車がまっすぐ走らない!原因は何?廃車にする?

廃車のコラム

車の不具合の中には「まっすぐ走らない」というのがあります。

そのままでは大きな事故を起こす原因になり、とても危険です。車はまっすぐ走って当たり前のはずなのに、どうしてこのような不具合が発生するのでしょうか。

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足回り?ステアリング?車がまっすぐ走らない原因

実は、重量のある車をまっすぐ走らせるのは容易ではありません。タイヤやホイール、サスペンション、ボディなど、車全体のバランスが絶妙に取れてこそ、初めてまっすぐ走れるようになります。

これは理想的な道路コンディションであるときの場合で、実際の道路には傾きや凹凸があり、どんなに正しいバランスでも車は左右どちらかに流れるものです。風の影響も少なからずあるでしょう。ただし、これくらいは想定内であり、ドライバーも無意識のうちにハンドル操作で修正するため、まっすぐ走っているように感じられます。

問題は意識してハンドル操作しないと、まっすぐ走らない場合です。これは明らかに車全体のバランスが崩れているか、足回りに直結する部分に異常をきたしている可能性があります。ゆっくり走っている分には問題ありませんが、スピードが出ているときに急なハンドルさばきをしても、車を思った方向に進められず、大事故につながるかもしれません。

車は長く乗っている間にバランスが崩れていくものです。縁石や車止めにぶつけるだけでも、崩れてしまいます。ドライバーが異常を感じられなくても、専門家が点検すれば、実はまっすぐ走れていないことが分かるでしょう。

車がまっすぐ走らないのは、以下の原因が考えられます。

タイヤの空気圧のバラつき

すべてのタイヤで空気圧を揃えても、走っているうちに自然と抜けて、バラバラになってしまいます。空気圧が低下すると、タイヤの道路に接する面が増え、抵抗も大きくなります。そうなると抵抗が大きいほうへハンドルをとられてしまい、まっすぐ走れません。

空気圧の低下はタイヤの摩耗が偏ったり、燃費が悪くなったりする原因にもなります。月に1回くらいはガソリンスタンドなどで調整してもらいましょう。無料か数百円程度です。また摩耗の偏りは、1万キロ走るたびにタイヤの位置をローテンションすると防げます。

ホイールアライメントの狂い

ホイールアライメントとは、ボディに対するホイールの位置や方向、車軸の角度などの調整(Alignment)具合のことです。これらは、ちょっとした衝撃を受けるだけで狂ってしまいます。

ホイールアライメントは、複数個所の角度の組み合わせが適切なときに、本来の走行性能を発揮できます。そのため、調整には専用のテスターが必要です。どこで調整するかにもよりますが、1~3万円ほどかかります。もしサスペンションの故障があれば、調整中に気づくでしょう。その場合は、さらに数万円ほど必要です。

ボディの歪み

最近の車は「モノコック構造」といって、事故の衝撃をボディ全体に分散して安全性を高めるようになっています。一方で簡単に歪みやすいのが欠点です。ボディが歪んでしまうと、どんなにホイールアライメントが正しくても、まっすぐ走れなくなってしまいます。事故歴のある車で不具合が出やすいのは、そのせいです。

ボディの歪みを直すには、車を大がかりな修正機にセットし、メーカーの寸法図に基づいて1ミリ単位で調整しなければいけません。それでも完璧に直すのは難しいものです。費用は数十万円から数百万円かかります。

ブレーキの不具合

車のブレーキは、配管方式によって油圧の伝わり方が異なります。このうちX配管は、前の左タイヤと後ろの右タイヤ、前の右タイヤと後ろの左タイヤへ同時にブレーキが効く方式です。どちらか片方の系統が故障しても、もう片方で確実に止められるようになっています。

それゆえ故障に気づきにくく、走り続けるうちにタイヤの摩耗が偏りだし、まっすぐ走らない原因になります。まっすぐ走らない上にブレーキの効きが悪いときは、こうした不具合を疑ってみましょう。ブレーキオイルの交換やエア抜きだけで済めば、費用は数千円程度です。

ステアリングの位置ずれ

ステアリングの交換が原因になる場合もあります。中心からずれた状態で取り付けると、まっすぐ走るにはステアリングを傾けたままにしなければいけません。中心を確認した上で取り付けし直せば解決しますが、個体差によって、どうしてもずれる場合もあります。そうなるとタイロットという足回りにある部品の調整が必要です。

自分で取り付け、修正できますが、数千円から1万円くらいかけても、業者に依頼したほうが安心でしょう。

他にもパワーステアリングなら、オイルや電気系統の不具合により、まっすぐ走れなくなっている可能性も考えられます。修理代は数万円から10万円くらいです。

レーダーやセンサーの故障

最近の車には運転をアシストするレーダーやセンサーが随所に取り付けられています。その中にはクルーズコントロールやレーンキーピングアシストのように、進行方向をコントロールするものもあります。正しく作動しないと、車がまっすぐに走らないこともあり得るでしょう。電気系統の故障ですから、修理は大がかりになるかもしれません。

まっすぐ走らない車は修理していいの?廃車したほうがいい?

車がまっすぐ走らないのが空気圧の調整やブレーキオイルの交換程度で済むなら、費用は数千円程度なので、すぐにでも改善したほうがいいでしょう。けれどもホイールアライメントの調整やサスペンションの修理には数万円くらいかかりますし、ボディの歪みを解消するとなれば数十万円です。

なので、車を購入してから年数が経っており、買い替えを検討しているなら、修理するよりも新車への買い替えを行った方が長い期間で考えればコスパに優れる選択になるでしょう。

問題は、まっすぐ走らない車は中古車市場では下取りや買取で値がつかず、逆に処分費用を請求される事になります。

この場合は廃車にする事になりますが、単に廃車にするだけではお金がかかりますので、廃車買取に売る事になるでしょう。その中でもカーネクストであれば、まっすぐ走らない車でも0円以上の買取を保証しており、レッカー代や手続きにかかる費用も無料です。

逆に車の状態によっては値がつく可能性も十分にありますので、修理費用が高いと感じたら、ぜひともご検討ください。

まとめ

車は絶妙なバランスによって、まっすぐ走れるようになっています。

けれども長く走っているうちに、タイヤの空気圧がバラついたり、ホイールアライメントが狂ったりして、まっすぐ走れなくなります。

早めに点検や修理をして改善しましょう。高額な費用が発生する場合は、廃車買取業者に依頼すると買値がつく可能性があります。

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