車の乗り心地が悪くてお困りの人もいるでしょう。ただ、車の乗り心地が悪くなる理由には、いろいろなパターンがあります。本記事では、車の乗り心地が悪くなるポイント・よくするためのコツを紹介します。乗り心地をよくしたい人はお見逃しなく！
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車の乗り心地が悪いと感じるポイント
はじめに、車の乗り心地が悪くなる理由を見てみましょう。どれに当てはまるか考えながら見てみてください。
・段差でのショックが激しい
凹凸が激しい道路を走ると段差があるため、着地時のショックが激しくなります。その結果、乗り心地が悪くなるのです。車が地面から高く飛び跳ねるほど、ショック時の衝撃度は大きくなります。腰痛や痔の人にとっては厳しい場面となるでしょう。
・ふらつく感じがする
車の中でふら付く感じがするケースもあります。とくに、カーブが続く道だと酔いやすいです。酒に酔っていると、余計ふらつきを感じる場合も。下を向くと、車酔いのリスクが上がるため気をつけましょう。
・ガタガタと振動が激しい
ジャリや凹凸が激しい道路を走行すると、ガタガタと振動が激しくなります。舗装されていなかったり工事を行ったりしている道路だと振動を感じやすいです。
タイヤのゴムに異常がある場合もガタガタを感じやすいため気をつけてください。
・歪みを感じる
シートの劣化などがあると、歪みを感じる原因になります。革製のシートは高温多湿の状態に弱いためシートの劣化は進みやすいです。
また、車体の変形で歪みを感じるケースもあります。衝突を起こした車を運転する時は気をつけてください。
車の乗り心地が悪いのは劣化が原因？
車体の劣化が、車の乗り心地を悪くしていることも多いです。とくに、製造年月日が古い（長期間使っている）車であるほど劣化は進んでいます。ただ、劣化といってもいろいろなパターンがあります。この章では、劣化のパターンを見てみましょう。
・サスペンション周りの劣化
サスペンション周りの劣化で乗り心地が悪くなることは少なくありません。一部分の劣化だけで、乗り心地の悪さを感じるケースもあります。走行距離10万kmを超えている場合は、ショックアブソーバーやアッパーマウントの交換をおすすめします。
なお、サスペンションはいろいろな部品で成り立っているためご注意下さい。
・タイヤの劣化や空気漏れ
タイヤのホイール変形や、ゴムの空気漏れが原因のパターンです。タイヤの使用年数が長いほど劣化は起こりやすいです。3～5年おきにタイヤを買い替えると乗り心地の悪さを感じづらくなります。
ただ、新品のタイヤを買っても車体や走行ルートに適していなければ乗り心地は悪いままです。販売員に聞きながらの購入をおすすめします。
・ボディの劣化
ボディの劣化で乗り心地が悪くなるパターンもあります。経年劣化や事故や衝突等でボディが少し変形しただけでも、乗り心地は悪くなります。車道を真っすぐ走れなくなる場合もあるためご注意ください。
・シートの劣化
シートの劣化や変形が起きた場合も、乗り心地は悪くなります。経年劣化だけではなく、衝突のはずみでシートが変形することもあるため要注意。
これが原因の場合、シートを取り換えると乗り心地が良くなる可能性が高いです。こだわりの柄のシートにしてみてください。
・車高による場合もある
劣化が進んで車高が低くなる場合もあります。車高が低いと、乗り心地が悪くなる原因に繋がります。段差が激しい道路を走行すると、頭をぶつけることもあるため要注意です。
事故車の乗り心地が悪い原因
事故車も場合によっては、乗り心地が悪い原因になります。とくに、衝突のダメージがひどいと修理をしても乗り心地は良くなりません。なぜなら、パーツの変形やボディーのゆがみを完全に直すのは難しいからです。
新しいパーツを付けると、車体全体のバランス感が崩れて乗り心地を余計悪くする場合もあります。また、中古車を購入する場合も事故の有無を確認してください。
他にも、事故車にはデメリットがあるため見てみましょう。
・買取価格ダウンにつながる
事故車が理由で買取価格ダウンにつながるケースがあります。買取業者によっては、事故車の買取を受け付けない場合もあるため要注意。買取時に事故車であることを隠しても、隠し通すのは難しいです。
・車に不具合が出る恐れがある
事故車で車に不具合が出る恐れもあります。「ブレーキの効きが悪くなる」「ハンドルを回しづらい」などです。修理をしても、完全に直らない場合もあるため覚えておきましょう。
車の乗り心地をよくするには？
車の乗り心地をよくするには、車の各部分のケアが大事です。ケアをすると乗り心地は改善されます。最後の章では、どんなケアをすべきか中心に紹介します。
・シートの上にクッションをのせる
シートの上にクッションを置いて座ると、乗り心地がよく感じられるでしょう。シートの経年劣化により、ゴツゴツする場合もあります。これを解消するためにクッションは効果的です。
また、腰痛や痔の人もクッションの上に座ると身体がラクに感じるケースもあります。ただ、クッションによって弾力性が違うため、実物を触りながら商品を選びましょう。
・タイヤの空気圧
タイヤの空気圧を適正にするのも大事です。空気漏れだけではなく、空気の入り過ぎも乗り心地が悪くなる原因になります。適性な空気圧にすると、タイヤホイールへのダメージも小さくなるためおすすめです。
タイヤの使用期間が長くなるほど空気は減るため、定期的に空気を入れた方がいいです。タイヤの空気入れは、ガソリンスタンドやカー用品店などに設置してあります。
・スプリングレートを変更する
スプリングレートとは簡単に言うと、車内のバネが車を支えている時にかかる力のことです。適切なスプリングレートは、車の形状によって異なります。スプリングレートを変えながら走行すると、自身に合うバネが見つかるかもしれません。
車のプロに聞きながら、バネを選んでみてください。
・ダンパーオイルを交換する
ダンパー部分のオイル交換でも、乗り心地はよくなるでしょう。ダンパーオイルがない状況だと、サスペンションに悪影響を与えて乗り心地が悪くなります。オイルが入っているか確認するのも忘れないでください。
・ブッシュ（ゴム部分）を交換する
ブッシュとは、サスペンションなどの関節で使われるゴム部分を指します。同じブッシュを長期間使っている場合は、経年劣化の恐れがあるため交換した方がいいです。ゴム部分が消耗すると乗り心地は悪くなります。
・タイヤの性能をよいものにする
タイヤといっても、製品によって性能は異なります。凹凸道に強いタイヤもあれば、雪道と相性がよいタイヤもあります。カー用品店にいくと、タイヤの種類が豊富に揃っています。インターネット通販でも購入可能です。
なお、タイヤを新調したくない場合はタイヤ自体を加工して性能を良くすることも可能です。ただ、法律の範囲内で加工をしないと違法車両となるのでご注意ください。
・そのほか原因部分を修理する
故障部分を修理するのも大事です。故障が原因で乗り心地が悪くなっている場合もあります。なお、修理費は安くて1万円程度。高いと20万円を超えるケースがあります。
ただ、修理費が高額になる場合は、カーネクストなどの廃車買取業者に車を買い取ってもらい、買い替えを考えるのも効果的です。修理をした場合としない場合の費用を比べてみてください。
まとめ
車の乗り心地が悪い理由・改善方法は車の状況によって異なります。自身で原因を特定できない場合は、自動車修理工場で診断してもらいましょう。ただし、メンテナンス費用は無料の場合と有料の場合があります。費用を確認してからの依頼をおすすめします。
