車の下取りと買取を比較!違いやレアケースも紹介

自動車の困り事

テレビのCMや、車のディーラー、中古車販売店などに行くと「下取りセール」「下取りキャンペーン」などの文言を目や耳にする機会も多いでしょう。

なんとなく日常用語に取り入れて使っているこの「下取り」という言葉ですが、実は正しく理解できていないというケースもあるかもしれません。

本来、「下取り」とはどういう意味で、どういった場合に使える仕組みであるのかをこの記事で解説していきます。車の下取りを検討されている方は、参考にしてみてくださいね。

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車の下取と買取の違いとは

車は何年も使うものですから、買い換えるというのはそう簡単なことではありませんが、それでも数年に1度は買い替えの時期が訪れるものです。

そうした車の買い替えを検討したときに、ひとつ浮かんでくるワードがあります。

それが、車の「下取り」です。車の購入や買い替えに関わった方やディーラーに赴いたことのある方であれば、このワードを耳にしたことはあるでしょう。

なんとなく日常用語に溶け込んでいて、「古い車を買い取ってくれるということでしょ?」という程度に認識している場合が多くありますが、実はこれも完全に正しいとは言い切れません。

混合しそうな単語である「買取り」という単語との違いがそこにあります。

下取りと買取の意味合いの差

車の「買取り」と言った場合には、単純に今持っている車を買い取ってもらうことを指します。

この場合、単純にその人は今ある車をただ手放すということになります。

その一方で「下取り」は、次に乗る車を買うお店で、新しい車と引き換えとして今の車を売却することを指します。つまり下取りは、下取りをしてもらうお店での買い替えが前提となっているわけです。

ケースバイケースですが、下取りで査定された金額は、そのまま新しい車の購入代金の一部に充当されるのが普通です。これが買い取りの場合だと、単純に売った人は買取り代金を受け取って取引終了となるのです。

車を乗り換える、買い換えるという場合には、どちらの方法もとることができます。

ただし、下取りの場合には新しい車を購入するお店で下取りしてもらう必要があるため、売却先を選ぶことはできません。

よく目にする「一括査定」は買取りの場合を指すため、買取りを利用する場合には一括査定を利用してその金額を新しい車の購入のための頭金などに利用することもできるでしょう。

結局どっちがいいの?車の下取と買取を徹底比較

ざっくりと車の下取りと買取りについて違いを解説してきましたが、これだけではどちらを選ぶのがよい選択肢かということに迷ってしまうでしょう。

そこで、より具体的に車の「下取り」と「買取り」のメリット・デメリットを比較していきましょう。

下取りのメリット

まず下取りのメリットを見てみます。

下取りの場合には、新しく購入する車が値引きできないという場合に重宝します。値引きの代わりに、古い車の売却金額で補てんしてくれるというわけです。

また、下取りの場合には中古車買取り業者などでもなかなか値段のつかない、廃車にするしかないと言われるような車であっても下取りをしてもらえる場合がありますので、これもメリットといえるでしょう。

他には、先程「一括査定」という言葉を使いましたが、下取りの場合には新しい車を買うお店との1対1の交渉になるため、書類の提出など手続面での手軽さもメリットといえます。

下取りのデメリット

一方で下取りにはデメリットもあります。

まず下取りは、買取りと異なり「車の人気度」「市場での需要」などはあまり考慮してくれない査定となる場合が多いということが挙げられます。

また、販売業者によっては、「値引き」と「下取り」を分けずに、下取りによって査定された金額がそのまま値引き額に充てられてしまうというケースもあるので、このあたりは実際に売却・購入する前にしっかりと確認しておくことが求められるでしょう。

買取のメリット

次に買取りのメリットを見てみましょう。

まず最大のメリットは、価格比較ができるところです。先程も述べましたが、買取りにおいては、一括査定のシステムなどがあるため、査定額に納得できる業者に売却することができます。

また、これと関連して、買取りを行ってくれるお店によっては、車の市場価値や人気度、そして人気の装備などの需要を考慮して査定価格に反映してくれるところもあります。

次の車を購入する必要がない場合には、かなりのメリットといえるでしょう。

買取のデメリット

一方で、買取りにもデメリットがあります。

やはり買取りでは人気車種に高値がつくのは当然ですが、逆にあまり人気のない車種ですと買取り価格はどうしても上がりにくくなります。この点はデメリットといえます。

また、買取り後に車の買い替えを予定している場合であっても、買取りが決まったら引き渡す必要があるため、次の車を購入するまで車が使えないということは知っておく必要があるでしょう。

え!?下取も買取もしてくれないケースがある?

このように、車を購入する際の古い車の扱いとして、下取りと買取りという2種類の方法があるのですが、その両方とも利用できないというケースがあります。

「買い取り拒否」というワードを耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

このような「買い取り拒否」となってしまったようなケースですと、廃車手続きとなり、別途廃車のための費用を請求されてしまうことがあります。

「買い取り拒否」の事例

具体的にどのような車が買い取り拒否、廃車扱いとなってしまうかというと、わかりやすい例としては事故車や犯罪に使われた車などが代表的なケースです。後者はともかく、前者は比較的身近なケースであるだけに、知っておいたほうがよい知識といえるでしょう。

このようなケースの場合には、買取り業者やディーラーに廃車を頼むよりも、別途廃車買い取り専門の業者に依頼したほうがよいでしょう。

廃車というと通常、費用を請求されるケースが多いですが、廃車買取り業者に依頼した場合には、廃車買取り業者の独自の買い取り基準で査定されるため、価格をつけてもらえる場合があることがその理由です。

焦ってコストが大きくならない様に

手続きの煩雑さから、情報収集よりも先に新車をとにかく早く欲しい、という思いで下取りを頼んだり、廃車をそのまま買取り業者に頼んでしまったりといったケースは決して珍しくありません。

しかし、ひとつひとつの選択肢をじっくりと検討していくと、より「おトク」に車の買い替えができるケースが多くあるのです。

特に今回の様な「買い取り拒否」の場合は、反対に出費が発生する案件となりますので、そう言った場合は廃車買取などで少額でもプラスに転じる方法を模索するべきでしょう。

まとめ

車を買い替える、というと無条件に「下取りかな」と考えてしまうものですし、「下取りができなかったら廃車かな」と、特に疑問も持たずに受け入れてしまうことが普通でしょう。

しかしながら、下取りと買い取りにはそれぞれメリット・デメリットがあります。

場合によっては、下取りよりも買い取りのほうが高値がつくようなことも珍しくありません。人気の車種に乗っていたというようなケースではなおさらです。

下取りをした場合の価格、そして買い取りをした場合の価格とよく比較して、購入する際に実際にはどちらがお得か、手続きや書類の「楽さ」「手軽さ」だけではなく、価格面もしっかりと考慮したいところです。

もし下取りでも買取りでも値段がつかなかった場合は、廃車買取専門のカーネクストで査定をお試しください!多走行車や事故車、旧式車でも0円以上で買取りを行っています。

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