車といえば、人生の中でも大きな買い物になります。動けばどの車でも良いという方もおられるかもしれませんが、せっかく車を購入するのであれば、どのような車メーカーなのかを理解して、満足して車を購入したいものです。
この記事では、車好きでもそうでなくても知っておきたい、車のメーカーの違いについて解説します。車選びの際に参考にしたい、メーカー別の特徴が理解できます。
どんな車のメーカーがあるの?
車にはメーカーがあります。さらに車のメーカー同士にもつながりがあり、技術提供をしていたり、共同開発していたりします。
主な自動車メーカーと、自動車メーカー同士でのつながりを見ていきましょう。
国内外の車のメーカー
まずは日本車のメーカーを紹介しましょう。
トヨタ | いわずと知れた自動車メーカー。信頼性が特徴 |
日産 | GT-Rなどの有名な車のメーカー |
ホンダ | F1にも参戦していたことのありエンジンに定評があるメーカー |
マツダ | ロータリーエンジンなど、他とは異なる魅力を持っている |
三菱 | パジェロなど耐久性が高い車を作っている |
スバル | インプレッサなど悪路に強い車種が多い |
ダイハツ | トヨタと業務提携しており、壊れにくい軽自動車がメイン |
スズキ | 軽自動車といえばスズキというほど、ワゴンRで有名な自動車メーカー |
レクサス | トヨタの高級車ブランド |
国外にも魅力的なメーカーがたくさんあります。
BMW | ドイツの高級車メーカー。コンパクトカーも他車種ある |
ベンツ | 高級車の代名詞ともなっている自動車メーカー |
VW | ゴルフなどコンパクトカーで有名なメーカー |
アウディ | ドイツの高級車として有名 |
ボルボ | スウェーデンの高い耐久性がある自動車メーカー |
メーカー同士でつながっている?
国内でのいくつかのメーカーは、メーカー同士でつながっています。例えば、トヨタとダイハツです。ダイハツはトヨタの子会社となっており(2016年から)100%出資している形になります。また日野自動車も、トヨタ自動車が50%ほど出資している関係会社です。
また日産はルノーや三菱とつながっており、関係会社での販売台数で世界2位に躍り出ています。販売台数ではルノーより日産の方が上ですが、しかし形上はルノーの子会社に日産、さらにその下に三菱がいるという状態です。
マツダは、軽自動車を製造していないので、軽自動車はスズキからのOEMに頼っています。それでスズキとマツダにも関係性があるといえるでしょう。もちろんOEMの場合には、他の会社でもOEM関係が見られますが、大まかに国内メーカーの関係性が分かります。
※OEMは、相手会社の発注品の相手先ブランドの形をとった生産のこと。
メーカー別の車の特徴
それでは、メーカー別の車の特徴を見ていきましょう。
普通乗用車の違いは?
・トヨタ
信頼のトヨタといわれるほど、故障が少ない車として有名。ハイブリッドカーも他車種販売しており、世界中で人気の車です。良い意味で普通であることが、トヨタ車にとって大きな強みでしょう。
・日産
大型車から小型車まで販売している自動車メーカーですが、トヨタ、ホンダに次いで国内売り上げ3番手のメーカーです。ルノーの傘下に入っているので、完全な日本メーカーではなくなっています。
・ホンダ
多種多様な車種というよりも、コンパクトカー、軽自動車、SUVと時代に合った自動車で利益を上げています。おしゃれな車を多数販売しています。
・マツダ
ブランド力は、他のメーカーに劣るものの、圧倒的なデザイン力が魅力のメーカー。走りが良い車として、高い評価を集めるモデルが多数あります。
・三菱
一般車よりも商用車に強い三菱。度重なる不祥事により、ブランドイメージは下がる一方ですが、日産の傘下に入り、確実な車作りが期待されるメーカーです。
・スバル
技術力に優れている自動車メーカーです。エンジンや走行性能はもちろんですが、安全装置にも定評がある車が多数あります。国内外の車好きからの高い評価を集めています。
軽自動車の違いは?
・ダイハツ
トヨタの子会社として、確実な軽自動車作りをしているメーカー。国内での軽自動車の販売台数の高いシェアを誇ります。
・スズキ
軽自動車とコンパクトカーに力を入れており、おしゃれな軽自動車を販売しています。軽自動車にもハイブリッドシステムを搭載しているのも特徴。
・ホンダ
作りのよい軽自動車を販売しています。N-BOXなどが高い人気なのは、やはりユーザーの使い勝手を考慮している車だからこそ。よく回るエンジンなのも特徴となっています。
・三菱
ブランドイメージは下がっていますが、日産との共同会社との開発で、使い勝手のよい軽自動車を作っています。軽自動車としての質は悪くありません。
どこのメーカーを選べばいい?
車選びをする場合には、車種とリセールバリューを考えると、満足のいく選択ができます。ポイントとなる点を考えていきましょう。
まずは車種、次にメーカー
車を選ぶときには、最初に車種を決めていきます。
ライフスタイルや、使用状況を考えて必要な車種やメーカーを決めるでしょう。自分に必要な条件を見極めて、自分にぴったりの車を探す事がポイントです。
運転が得意でないのであれば、視界が良く運転がしやすい車が条件に含まれるでしょうし、子育て中なのであればベビーカーが載せやすい高さのある車が使いやすいでしょう。
もちろん機能面だけでなく、色や形、ボディタイプやスタイルも好みがあるので、希望にあうものを選択してみるのがおすすめです。
その次に各メーカーの特徴を見て、希望するボディタイプの車種があるのかを確認します。いくつかのメーカーで同じタイプの車種があるのであれば、値引き交渉で競合させることもできます。
リセールバリューで決める
車選びの際に、メーカーの違いの他に考えておきたいのは、リセールバリューの違いです。新車で購入をして、乗り換えをしたいと思う時に、高く査定額が付く車はリセールバリューが高く、次の車の予算を増やす事もできます。
リセールバリューを考えて車選びをするのであれば、圧倒的に強いのはトヨタです。車種やモデルによって、リセールバリューは異なるとされますが、それでもトヨタ車であれば査定額が高くなる傾向があります。
それは国内での需要はもちろんですが、海外での需要が高いからです。世界戦略車として多くのモデルが海外でも販売されているトヨタ車であれば、日本では過走行車とみなされる車での現役の車として高い値段で販売されています。
中古車の査定額は、海外での需要も考慮されますので、リセールバリューを考えて車選びをするのであれば、トヨタ車というのは査定に強い車といえるでしょう。トヨタなどの車種やメーカーの違いに限らず、オプションがたくさんついている車は、リセールバリューが高いのも覚えておきたい点です。
他には、SUVタイプの車やコンパクトカーなどのジャンルは、日本に限らず人気があるボディタイプの車です。どの自動車メーカーでもSUVタイプのモデルは、査定額も高くなる傾向がありますので、この点も考慮すると査定の際に高値を期待できるでしょう。またコンパクトカーは、世界中で売られている車種が多いので、やはりリセールバリューが高くなる傾向があります。
まとめ
車のメーカーによる違いを考えてきましたが、車選びをする際には自分が好きな車というだけでなく、リセールバリューも考えると次の車への資金を貯めることができます。
車選びをする際に、車を売る時の事を考えるのは、筋違いと感じがちです。しかし売る時に後悔しないためにも、ある程度リセールバリューを考えておくと、査定の際に満足することができるでしょう。
車の乗り換えは、乗り換えようと思い始めたなら、すぐに行動するのがおすすめです。車の価値は、年々下がってしまうものだからです。今すぐ乗り換えを考えた方が良い理由については、下の記事もチェックしてみてください。