エンジンの回転が不安定!それって車のハンチング?

トラブル・修理

エンジンをアイドリングしている最中や停車するときなど、急にエンジン音が大きくなったり小さくなったりする症状があります。いわゆる「ハンチング」です。ハンチングはなぜ起こるのでしょうか。また、どのように対処すればいいのでしょうか。

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ハンチングってどんな現象?原因は?

ハンチングとは何らかの理由でエンジンの回転が不安定になる現象です。それは音の変化だけでなく、タコメーターのある車ならメーターが上下に触れるので、気づくでしょう。英語表記は「Hunting」で、機械用語で「乱調」を意味し、動作が不安定になっている状態を表します。

ほとんどの場合、エンジンの回転は走り出すと安定しますが、次第にエンストを起こしやすくなるなど不調をきたすようになります。エンジンが壊れる前に原因を特定して対処しなければいけません。

ハンチングが起こるのは、いくつかの原因が考えられます。エアコンやパワーステアリングの不調である場合もありますが、多くはエンジン周りにある補機類の不具合です。補機はエンジンを正しく動かすためにサポートする役割を果たします。

例えば「ISC(Idol Speed Control)」という装置です。車内に取り込まれた空気が、エアクリーナーの次に通ります。汚れたりカーボンが固着したりすると、バルブの動きが鈍くなってハンチングを起こしやすくなるのです。

次に「スロットルボディ」の汚れです。ISCの次に空気が通る装置で、アクセルを踏むとバルブが開いてエンジンの回転数を上げます。ISCと同じく汚れるとバルブの開閉が上手くいかなくなり、アクセルを踏んでいないのに空気がエンジンに送り込まれ、回転が不安定になるのです。

スロットルボディを抜けた空気は、最終的に「インテークマニホールド」という管を通ってエンジン内に送られますが、これが破れていてもハンチングは起こります。破れたところから余分に空気を取り込んでしまうからです。最近のインテークマニホールドは樹脂製が多いため、経年劣化により破れやすくなっています。

「ブローバイガス」の悪影響も考えられます。ブローバイガスとは、ガソリンと空気による混合気で、シリンダーとピストンの隙間から漏れるものです。漏れてもPCVという装置を経由して燃焼室へ戻されますが、PCVの故障によって車内に取り込まれた空気に混ざる場合があります。その結果、混合気のバランスが崩れるわけです。

このように、吸気系統に不具合があるとハンチングは起こりやすくなりますが、他にも燃料を噴射する量の変動や、燃焼室での点火のタイミングのずれなども考えられます。前者であれば温度センサーやO2センサーの故障、後者はイグナイターやプラグの摩耗が原因です。両者に共通してECU(Engine Control Unit)の不具合も否めません。

また改造やチューニングによってエンジン周りの空気やガソリンの流れを変える、ECUを設定変更するなどの無理が生じると、やはりハンチングの原因になります。

車のハンチングは修理できるの?対処法は?

車のハンチングを解消するには、問題のある箇所を分解して清掃したり、部品を交換したりするのが基本です。車に詳しければ、ISCやスロットルボディの取り外し、インテークマニホールドやイグナイター、プラグの交換まではできるでしょう。付着したカーボンなどの汚れは洗浄したり、市販のクリーナを吹きつけて拭き取ったりすれば落とせます。

けれども実際の所は、ディーラーやカーショップなど、最初からプロの整備士に見てもらうのが安全で確実です。なぜなら先述のとおり、ハンチングの原因は数多く考えられ、特定するのが難しいからです。プロの整備士なら「スキャンツール」をつないで、車内のコンピューターとやり取りしながら原因を特定できます。

また補機とはいえ、エンジン周りはとてもデリケートです。分解したものの元に戻せなかったり、部品を内部に落としたりすると、かえってエンジンを壊しかねません。たとえ無事に戻せても、最近のエンジンはECUで制御されており、何らかの操作をしないと正常に動かない場合があります。プロの整備士は、これらの問題にも対処可能です。

原因を特定できたら、プロの整備士は分解して清掃したり、部品を交換したり、ECUを調整したりしながら修理していきます。清掃くらいで済むなら、1時間もかからないでしょう。部品を取り寄せなければいけなかったり、大がかりな修理が必要だったりするなら、応急処置をして、改めて時間をかけます。

他に不具合が無ければ、ハンチングだけでエンジンを丸ごと交換することは、まずありません。けれどもハンチングだと思って修理したら、他に重大な不具合が見つかる場合もあります。そうならないように半年や1年ごとの定期点検は受けたいところです。定期点検では部品を分解して、不具合が無いか確認してくれます。

なお、ハンチングの原因が車の改造やチューニングによるものなら、元に戻すのが一番です。そのままで改善したい場合は、改造やチューニングの専門店に相談したほうが良いでしょう。

車のハンチングは修理?廃車?判断の目安は?

ここまで紹介したとおり、車のハンチングでいきなりエンジンを交換するのは稀です。ほとんどが汚れの洗浄や、部品の交換で済みます。原因を特定してもらうためにスキャンツールで診断するなら数千円程度です。ディーラーなど無料で対応してくれるところもあります。汚れの洗浄も数千円くらいです。

これが部品の交換になると部位によっては高額になります。プラグなら数千円ですが、ISCのバルブは約3万円、センサー類は約5万円、補機全体を交換するとなれば10万円以上です。さらに整備費用が上乗せされます。もちろん買い替えるよりはずっと安いですから、それでハンチングが解消されるなら修理するべきでしょう。

問題は低年式だったり、走行距離が多かったりするなどして、買い替えを検討している場合です。既に市場価値が下がっており、買取価格はあまり期待できません。

たとえハンチングを解消してから売りに出しても、修理代を上回るほどの査定額にはならないでしょう。そう考えると、最初から修理しないで手放したほうが、その分を買い替えの資金に充てられます。

ただし低年式で過走行な上にハンチングを起こすような車は、下取りを断られたり、買取でも値がつかないことがほとんどです。こういった場合は、廃車買取の中でも故障車の買取も行っているカーネクストに申し込みされる事で、買取額を確保する事が可能となります。

もちろん、全国どこでもレッカー代や書類代行は無料です。ハンチングなどの故障車でも値がついた実績がございます。処分にお困りの際には、是非ともご相談下さい。

まとめ

車のハンチングはエンジン周りにある補機類の汚れや不具合が主な原因です。そのまま放置するとエンジンが壊れる恐れがあるため、早めに対処したほうがいいでしょう。ほとんどが汚れの洗浄や、不具合のある部品の交換で済みます。

ただし、部品の交換では10万円以上の費用がかかる場合もあるため、買い替えを考えているなら修理せずに手放したほうが合理的です。廃車買取ならハンチングを起こしている車でも値がつく可能性があります。

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