もし試乗車で事故にあったらどうなる?

自動車の困り事

車を購入する際には、乗り心地などを確認するために試乗をするでしょう。

この際に気になるのが、試乗中の事故です。ここでは、試乗車をぶつけてしまったり、試乗中に人に怪我をさせてしまったりした場合の扱いと、対策について解説していきます。

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試乗車であっても事故を起こせば運転者の責任

車は車種が違えば乗り心地も違います。特に大きな車と小さな車では、運転しているときの感覚にかなり差があるでしょう。

運転し慣れている車なら、死角などもある程度把握しているので、狭い場所でもスムーズに通過できますが、初めて運転する車だとそうはいきません。通れるかどうか、ゆっくりと確認しながら、運転することになります。何度か運転してみると、自分に合う車かどうかも分かるでしょう。

車を買い替える際には試乗をして、乗り心地などを確認できます。

試乗は助手席にスタッフが同乗した状態で行うので、こすりそうなときやぶつかりそうなときには、声をかけてくれるので安心して運転できるでしょう。通る道路なども、初めてその車種の車を運転する人でも、運転しやすい場所を選んでくれます。

しかし、試乗中に事故を起こしてしまうこともあるかもしれません。隣にスタッフがいても、運転者が運転操作を誤る可能性は十分にあるでしょう。試乗車は運転し慣れていない車だということもあり、実際に試乗中の事故はよく起こっています。普段運転している車と加速のしやすさなども異なるため、ついぶつけてしまう人も多いです。

試乗中の事故は、助手席に同乗しているスタッフにも責任があるのではないかと思ってしまう人も多いでしょう。

しかし、試乗中であっても、運転者が事故の責任を負います。刑事責任においても、民事責任においても、自分の車で事故を起こした場合と、基本的に扱いに差はありません。

もし、スタッフが注意をそらしたことが原因で事故が起こったような場合には、スタッフにもある程度の責任は及ぶでしょう。しかし、実際にスタッフに事故の責任が及ぶのは稀なケースです。

試乗中に交通違反をして検挙された場合の扱いも、自分の車で違反した場合と変わりません。運転者に反則金が課せられたり、違反点数が加算されたりします。

試乗車でぶつけたりこすったりした場合には、試乗車の修理も必要になります。

この際にも、基本的に運転者の責任であるため、ディーラーは修理代を請求することが可能です。ただし、実際に修理代を請求されるのは、スタッフの指示を無視して無謀な運転をした場合などに限られます。

ディーラーから見て、試乗をする人というのは、大切なお客様です。スタッフの指示通りに運転していて、軽くぶつけたりこすったりした程度なら、修理代を請求されることはほぼないでしょう。

試乗車が保険に加入しているかどうかが大事

自分の車で交通事故を起こしてしまったときには、自動車保険を使えるでしょう。

相手が怪我をしてしまっても、示談交渉もスムーズにいきます。試乗をする際には、試乗車は自動車保険に入っているのかどうか気になるでしょう。自動車保険に加入しているのであれば、万が一交通事故を起こしても補償を受けられます。相手に怪我をさせてしまった場合でも、比較的スムーズに示談交渉が進むでしょう。

一方で自動車保険未加入だった場合には、自賠責保険しかおりません。

物損のみの事故や自分だけ怪我をした場合であれば、全く保険がおりないということになります。相手に怪我をさせてしまった場合の補償も不十分でしょう。

示談交渉も難航することが多いです。加害者になってしまった場合には、刑事罰の方にも影響が出てくるかもしれません。

死亡事故など大きな事故を起こしてしまったのであれば、保険に入っているかどうかで、事故後の状況に雲泥の差が出ることもあります。試乗車が自動車保険に加入しているかどうかは、かなり大事です。

新車を販売しているディーラーであれば、ほとんどのところで、自動車保険に加入していると考えていいでしょう。

ディーラーで試乗車として使用する車は、あらかじめ決まっていて、そう多い台数ではありません。保険料の負担もそれほど大きくないため、万が一の事故のことを考えて、自動車保険に加入しています。

ただ、実際に試乗をするときには、念のためスタッフに保険の加入状況を確認しておくのが望ましいです。ディーラーでも必ず保険に入っているとは限りません。

一方で、中古車販売店の場合には、自動車保険に加入していないところが多いです。整備していない車や車検なしの車など、試乗できないケースもあります。

中古車販売店では基本的に、試乗用の車というのはありません。中古車は同じ車種や年式でも、状態が千差万別であるため、試乗用の車があってもあまり意味がないでしょう。そのため、中古車を試乗する場合には、現物を使用し、保険の加入も難しいのが現状です。

他車運転特約があれば試乗中の事故にも備えられる

試乗中の事故は運転者の責任になるということで、試乗しないで購入を決めようと思っている人もいるかもしれません。

保険に入っていない車だと、事故を起こしてしまったときのことを考えると、尻込みしてしまう人もいるでしょう。ぶつけたり、こすったりする程度では済まず、相手に怪我をさせてしまう可能性もあります。

しかし、車を購入するにあたって、試乗で得られる情報はかなり役に立つものです。説明を聞いただけでは、いまいちピンとこないことでも、実際に乗って運転してみることで、分かることも多いでしょう。

乗り心地がイメージしていたのとはだいぶ違っていたということもよくあります。もし、試乗せずに購入を決めて、乗り心地がイメージと大きくかけ離れていたのであればがっかりした気分になってしまうでしょう。

特に中古車は、実際に乗ってみないことには、お得なのか割高なのか判断するのが難しいです。車は中古であっても、決して安い買い物ではありません。試乗できるなら、試乗してから購入を決めるのが望ましいです。

もし、試乗中の事故が不安なのであれば、スタッフに運転してもらい、自分は助手席に座って同乗するという方法もあります。これだけでも、乗り心地がある程度分かるでしょう。運転したときの感覚は分かりませんが、説明だけ聞くよりも得られる情報はかなり多いです。

また、自分が加入している自動車保険に他車運転特約が付いているケースもあります。その場合には、試乗車が自動車保険に加入していなくても、試乗中に交通事故を起こしてしまった場合に、自分の自動車保険で補償を受けられます。

そのため、自分が加入している自動車保険の補償内容を確認してみるといいでしょう。他車運転特約が付いているのであれば、安心して試乗できます。

自分が加入している自動車保険で他車運転特約が付いていなくても、家族が加入している自動車保険で付いていることもあるでしょう。他車運転特約は、家族も対象になる場合があります。念のため確認してみることをおすすめします。

この際に、対象となる家族の範囲もしっかり見ておくことが大事です。同居の家族のみの場合や兄弟姉妹は、対象外になっていることもあります。また、補償内容も契約者本人に限定されていることがあるため注意が必要です。それでも、まるっきり保険がないのと比べれば、かなり安心できるでしょう。

まとめ

試乗は車を購入するときに多くの人が行っていて、購入を決定するのにかなり役立ちます。ただ、運転し慣れていない車であるため、事故を起こしてしまうリスクも高いです。
保険のことや事故に遭ったときの扱いなどに関しては、事前に確認した上で試乗するようにしましょう。

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