れる前兆だと捉えておきましょう。

「キュルキュル」や「キーキー」という音が出ている場合には、摩耗により劣化していたり緩んでいたりする可能性が高いです。「カタカタ」や「カラカラ」だと、ファンベルトだけでなくプーリーも劣化しているかもしれません。「ヒュンヒュン」という音なら、ミッションの不具合も疑われます。

自分でファンベルトの交換ができないかどうか考える人もいるでしょう。DIYが得意な人なら、やろうとすればできるかもしれません。しかし、ファンベルトの交換を一般の人が自分でやるのは、あまりおすすめできません。

もしやり方を間違えれば、大きな故障に繋がってしまう可能性が高いです。運が悪いと事故の原因になることもあるでしょう。修理工場やカー用品店など、どこででもいいので、プロの整備士にやってもらうことをおすすめします。

ファンベルト交換の際に他の異常箇所が見つかることも


異音が発生しているのに気づいていても、ついそのまま修理を先延ばしにしてしまう人もいるかもしれません。しかし、ファンベルトの異常に気づいたら、なるべく早く修理を済ませておきましょう。
ファンベルトから異音が発生している状態でそのままにして乗り続けると、切れるなどして他の箇所にも不具合が広がってしまう可能性があります。異音は切れる前兆で、交換のサインだと捉えておきましょう。

そして、修理に出すのが遅れてしまうと、自分で気がついていなくても、他の箇所に異常が広がってしまうことが多いです。ディーラーや修理工場などでファンベルトの交換を依頼すると、他の異常箇所が見つかることがよくあります。

電気系統が使えなくなったり、ハンドルが重くなったりしている場合には、既にファンベルトが切れていると認識しておきましょう。ファンベルトが切れても、まったく動かせなくなってしまうわけではないため、余計に危険です。

ファンベルトが切れても走行自体は可能なのですが、ウォーターポンプやサーモスタットなどが機能しなくなるため、オーバーヒートを起こしやすくなってしまいます。オーバーヒートを起こすとエンジンの故障に繋がるため注意しましょう。エンジンが故障するとかなり高額な修理費用がかかります。ファンベルトの不具合を放置していたことが原因で、廃車になってしまう車もあるくらいです。

もし、ファンベルトが切れたまま走行し続けたことが原因で、オーバーヒートを起こし廃車にするのであれば、ぜひカーネクストにお任せください。カーネクストでは廃車予定の車の買取を行っています。オーバーヒートでエンジンが故障していると走行できなくなりますが、カーネクストなら無料でレッカー移動を行っているので心配いりません。

車を廃車にするには、通常なら費用がかかってしまいますが、買取に出せば費用をかけずに廃車にすることが可能です。面倒な手続きもしなくて済みます。0円以上の買取を保証しており、状態が悪いという理由でお断りすることはありません。どのような状態の車でもぜひ一度ご相談下さい。

まとめ

ファンベルトは、かなり長持ちするパーツですが、たまに不具合が生じたり切れてしまったりすることがあります。車にとってかなり重要度の高いパーツですが、交換費用はそれほど高いわけではありません。異音で不具合にも気づきやすいため、おかしいと思ったら早めに修理に出しておきましょう。修理を先延ばしにしてしまうと、不具合が他の箇所にも広がり、その分だけ修理費用も高くついてしまいます。

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