車を擦った時の傷は自分で直せる!?業者依頼との違いは?

自動車の困り事
mechanic grinds a car after air brush work

車を擦って傷ができて、傷の修復作業を考えている人もいるかと思います。傷を修復したいけど、どんな方法が良いか迷う人もいるのではないでしょうか?

本記事では、車を擦った時にできた傷を直す方法を中心に紹介します。修理方法を抑える方法も載せてありますので、参考にしてみてください。

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車を擦った時にできた傷を直すには?

早速、車を擦った時にできた傷を直す方法を紹介します。この章では、2つの方法を紹介します。

①自分で直す

1つ目は自分で直す方法です。修理費用を抑えたい人や、自身で修復できそうな傷の場合に活用できます。

なお、自分で補修する時は下記のようなやり方があります。

傷が付いている部分を水洗い後、きれいに磨く

傷が付いた部分を水洗いした後に、きれいに磨くことで補修できるケースがあります。ただし、水洗い前には傷の部分に付着している汚れ(小石や砂など)は取り除いてください。この作業を行わずに水洗いを行うと、汚れが傷部分にめり込んで傷の状況を悪化させる恐れがあるからです。

また、水洗い後に傷部分を磨く時はスポンジ(または布)にコンパウンドと呼ばれる液体を付けてから磨きます。傷部分を磨く時は力を入れすぎないように磨いてください。

しかしコンパウンドを付けて優しく磨いても、傷のパターンや車体の材質によっては、傷が余計目立つ場合もあるためご注意ください。

パテを塗る

傷に凹みがある場合は、パテを塗って補修すると良いでしょう。

なお、パテを塗る時は事前に下準備が必要です。下準備を怠るとパテが付着せず傷を隠しづらくなるからです。下準備ではパテを塗る部分をペーパーなどで磨いたり、傷が付着している車体部分の油分を取り去ったりする処理をします。

また、下処理が済んでパテを塗る時に大事なのが「厚みをそろえる」ことです。厚みがそろっていないと車体に凹凸感が出てしまい、見栄えが悪くなります。凹みが大きい部分は厚く塗り、凹みが小さい部分を薄く塗るとパテを塗った部分の厚さをそろえやすくなります。

②業者に依頼する

他の人に傷の補修をお願いしたい場合は、業者に修理依頼する方法もあります。ただし、業者ごとで依頼料金は異なるため気を付けましょう。なお、主な修理依頼先として下記の場所があります。

ディーラー

ディーラーに依頼した場合、高額になる確率が高いです。理由はディーラーへの依頼後、別業者で修理が行われて仲介手数料が発生するからです。

お客の修理受付自体はディーラー側で処理しますが実際に修理するのはディーラーとは別の業者ですので、修理費用に仲介手数料が上乗せされて高額になってしまいます。さらにディーラーと別業者間で修理前後に車の受け渡し作業が発生するため、修理完了までの期間も長くなると思った方が良いです。

ただし、修理中に代車を提供してくれるディーラーも多いため、サービスの充実を求める人におすすめです。

カーショップ

カーショップは外部へ委託せずに修理するため、ディーラーと比べると修理代金が割安になるケースが多いです。修理時の料金を明確にしていたり、作業員が修理できるようにマニュアル化していたりする業者も多いため、安心して修理依頼したい人にピッタリです。ただし、修理費用の値引き交渉は難しいですのでご注意ください。

塗装専門業者

塗装専門業者は、自動車などいろいろな製品・部品の塗装を行っている業者です。ディーラーやカーショップへ頼んだ場合と比べて、低価格で修理依頼できるケースもあります。個人商店のケースも多く、場合によっては値引き交渉できる業者も存在します。しかし、依頼先によってクオリティーの差が激しいため慎重に店舗を選びましょう。

傷は自分で直すべき?それとも業者に依頼すべき?

車体の傷を自分で直すべきか業者に依頼すべきか迷う人もいるでしょう。この章では、修理方法を決めるコツを紹介します。

傷の状況によって使い分けよう

傷の状況で修理方法を見極めましょう。凹みが目立たない小さな傷(目安は3cm未満)の場合は、自身で補修できる可能性があります。逆に凹みが大きく目立つ傷の場合は、業者に依頼した方が安全だといえるでしょう。

さらに、車体のカラーも考えた方が良いです。傷が目立ちやすい色合いだと小さな傷も目立つため、補修に自信がない人は業者への依頼をおすすめします。

仕上がりを良くしたい人は業者に依頼した方が良い

修理後の仕上がりを良くしたい場合も業者への依頼をおすすめします。理由は下記の通りです。

傷の状況に合わせて最適な修理方法を選択してくれる

業者に依頼した場合、傷の状況に合う最適な修理方法を選択してくれる可能性が高いです。たとえば、修理時の液剤を使い分けたり傷部分の磨き方を変えたりなど、臨機応変に対応してくれます。

