車検切れの車は買取可能?売る方法と注意点・必要書類について解説!

車の売却・買い替え

車検切れの車・車検ギリギリの車の乗り換えや売却を考えているとき、「車検切れによる査定額への影響は?」「売却時の注意点は?」などいろいろな疑問が浮かぶと思います。

この記事では、車検が切れた車・車検満了日が近づいている車の売却を検討しているときに知っておきたいポイントを解説します。

まとめ
車検切れの車を売るときは……
・車検切れでも査定額に影響はないため、わざわざ車検に通さない
 ※次の車検まで4カ月以上残っている車は査定額が上がるが、車検切れの車を車検に通す費用の方が高くつくことがほとんど
車検切れの車は公道を走れない
 →出張査定や電話・ネットでの査定、車の引取サービスを行っている買取業者を利用する

・必要書類の中で発行が必要なのは普通車を売る場合の「印鑑登録証明書」のみ。(役所で発行して3か月以内)
 ※他は基本的に手元にあるものだが、万が一ない場合は再発行などの準備の必要があるため、早めに確認しておく

高く売るには?
・車の年式・走行距離・状態に合った買取業者を選ぶ
 →中古車店?廃車買取業者?
・早めに売る!
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車検切れの車も買取可能!

車検切れの車も買取は可能です。なぜなら、車の買取において最も重要なのは車本体の価値だからです。車検が切れているかどうかは車本体の価値には影響を及ぼしません。

中古車店からすれば、車検ギリギリの車も車検が切れている車も大差はありません。買い取ってから整備を行って店頭に並ぶまでにどちらも車検が切れた状態になってしまうでしょう。査定では車検の残り月が3ヶ月よりも多いと加点されることはありますが、車検切れによる減点はありません。

しかし、車検切れの車は公道を走ることが出来ないため、店頭に持ち込むことが出来ません。車検切れの車の売却をするときには、そのことを念頭に置いておきましょう。

車検切れの車を買取してもらう方法

車検切れの車は公道を走れません。そのため、車検切れの車を売却する際には、車を引き取りに来てくれる業者に買取を依頼するか、車を移動させる手段を用意する必要があります。

車の引取サービスのある買取業者を利用する

車の買取の一般的な流れは、

  1. 申し込んで査定を行う
  2. 査定額に納得したら契約する
  3. 必要書類を用意する
  4. 車と書類を引き渡す
  5. 代金を受け取る

といった流れになっています。車検切れの車を売るときには、

  • 出張査定を行っている、あるいは電話やネットだけで査定が完結する
  • 車を保管場所まで引取に来てくれる

という2点で買取業者を選べば、車の輸送に頭を悩ませる必要がありません。業者を選ぶときは、査定と引取にかかる費用も確認しましょう。

仮ナンバーや積載車を用意して持ち込む

車検切れの車を売る際は、車の輸送を行ってくれる業者に頼むのが最も手間と費用がかからないためおすすめです。しかし、どうしても自分で車を輸送したいときは、仮ナンバーを発行するか積載車を用意しましょう。

仮ナンバーを発行すれば、車検切れの車も一時的に公道を走ることが出来ます。

仮ナンバーは、市役所や区役所の窓口で発行します。申請時は以下の書類が必要です。

  • 車検証
  • 自賠責保険証(加入必須)
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 手数料(750円)

また、仮ナンバーで運行するルートも提出する必要があります。仮ナンバーの期間は最低限しか許可されないため、車を運ぶ当日か前日に申し込みましょう。使用後は5日以内に返却する必要があります。

車検の有効期間と自賠責保険の有効期間はほぼ同じです。仮ナンバーの申請前には自賠責保険が切れていないかを確認しましょう。

自賠責保険が切れていた場合
自賠責保険は必須です。保険会社の窓口か代理店で手続きを行うことで即日加入できます。仮ナンバーのためだけに加入する場合は、1ヶ月分の保険料として約6,000円を支払うことになります。

このように、仮ナンバーは発行に手間がかかります。また、積載車を手配するという手段もありますが費用が高額になるためあまり現実的ではありません。

車検切れの車買取のおすすめは?

