車の修理期間ってどのくらい?修理が長引くなら廃車も考えよう

自動車の困り事

事故などで車に傷やへこみができてしまうことは、誰にでも起こりうることです。そんな傷やへこみは修理して綺麗に直したいですよね。

車の傷やへこみを修理するには、どの程度の期間がいるのでしょうか。また、傷やへこみができた部位や時期によっても、修理期間は変わるのでしょうか。

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車の修理期間はどれくらい?

車を修理しなければならなくなった際、修理に出すまでにどのくらいの期間がかかるのでしょう。

事故などで修理に出す場合は、車を修理に出す前に警察や保険会社の手続きを終えている必要があります。というのも事故になった際には、証拠を残しておくために写真を撮っておく必要があるためです。

また、損害賠償金をいくらにするのかも、撮影した写真を参考に決定します。

そのため、写真を撮影していなければ正確な損害賠償金が出ないばかりか、損害賠償金を支払ってもらえない可能性もあります。

きちんと写真を撮影した後に、車を修理に出しましょう。

担当者の写真撮影待ち

たいていの場合は、自分が加入している保険会社の担当者が車体の状態を撮影します。

保険会社の担当者がすぐに対応できるような人ならば、すぐに撮影に来てくれるかもしれません。しかし、担当者によっては1人で何件もの事故を担当していることもあります。

そのような担当者の場合、車の撮影に来るのに日数がかかる可能性もありますので、車を修理に出せるまで少し時間がかかると考えておきましょう。

見積もり・部品の入荷待ち

写真撮影が終わると車を修理に出すのですが、すぐに修理がはじまるわけではありません。

基本的には先に見積もりを出してもらってから、修理に取り掛かるという流れになります。

車の修理を担当する板金屋などが、車の状態を判断し修理にいくらかかるのか見積もりを出します。見積もりを出す際に、修理を行う際の部品はすべて揃っているのかということも確認を行うのが一般的です。

見積もりを作成すること自体には時間はそこまでかかりませんが、もしも車の部品が揃っていなかった場合は部品を調達する時間も必要です。

保険会社の担当者の写真撮影と車の部品を揃えるのに、どの程度日数が必要なのかという2点によって修理にかかる日数が変わってきます。

車の部位別!修理の期間

車は修理しなければならない部位によって、修理にかかる期間が変わってきます。

車の修理で直すことが多い部位について、どの程度期間がかかるのかみていきましょう。

修理しなければならない箇所で最も多いのが、車のボディです。ボディに傷やへこみができたため、修理するというケースが修理の大半を占めます。そんなボディでも部位によって、修理に必要な期間が変わります。

また、修理する会社や人によっても、修理にかかる期間が変わってきます。これから紹介する期間はあくまで目安と考えておきましょう。

フロントバンパー

フロントバンパーとは、車の前部分の下についている部品のこと。

車が前方から衝突した際には一番初めに衝突する部分であり、前方にあるエンジンなどの大切な部品を守る役割もあります。

そんなフロントバンパーを修理する際は、だいたい2日程度必要です。

もちろん、どの程度の大きさの傷やへこみなのかにもよりますが、平均としては2日間程度必要と考えておきましょう。

リアバンパー

リアバンパーとは、車の後方の下部にある部品のこと。

車の後方に何かが衝突する際、初めに衝突する部分です。リアバンパーが破損する、外れるといった動きをしてくれるおかげで、車体そのものへの影響が少なくなります。

リアバンパーを修理する際は、フロントバンパーを修理するよりも長い期間が必要です。平均して4日間程度、修理にかかると思っておけばいいでしょう。

ドア

ドアは開けた際に不注意で電柱にぶつけてしまう、風が強くて不意にドアが大きく開きぶつかるなど、傷やへこみがつきやすい箇所ではあります。

そんなドアは、板金屋さんで直してもらうと修理期間は5日間程度です。

しかし、傷やへこみがひどく交換しなければならないとなった際は、1週間以上は必要だと考えておきましょう。

クォーターパネル

クォーターパネルとは、サイドパネルやリヤフェンダーとも呼ばれる部位です。

バンパーやドアとは異なり車体の一部であるため、あまりにも傷やへこみがひどい場合でなければ、板金屋に直してもらいます。

クォーターパネルを修理に出す場合は、最低でも5日間はかかると考えておきましょう。

万が一クォーターパネルが交換となると事故車扱いになってしまうため、その場合は慎重に考えてみましょう。

車の修理が長引く原因とは?

「車の修理が長引いて、なかなか自分の車に乗れない…」などという例もあります。

「説明されていた修理期間よりも長い」という事もあるでしょう。

では、なぜ車の修理が長引くのでしょうか。

繁盛期の場合

車のディーラーや板金屋では、車の修理が殺到する時期があります。

それは、ゴールデンウイークやお盆、年末年始が終わった後です。

実家に帰省する、どこかに旅行するなど、いつもより多くの人が車に乗り遠出をします。

すると、事故の件数も必然的に増え長期休暇が終わった後に車の修理が殺到します。

外車や古いといった特殊な車の場合

外車であったり、古い車であったりすると、修理が長引く場合があります。

それは、部品を取り寄せるのに時間がかかるためです。

よく走っている一般的な車ならば、どの工場でも部品は多く置いています。しかし、特殊な車の場合、部品を置いていないことが多いため、修理に時間がかかります。

部品はやはりディーラーの方が多く持っています。

そのため、特殊な車両の場合はディーラーで修理してもらうようにすると、より早く修理が終わるかもしれません。

中古の部品を利用する場合

中古の部品を使う場合は、新品の部品を使うよりは料金が安くなりますが、修理期間は長くなることもあります。

それは、中古部品を取り寄せるのに時間がかかるため。

修理を早く終わらせたい場合は、高くても新品の部品を使うようにするのがおすすめです。

保険で修理を行う場合

保険を利用して修理を行う場合も、修理期間が長くなります。

というのも、保険を利用する場合は、保険会社と工場とでどのような修理を行うかという協定を結ばなければなりません。

協定の期間は3日です。そのため、保険を使わなかった場合と比べると、この3日分だけ修理期間が長くなります。

車の修理期間が待てないなら廃車という手も

車の修理期間が待てないのであれば、思い切って廃車にしてしまうという方法もあります。

修理が終わって車が返ってくるのを待つよりも、廃車にしてしまった方が早い場合もあるためです。

廃車をお願いする際には、そのほとんどが廃車買取業者に依頼する事になります。

その際も対応の早い業者を選ぶ、繁盛期を避けるなどの対策を行っておくと、廃車にかかる期間も短くできます。

査定の際は、早ければその日のうちに結果がわかることも多いです。

自分でどのくらいの金額ならば廃車にするなどと決めておくと、決断も素早くできるでしょう。

また、その場から動くことができないほどの傷を負ってしまった場合も、出張査定をしてくれる業者もあります。便利なサービスを使ってみるのも1つの方法です。

業者ならば、廃車手続きなどもすべて行ってくれます。しかし、任意保険だけは自分で解約する必要があるので忘れずに手続きをしていきましょう。

まとめ

車の修理には、予想以上の期間がかかることがわかりました。事故のために修理を行う場合は、保険担当者の写真が終わった後でなければ修理に出せない、部位によっても時期によっても修理期間は変わってくるとなると、なかなか車に乗れず待ち遠しくなることもあるでしょう。

そのような場合には、思い切って廃車にする方が期間を短くできます。よく考えて、どうした方が自分のためにいいのか考えていきましょう。

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