フェンダーって自分でも修理できるの?その方法と注意点とは

自動車の困り事

 「フェンダーに傷ができてしまった……」と落ち込んでいる方、どこで修理をするか決まっていますか?

普通なら業者に頼むものなのですが、実は最近流行りの「DIY」をすれば自分一人でも安く直すことが可能。

修理する費用を節約したいという方にとってはおすすめです。

今回は、業者に頼んだ場合のフェンダーの修理費用、そしてDIYで修理した場合の修理費用とその方法についてご紹介します。

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フェンダーの修理費はどのくらい?

フェンダーが壊れてしまい、業者に頼む場合はどのくらいの費用が必要かすぐには分かりませんよね。壊れている度合いにもよりますが、実際にどれくらい修理費がかかるのでしょうか。

傷の場合

フェンダーにかすり傷があっても乗るぶんには全く支障はありませんが、やっぱり気になりますよね。当然ながら、その傷のレベルによって料金も変わってきます。

某修理業者さんの場合、小さな傷(15cm×15cm以内)であれば約3万円。大きな傷(30cm×15cm以内)であれば4万円弱となっています。3時間ほどで施工は終わります。

ヘコミの場合

傷よりもショックなのがヘコミです。こちらも運転に支障はないものの、ほったらかしにはしたくないですよね。先ほどの業者さんの場合、ヘコミ1箇所で約4万円。2箇所で5万円弱となっています。どうしても、傷より割高になってしまう傾向にあります。

傷、ヘコミともに修理費用はお店によってムラがあります。中には2万円のところもあったり、さらに安く1万円を切るところもあったり。また損傷のレベルによって費用にもムラがでるので、しっかりと見積もりを出してから修理を依頼するようにしましょう。

交換の場合(フロントフェンダー)

フェンダーを自分で交換する場合、部品代に2万5千円、交換工賃が4千円弱ほどです。業者さんに頼んだ場合は、当然もっと高くついてしまいます。

また、リアフェンダーはボディに組み込まれていることもあり、交換できない可能性があります。自分の車はフェンダーを交換できるのかしっかりと確認しておきましょう。

自分でできる?フェンダー修理

業者さんに頼めば、完璧に修理してくれるものの、それだけ費用がかかってしまいます。もし修理代を抑えたいという場合は、自分で行うという選択肢もあります。ある程度の傷やヘコミであれば、自分でも何とかできます。では、どのように直していけばよいのでしょうか。

コンパウンドやタッチアップペンなどで補修可能

最近よく耳にする「DIY」という言葉。意味を知っていますか?簡単に言えば「自分で作る」という意味です。フェンダー修理も、コンパウンドやタッチアップペイントがあれば十分に直せます。

まずコンパウンド。

あまり聞き慣れないと思いますが、これは傷を研磨(磨いて)消すためのアイテムです。そこまで目立たない傷であれば、このコンパウンドひとつで消すことができます。しかも価格も2~3千円とコストパフォーマンスにも優れています。

ただひとつ注意してほしいのは、これはあくまで「削る成分」が入っているので、ゴシゴシこすりすぎると危険です。

続いてはタッチアップペン。

こちらは、簡単に言うと「塗料」です。擦れてはがれてしまった塗料を、このタッチアップペンを使って塗りなおします。種類もさまざまなので、あなたの愛車に合った色や成分のものを使いましょう。一本500円くらいで売っています。

車のボディがピカピカなのは、その「塗料」のおかげです。コーティングされている塗料には「金属にダメージを与えるサビからボディを守る」という重要な役割があります。そのため、少しでも傷がつけば金属がむき出しになり、そこがどんどんサビてしまいます。

「まあいいか」と放置すれば取り返しがつかなくなるかもしれません。そうならないために、ほんの少しのかすり傷でも、すぐにタッチアップペンを使って修理をしましょう。

フェンダーのサビとり

前述したとおり、修理を進める上で厄介になってくるのが、サビです。まずはサビをキレイに落とさなければなりません。

そこでおすすめの道具が「ソフト99 サビ落としセット」です。修理用具ではおなじみの「ソフト99」。近くのホームセンターやインターネットでも買えるので、DIYで修理を行いたい方は注文してみましょう。

この商品は使ってみると分かりますが、かなりの優れモノです。自動車はもちろん、自転車にも使える万能ぶり。

化学反応でサビを落とすので、ゴシゴシする必要は無くスムーズにサビをとることができます。

ドライヤーでヘコミを直す

車をヘコませてしまった方に朗報です。なんと、あのおなじみの日用品「ドライヤー」を使えばヘコミを直すことが可能な場合もあります。

では実際に、どうやってヘコミを直すのでしょう。

その方法はいたってシンプル。ヘコんだ部分にドライヤーを当てて、とにかく温めます。そのままヘコミの裏側から押してあげれば、一気に元に戻ります。

なぜそんな不思議なことが起こるかというと、フェンダーやバンパーは「樹脂」でできているためです。そのため、温めると素材が柔らかくなって元に戻るというわけです。小さなヘコミはもちろん、ある程度大きなヘコミでも問題ありません。

修理代がいくらかかるのかヒヤヒヤしていた方も、これでもう安心なのではないでしょうか。ぜひ試してみてください。

フェンダーを修理する際に気をつけたいこと

フェンダーを自分で直そうとしている方に、注意してほしいことが3つあります。

注意点1:修理の際の塗装時はフェンダー自体外さない

フェンダーパネルを塗装するとき、わざわざフェンダーを外してはいけません。なぜかというと、「外したことが分かってしまうから」です。

フェンダー自体を外したことが分かってしまうと、「車を売るとき」に困ります。当然、「修理された経験のない車(修復歴なし)」のほうが高く売れます。いつか中古車として売ろうと思っているなら、むやみにフェンダーを外すのはやめましょう。

注意点2:フェンダーを後付けすると車検に通らない可能性もある

フェンダーを外して戻すと、当然ながらその痕跡は残ります。素方の目では分からないかもしれませんが、プロが見れば一発です。車検でバレないはずがありません。最悪の場合、車検に通らない可能性もあるので、フェンダーは極力外さないようにしましょう。

注意点3:フェンダーの交換くらいでは修復歴車とはならないが、バックパネルまで及んでいると修復歴車とみなされるので気をつける

どうしてもフェンダーを交換しなければならないことはあるかもしれません。その際はなるべく慎重に進めましょう。

一方で、フェンダーだけでは傷が収まらず「バックパネル」にまで及んでいることもあり得ます。その際バックパネルをむやみやたらに触って直そうとすると、後々困ることになるかもしれません。

なぜかというと、その車が「修復歴車」になってしまうことがあるからです。

普通は事故などで大きなダメージを負った車だけですが、たとえ自分の手での修理だとしても、バックパネルにまで及んでいた場合そうみなされる可能性があります。十分に注意しましょう。

まとめ

フェンダーの修理に関してご紹介いたしました。車のことなので普通なら業者さんに修理を依頼しますが、自分でも修理はできます。もちろん、不安であればお店に任せた方がベターです。車を直す方法はたくさんあるので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

自分で修理をすることが不可能、修理業者に出すお金が無いという場合にはその車を売ることも検討しましょう。廃車買取業者なら壊れた車でも買い取ってもらえる可能性があります。カーネクストなら無料査定もできるのでチェックしてみましょう。

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