車検切れの車を売る方法は、ディーラーでの下取り、中古車店での買取、廃車業者での買取、個人間売買などがあります。一口に車検切れの車と言っても、車の種類や年式、状態などで査定額は大きく変わります。また、車の状態によって最もお得な売却先は変わってくるため、業者による違いを理解して自分の車に合った売却先を選ぶことをお勧めします。

ディーラーの下取りに出す

車を乗り換える際は、ディーラーに下取りに出す場合も多いと思います。一般的に乗り換えの際は、ディーラーの下取りが最も手間のかからない方法であると言えます。手続きも一店舗で完結する上、自分の車を運転して店舗に持ち込み、帰りは新車に乗って帰ることができるので車を引き渡す時期の調整も楽だからです。

しかし、ディーラーへの下取りの際は一般的に店舗への持ち込みが想定されているため、公道を走れない車検切れの車を下取りに出すときは余計な手間がかかる恐れがあります。

また、ディーラーでの下取りは買取業者での買取よりも値段は高くならないことが多いです。自社で車を収益化する販路をもっている車買取業者とは異なり、ディーラーの下取りはあくまで仲介という立ち位置なので、中間マージンが発生しているからです。高価買取を期待するならば、車買取業者を利用したほうがよいでしょう。

中古車店での買取

車検切れの車でも、新しい車やキズや汚れのない車など中古車としての活躍が見込めそうな場合は中古車店で査定してみましょう。

中古車店は査定を行って提示された査定額に納得したら車の売買の契約を結ぶという流れで車を買い取ります。車の査定は店舗に持ち込む必要がある場合もありますが、車検切れの車を持ち込むことは難しいです。そのため、出張査定や買取の際の車引取のサービスを行っている中古車店に依頼するとよいでしょう。

出張査定を行うときの注意点は2つです。

1つ目は、査定を行う十分なスペースを確保することです。出張査定は車の保管場所で査定を行うことが出来る便利なサービスですが、その場で車の外装やエンジンなどの状態を確認する必要があります。そのため、車の保管場所に十分なスペースがない場合は一時的にスペースを借りるなどの対応が必要になります。車検切れの車の場合は移動が難しいため、注意が必要です。

2つ目は、出張査定が無料かどうかを確かめることです。出張査定は無料で行っている業者もありますが、余計なトラブルを避けるためにも依頼前に必ず確認しておきましょう。

廃車業者での買取

古い車や長期間放置されていた車、中古車店であまりいい値段が付かなかった車は廃車買取業者で査定を行ってみましょう。

中古車店では査定額がつかない車も、廃車買取業者はパーツの販路を持っているためよりよい査定額がつく可能性があります。また、中古車店で引取に費用が掛かる場合でも廃車買取業者なら買い取ってくれる可能性や、無料で引き取ってくれる場合があります。その場合は、引き取り費用や廃車手続きの代行費用が掛かるかどうかを確認しましょう。

車の個人間売買

個人間売買のメリットは、次のユーザーの手に車が渡るまでの中間費用が掛からないため、売る側も買う側もお得になる可能性があることです。

デメリットは、書類の用意や各所への申請手続きをすべて自分で行う必要があり手間がかかることです。また、大きなリスクとして、取引や車の不具合について齟齬があった場合は個人間のトラブルに発展する恐れがあります。

車検切れの車を売るときの必要書類

車を売るときには書類が必要です。車検切れの車を売るときの必要書類を普通自動車の場合と軽自動車の場合、それぞれ説明します。

車検切れの普通自動車を売るときの書類

車検証、自賠責保険証、リサイクル券、自動車納税証明書、などは車内や自宅で保管している書類です。委任状や譲渡証明書は、業者に売却する場合は自分で用意する必要はありません。そのため、実際に準備が必要なのは、印鑑登録証明書だけです。印鑑登録証明書は、役所で発行して3ヶ月以内のものを使用しましょう。

また、手元にあるはずの書類がない場合は再発行の手続きをする必要があります。詳しくはそれぞれの書類の説明ページで説明しています。

車検切れの軽自動車を売るときの書類

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 自動車納税証明書
  • 実印(認印)

軽自動車の場合は普通自動車よりも少ない書類で車を売却することができます。

車検切れの車を売るときの注意点

車検切れの車も買取が可能です。しかし、普通に自動車を売るときとは少し状況が異なります。

車検切れの車を売るときならではの注意点を2点ご紹介します。

車検切れの車を売る前にわざわざ車検に通さない

車検が切れているかどうかは査定額には影響がありません。車自体の価値は変わらないからです。

一方で、次の車検まで4カ月以上ある場合は査定額が上がるという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
それならば、車検に通した方がいいのでは?と思うかもしれませんが、車検切れの車をわざわざ車検に通すと査定額が上がってもトータルでは損をしてしまうことがほとんどです。車検を受けた時の査定額の上り幅が最大約8万円なのに対して、車検の費用が約10万円ほどかかるからです。