磨きなどのサービスがある

修理後に車体を磨くサービスをしている業者もあります。ワックスをかけて、車体のツヤを出してくれる業者も存在するようです。なお、業者によってサービス内容は異なりますので、修理依頼前に確認してから申し込みましょう。

素人と場数が違う

素人と比べると修理の場数が違うため、傷の状況を見て修理方法を判断できたり作業時の力の入れ具合の見極めが上手かったりするケースが多いです。

今までの経験を活かして、質の高いサービスを提供する業者もいます。ベテランの作業員に依頼すると安心できるかもしれませんね。

業者に修理依頼する時の注意点

ひと口に業者といっても、質が良い場所もあれば悪い場所もあります。最後の章では、業者に修理依頼する時の注意点を紹介します。

修理依頼先の選び方

修理依頼先の選び方は下記の通りです。

・各業者の修理金額を比較する(ディーラーへの依頼だと高くなりがち)

各業者の修理金額を比較しましょう。業者の種類ごとで料金の高さを見ると「ディーラー<カーショップ<塗装専門業者」といったイメージです(あくまで目安です)。

しかし、同じ業者の種類の中でも店舗によって値段は違います。そこでおすすめするのが「料金比較サイト」を使った費用の比較です。複数の業者へ見積もり依頼できるため、作業効率を上げたい人におすすめの方法といえます。

車体についた傷の状況などの詳細を入力して送信すると、数日以内に見積もりを行った業者から概算の修理費用をメールor電話で教えてもらえます。

・場数をたくさん踏んでいる業者を選ぶ

場数をたくさん踏んでいる業者を選ぶのも大事です。業者の公式サイトのなかには「累計〇〇件の修理実績有!」と記載してあるケースもあります。場数をたくさん踏んでいて、かつ経営し続けている業者ということは、お客様を獲得し続けている業者である可能性が高いため信頼度抜群です。

しかし、いくら作業実績が多い店舗でも作業員が多い店舗だと、修理に携わる作業員によって出来栄えに差が生まれるケースもあります。自身で作業員を選びたい人は、修理依頼前に作業担当者を指名しておくと良いかもしれません(全ての店舗で対応できるわけではありません)。

・各業者による修理の得意分野を見極める

各業者によって、修理の得意分野は違います。小さな傷の修理が得意なケースもあれば、大きな傷の修理を得意とする業者も存在します。

また、車の材質によって得意・不得意が分かれるケースもあるため、クチコミを基に業者の実績を把握するのも良いでしょう。

車を擦った時の傷についてよくあるご質問

車を擦った時の傷の修復方法について、よくいただくご質問にお答えします!

Q.車を擦った時にできた傷を自分で直すことは出来る?

A.車に擦り傷をつけてしまった時、ドライバー自身で直すことは出来るのでしょうか。擦り傷が出来てしまった時に、擦り傷を自分で直す方法はあります。個人で擦り傷を直す方法としては、擦り傷の大きさや状態によりますが、きれいに磨くことで目立たず補修できる擦り傷もありますし、パテを塗ることで擦り傷の凹みを埋めてきれいに直す方法もあります。

Q.車に出来た擦り傷は業者に依頼すると高い?

A.車を擦ってしまった時、擦り傷はいくらくらいで直してもらえるのでしょうか。車に擦り傷が出来た場合、擦り傷の修復を依頼することが出来る業者は、ディーラー、カー用品店、鈑金修理の専門工場です。この中で金額というと、最も高くなりやすいのはディーラーです。ディーラー自体に修理が出来る設備を持っているところが少なく、ディーラーからメーカーの工場まで移動することもあるため費用と金額がかかる傾向にあります。ガソリンスタンドなどのその場でカーケアを行っているところでは、傷の大きさによりますが15,000円から60,000円程度で修理が可能です。修理費用は業者によって差がありますが、個人で行うよりは設備の充実度や場数からいうと差があります。見積もりをとってから依頼することをおすすめします。

Q.業者に修理を依頼する時に注意することは?

A.車に擦り傷が出来た時、出来るだけ仕上がりをきれいにしたいと思いますよね。修理依頼先の業者選びの際、注意したいポイントをご紹介します。まず、傷がヘコミがあるのか、線キズだけなのか、大きいかなどの傷によって得意な業者がいます。また、国産車専門と外車専門と得意な業者が分かれていることもあります。依頼前に業者の口コミや、実績数を確認しておきましょう。

まとめ

車を擦った時は、業者に頼むことをおすすめします。自身で行うよりは業者へ依頼した方が、修理後の見栄えが良くなる確率は高いです。ただし業者によっては費用が高い場所もあるため、数店舗の値段を比較してから修理依頼先を選びましょう。

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