車検の残り日数による査定額への影響を詳しく説明します。日本自動車検査協会によると、車検有効期間は4カ月以上、自賠責保険は3カ月以上の未経過分は査定で加点されます。多くの場合車検のタイミングで自賠責保険も更新しているため、次の車検までの期間が両方の有効期間と考えてよいでしょう。この加点は実際どれくらい査定額に影響するのでしょうか。

結論としては、車検を受けたことで上がる査定額は最大で約8万円です。車検を受けた直後に車を売却したケースを考えると、残り日数は24ヶ月です。車検の残り日数による加点は約70点、自賠責保険の残り日数による加点は約10点なので、合わせて約80点の加点となります。1点当たり査定額が1,000円上がるため、約8万円ほど査定額が上がる見込みです。

一方で、車検の費用の目安は大体10万円くらいです。内訳としては、3つの費用に分けられます。法律で定められた費用(重量税、自賠責保険料、法廷手数料)、各車検業者が料金を設定している車検料、必要に応じて追加される整備費用です。法律で定められている費用が約5万円、車検料が3~10万円程度ですが、ここに整備費用が上乗せされることになります。また、車は古くなるほど劣化するため整備費用が高くなる傾向があります。

結果として、車検を受けたことによって上がる査定額である約8万円を、車検を受けるための費用である約10万円が上回ってしまいます。そのため車検をわざわざ受けずにそのまま売却したほうが得になります。

車検切れの車は持ち込みで売ることが出来ない

車検切れの車の所持や私有地での運転は問題はありませんが、公道での運転はしてはいけません。

車検切れの車で公道を走った場合は、行政処分と刑事処分が下されます。また、車検切れの車は自賠責保険も切れていることがほとんどです。その場合はさらに処分が重くなるうえ、万が一事故を起こした際に保険を使うことができないためリスクが大きくなってしまいます。両方切れている車を公道で運転した場合、90日間の免許停止処分と1年6か月以下の懲役または80万円以下の罰金が科されます。なお、処分を受けると前歴がついてしまうため今後の違反に対する処罰も厳しくなってしまいます。

車検切れの車を高く売るコツは?

車を売るときには、少しでも高く売りたいと思いますよね。車検切れの車を高額で売るコツを3つご紹介します。

車検切れの車は早めに売る

車検切れの車を売る場合、早めに売った方が得をします。理由は2つあります。

  • 車検が切れていても税金はかかり続ける
  • 部品は経年劣化していくため、車の価値は下がる一方

車検が切れていようとも、車の税金はかかり続けます。もし車検切れの車の税金を止めたい場合は、運輸局で手続きを行うことで一時的に止めることが出来ます。

車に合った売却先で売る

車検切れの車でも車によって状態は様々です。自分の車の状態に合わせた売却先を選びましょう。売られた車の活用方法は中古車として再利用される場合と、廃車となってパーツが再利用される場合に大別されます。

中古車の査定で大きく影響するのは以下の3つです

  • 車の種類・年式・走行距離
  • ボディ・エンジン・内装などの車の状態
  • 修復歴の有無

年式とは車の購入から経過した年数のことで、目安としては5年で5割、10年で10割(査定額0円)くらい車の価値は落ちると言われています。あくまで目安なので、他の項目によって大きく左右されることを留意しておきましょう。

中古車店であまり良い査定額が付かない場合や期待できない場合は廃車買取業者に買取を依頼しましょう。

廃車買取業者はパーツの販路や海外への輸出販路をもっているため、中古車店ではあまり査定額がつかなかった車も思いのほか高額で買い取ってくれることがあります。また、査定額が付かないような車でもカーネクストでは引き取りと廃車手続きをすべて無料で代行することが出来ます。どんな車でも費用が掛かることは絶対にありません。

車を掃除してから売る

車検切れの車の場合、放置してしまって車の外装が汚れてしまっていたり、車内に臭いがこもってしまっていたりするケースもあるでしょう。車の状態は査定額に影響します。あまり大きな差は出ないかもしれませんが、少しでも高く売りたい場合は車を掃除しておいた方が査定の際に高い値段が付きやすくなるでしょう。

まとめ

車検切れの車は、必要ない場合は早めに売却してしまうことをお勧めします。また、乗り換えを検討している場合も再び車検を受ける費用と車の査定額、新車を購入する費用などを総合的に考えて車を売るかどうかを判断しましょう。

車の売却先に迷ったらカーネクストにお任せください。カーネクストは豊富な車の販路を持っているためどんな車でも0円以上で買い取ることが出来ます。もちろん、引き取りと廃車手続きはすべて無料で代行いたします。査定額が付かなかった車、引き取りに費用が掛かると思われる車でも、費用が掛かることは一切ございません。
査定は電話一本で手軽にできるため、まずはお気軽にお問い合わせください。

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